CATCH&RELEASE
これまで行ったことのあるキャッチ&リリースの河川のご紹介

 FISHING AREA
これまで行ったことのある管理釣り場のご紹介

 INFOMATION 
ライブカメラや川の水位、放射能や漁協のリアルな活動などの情報を!

 茨城県花園川
◇2002/9/29(日) ◇曇/晴 ◇21℃ 
◇ヤマメ ◇総数8尾 ◇最大21cm

 前日28日(土)は雨の為、花園川・大北川・四時川(福島県)と回っては見たが濁流の渦と流れで釣は断念。湯遊ランドはなわ(福島県東白川郡0247-43-3000)で一休み。
 一夜明けて自分の9月最終の休み、9月29日(日)、とにかく良いFFがしたい。川の様子も結構いいようだ。

始めに釣りあがった場所では魚の反応はあるものの、フッキングまでには至らない。昨日までの濁流の影響があるのだろうか?それでも堰堤下で#16パラシュートでさびの入った妙にスレンダーで、尻尾が尖ったヤマメが釣れた。睡眠時間が少なかったせいか、足取りが重い。それでも「最後」と思いながら透明な強い流れとゴロゴロの石の間を釣り上がった。まだ晴れ間の真下では汗ばむ陽気、木陰に風が抜ければ、チョッと涼しい。そんな中、自分自身にも何の基準もない『最後の一尾』を釣り上げる為 上流を目指した。

 流れのゆるい場所では、20cmを越すウグイも「チュポ」とか言って、フライをくわえたし、ヤマメの幼魚も明らかに自分自身にとって大きすぎるフライに果敢にも飛びかかった。結局、これが今シーズン最後のヤマメなのかは、カメラに収めた最後のヤマメの姿を見る事により確認は出来たが、今年も何となく終わった。ただ、今年も楽しかった。

 福島県桧枝岐川
◇2002/9/18(水) ◇晴/曇 ◇15℃ 
◇イワナ ◇総数12尾 ◇最大26cm

 
水無川から夕方 約60km移動し、小豆温泉(0241-73-3112)で一日の疲れを癒した。桧枝岐川の途中 赤岩橋から鱒滝を「高畑フィッシングパーク」と称し、週に一度岩魚が放流されている。入漁料も3000円とチョッと高いが、魚影の濃さと言う点では申し分ないし、漁協の方たちを含め、いかに釣り人に楽しんでもらうか、よく考えられていると思う。最近禁止であったルアーが一部区間でOKとなったようだ。景観は申し分なく、川から切り立った山が天まで高くせり上がり、その全てが緑の木々に覆われ、葉っぱ一枚一枚が風に揺れているのがよく解る。それを川から山のてっぺんまで見上げていると非常に心が安らいでくる。

 まずは#3ロッドでドライフライの釣?と思い川まで下りたが、全く反応無。車まで#4ロッドを取りに行き、ウェットへの変更を余儀なくされた。それでも底にへばりついたイワナは、底を流れてくる物を上手に食べることだけで、なかなかウェットフライにも反応しずらい活性の低さであった。それでも水深の比較的浅い淵の流れ出し付近で、スイングした#10のマーチブラウンに反応した。特に流れ出しの向こう側の流れではひれピンのイワナがドロッパーのイエローパートリッジを横からひったくり、流れの強さと重なって引きを心から楽しんでしまった。

 サイトフィッシングが可能な場所があり、そのフライの流れ方とイワナの反応をよく観察する事が出来た。やはり固体の活性の高さがいろいろあり、中には浅瀬で水面を流れてくる虫にライズする魚もいることはいるが、ほとんどは流れの底にへばり付くような形で定位している。一言で言えばフライがその水深まで届く事が条件で、それが魚の目の前に流れればほとんどが反応する。多少活性の高いものは、魚の上でスイングするような動きのフライに飛びつく事もあるがそれは今日はまれであり、2度と同じような反応はしない。そうなると、3mにもなる大淵をひかえるこの地では、私の持つフローティングライン、普通のリーダーでは釣にならない事が判明した。つまり今後はシンクティップラインとかシンキングリーダーとか必要に迫られた状況になり、ウェット専用ロッドの購入も視野に入れた計画が必要となった。

 夕方17:00頃、コカゲロウの空での舞が披露され、観客が私一人なのは申し訳ないようにも思えたが、これからやっとドライでの釣が可能になることを予感させてくれた。何処にこんなに魚がいたんだろうと思えるほど、いろいろな場所でライズがあった。#18のCDCダンで流すとほとんどの魚が釣れたが、黒い石の後ろで勢い良くライズする魚は、コカゲロウのイマージャー、ダンと全く反応しない。早くからライズを確認していた事から、コカゲロウの羽化以前から流れていたミッジと考え、#28グリフィスナットに変更、一発でそのイワナはフライにヒットした。ライズへの釣は比較的簡単なのだが、目の前が切り立つ山、後ろは3m程の岩盤の為、かなり冷たい流れの中、腰までのウエーディングを余儀なくされ一尾釣る毎に、浅瀬まで這い上がった。18:00ライズもほとんどが消たこともあり、鼻水をぬぐいながら車に戻った。「家に帰る」にナビをセットすると178km到着予定時間22:42となっていた、外気温は11℃寒〜い。

 福島県水無川(C&R)
◇2002/9/17(火) ◇雨/曇 ◇17℃ 
◇ヤマメ ◇総数2尾 ◇最大12cm

 そろそろ禁漁間近、久しぶりに「福島」を目指した。ここ水無川は最近C&R、しかもフライフィッシングのみという、まことにありがたいというか贅沢すぎる設定になっている。両側が護岸され、一定の区間堰堤で区切られているが、堰堤の上と下では両側に階段があり、非常に釣行は楽だ。区間は栗生沢大橋から株木橋の3.5km程度なのだが、私は栗生沢橋付近から入り上流を目指し1.5km程釣りあがったが、あまり結果は良くなかった。魚が行き来できない堰堤から堰堤までの釣りは、その中の魚の量によって左右されるのであろうか。最近の雨のせいか、水量も多く水質も非常がよく、近い場所であれば、今後も足を運びたい場所ではある。

 栃木県男鹿川・内川
2002/9/14・15土日 ◇曇時々雨 ◇21℃ 
◇イワナ・ヤマメ ◇総数7尾 ◇最大20cm

 「連休C&Rはしごツアー」という事で、14日は秋雨前線が停滞する中、男鹿川に出発(「出発」などと言うと計画的に早出かなと思いきや、男鹿川到着時間14:00)。秋雨算戦が停滞する中 濁りがきつい事もあって、上流部からウェットで釣下ってきたのだが、釣果がまったくない。消防署裏の手前付近の流れの肩で小さなイワナをやっと釣ることが出来、新男鹿橋の下へ移動。そこはつい最近放流されたようで、イワナが群をなしてクルージングしていた。その周りをフライマンが取り囲み、フライを投げ入れている光景は多少情けなくもあり、自分もその中の構成員である事は間違いのないことだった。挙句の果てにカメラのバッテリーが切れた。

 真っ暗になった男鹿川をあがったのは18:00、次に向かう「日光湯川」を目指す為、ナビをセットしてみる。いろは坂の道路の決壊は崩落当日のニュースにより把握はしていたが、夜間に第一いろは坂を抜けていれば、その渋滞は避けられると思っていた。日光市を抜けいろは坂に差し掛かると「通行止め」の看板と車の長い列、おそらくこの後通行は可能であったのであろうが、帰りのことを考えると非常に不安になった。そのまま長い列から脱落するように、Uターンした。いろいろ検討した結果、那須方面に移動した。ここで「連休C&Rはしご

 箒川のほとりに着いたのは22:00、フラットにしたシートに横になり、岩井渓一郎のビデオを見ていると 眠くなりそのまま眠りについた。15日朝5:30、その駐車場に隣接する屋根付き、椅子付きでバーベキューをするらしき先陣の2名が、ガスボンベやらを運ぶことで目覚めた。余談ではあるが入社して以来、日曜日に休日を取ることがなかったので、世の中が、あるいは休日のアウトドアフィールドがどのような状態であるのか分からなかった。公園や芝の広がる公共の駐車場では、テントが立ち並び、ひしめく合う小さな場所でのバーベキューの宴が始まっていく。こんな場所で、こんな事をやって楽しいのか?と思う事と同時に 何処へ言ってもこんな感じなのであろうとも思い始めた。

 水量が多い箒川を後に、近くの内川に移動した。FMラジオから気象状況が流れてきた。日光の明け方の気温は10℃だそうだ。

 茨城県花園川
◇2002/9/10(火) ◇晴 ◇28℃ 
◇ヤマメ ◇総数6尾 ◇最大22cm

 私はいつも釣に行く場合、その日の朝になっても場所を考えていない。車が走り出しても何処へ行くか決まっていないことが多い。その前に 釣に行く行かないすら 考えていない事が多いのでしょうがないか。

 今日はこれまでほとんど行ったことがない、常磐自動車道北茨城ICから20分ほどで着く「茨城県花園川(大北川水系)」行くことにした。水沼ダムに注ぐ直前の区間は、平瀬やトロ場が多く、FFに最適な釣り場で、そこから上流は山岳渓流と結構変化にとんでいる。ここは特設漁場として毎月のように放流があるようで、釣券の販売場所のおばちゃんは「9/7に放流があった」と話してくれた。釣券も1700円と結構なお値段で、現場だと200円増しとそこら中に立っている看板に書いてあった。

 12:00頃の遅い到着から 日光の影響を受けづらい樹木の茂った花園橋上流から 釣を始めた。まあまあの川幅と水量から釣れるべくポイントは数多くあるように見えたが、1尾のヒットもなかった。今年はC&Rの釣り場へ多く行ったこともあり、最近「魚がいない」という事を感じずに釣をやってこれた。しかし、これが日本の渓流の現状なのかとまた考えさせられた。

 気分一新、日も落ちてくる15:00 場所を水沼橋へ移動した。近くの自動販売機でコーラを買おうとしたら、コインの投入口にくもの巣にぶら下がった蛾が邪魔をしている。道路はこんなに急いでどうする?と思われるほど場所に合わないスピードでダンプカーが走り抜け、せっせと砂利を運んでいる。
 川に下りて数投目に、流れの肩でヒット。「いるじゃ〜ん」 やっと気が楽になった。次々とヒットとはいかないが、あたりはそこそこにあり、釣が楽しめるような状態に変化してきた。ネットの中でヤマメがさびている。もう季節は秋なのか?川の流れの中に季節の変化も流しこまれレていようだ。

 あたりが暗くなり始めている。そんな時写真の堰堤の下にフライを放り込むと、尺はあるヤマメが浮き上がった。右へ回り込み再度アプローチ。今度はウエットで沈ませると、40cmはある黒い魚体が水の中でゆれた。もう私は帰れない、その場を離れる事が出来なくなった。日の暮れるのが最近早い 18:30にはかなり暗くなっている。石にフライを取られたのをきっかけに、やっとやめることが出来た。
しかしデカかった。

 山形県寒河江川
2002/8/30(土) ◇晴 ◇31℃ 
◇レインボートラウト ◇総数6尾 ◇最大25cm

  8月も終わりだと言うのに、暑いの一言。日中 寒河江川のような開けた川では、魚の出も悪いのも もちろんだが、人間のほうがまいってしまう。とりあえず朝方 朝日山の家の自販機で入漁券を購入、前回 大型虹鱒がヒットした場所(そうは言っても、過去に1度だけ 9月に行った事を前例として考えているので、あまり参考にはならないが・・・)へ移動。#8〜12程度の大型フライと#4 9フィートのロッドで急流の脇の筋や大岩直後のよどみを流してみる。前回もそうだが、出ることは出るがフックアップしない。なんとか数尾の虹鱒を釣ることは出来たが、やはり大きな問題は急流に隣接する地点をどうナチュラルにフライを流せるかで、ナチュラルドリフトの成功からヒットが生まれることが多い。逆にいえば、ナチュラルドリフトしないと魚は出てこないので、魚がいないと考えてしまう事も多く、それでもしつこく流す事を心がけた。

 あまり出が悪いので、ウエットフライをダウンクロスで流すと、「ゴン」とあたりはあるが、これまたのらない事とバラシが多い。1尾だけだったが40cmオーバーらしき虹鱒が手元でばれてしまったことが悔やまれた。

 しかし 広くて流域の長い非常に恵まれた川の流れは、釣り人 とりわけ自分には体力的に辛いものがある。まあポイントが絞りきれていない自分にとっては、いたしかたのない現実なのかもしれないが、「ああ〜疲れた」

 茨城県大北川
2002/8/20(火) ◇晴 ◇27℃ 台風の余波の為強風
◇ヤマメ ◇総数3尾 ◇最大16CM

 今日は夏休みの思い出に!と 川原でバーベキュー。テーブルと椅子と、ツーバーナー、その他もろもろ車から降ろして準備完了。スーパーで買った 牛肉とタン、焼きソバ用の豚肉と太麺の焼きソバ。食事の後は、テントを広げて 昆虫観察・読書の時間。丁度 エゾゼミが運悪く我々に捕獲され、観察材料となった。

 とりあえず、目の前が川なので竿を振ってはみるものの、こんな場所で思うような釣果が得られるはずがないと 適当に筋を流す、それでも小さなヤマメが結構反応するので楽しくなった。10mも釣りあがって、杉林のトンネルで薄暗くなってきたのでやめた。テントからは何処で知ったのだろうウルトラセブンの主題歌を歌う声が聞こえた。

 栃木県内川
2002/8/17(土) ◇曇 ◇29℃
◇ヤマメ ◇総数2尾 ◇最大18CM

 
よくこの釣行記を見てみると、7月以来釣に行っていない。しかし、これと言ってこの川に行こうと思ったわけでもないが、この時期開けた川である程度の釣果を期待すると、どうしても過去の実績に頼るしかない。

 台風の影響で上流域での増水があるようで、水量は私が過去にここを訪れた中ではもっとも豊富だ。さらにささ濁りからも魚がドライフライにヒットする可能性はかなり低くそうに思えてきた。それでも、サーモンピンクのインジケータを、いつもだったら流れのない場所にも流しながら、釣りあがった。

 栃木県日光湯川
◇2002/7/25(木) ◇晴 ◇29℃
◇ブルック ◇総数9尾 ◇最大26CM

 またまた来てしまった、日光湯川に。この季節 観光バスが駐車場を埋め尽くし、中からは黄色の帽子をかぶった小学生達がぞろぞろと降りてくる。いろいろと教育の中では、この木道を歩く事に意味があることなのだろう・・・。

 さて状況はというと、ライズは全くない。つまり水生・陸生昆虫等の流下はないのだろう。それは事実なのでしょうがないが、釣る為にはどうすればいいのかという重要な問題が残っている。おそらく、魚はいつもの場所にいつものようにいるのだろうが、その位置が水面近くにはないと思われる。つまり、ニンフ=沈める釣りという事になる。里見栄正の『水面直下のフライフィッシング』のビデオは買ったが、実際に実行した事がほとんどない。とりあえずドライフライを流しては見るものの、反応は全くない。ところがどうだろう、フライを沈めると追い食いでもするかのように、敏感に反応する。そこで自分に良く見える白っぽい#12マラブーをブルックの目の前を流してみると、結構面白いようにフライとともに体をくねらせヒットしてきた。「いいかもしれない」これ!!

 栃木県日光湯川
◇2002/7/18(木) ◇晴 ◇30℃
◇ブルック ◇総数11尾 ◇最大28cm

全てがキャッチ&リリース区間となった「湯川」、魚篭をぶら下げた餌釣り師がいなくなったことからなのか、そこら中に魚影が見える。必ずといっていいほど、深みや障害物の周りには真昼間なのに、ライズがある。

 最近わからなくなったことがある。『本来の川』の姿=魚影の濃さは、このようにキャッチ&リリースの河川のような姿なのだろうか?釣れない、魚のいない川の流れでフライを投げ続けてきた自分には、その川の姿が『本来の川』の姿であった為、そのギャップに戸惑う。人間の欲望は果てしないので、『本来の川』の姿を、魚影やら、スレ具合やら、自分に限りなく合ったものに挿げ替えることになるだろうから、結論には至らないだろうけど、どんどん全国的に広がって行くんだろうねキャッチ&リリースは・・・。

 今日の釣りに関しては、その環境の良さ、自分にも結構釣れてくれる魚達と満足している。途中、立ちこんで釣りをしているフライマンに声をかけてみた。「(私)どうです。釣れましたか?」「(フライマン)○○で1尾、○○で1尾」「(私)結構魚いますよね」「(フライマン)楽しいです」「---彼には言ってはいませんが---(私)本当に楽しいです」

  茨城県大北川
◇2002/7/9(火) ◇曇 ◇32℃
◇ヤマメ・イワナ ◇総数2尾 ◇最大34cm

 常磐道 高萩インターを左折し10km程行くと、大北川に道が合流する。地名は『下君田』。右手にあった川の流れが左に移ったあたりから、車は杉林の中を走ることになる。肌に感じるほどの気温差からエアコンスイッチを切った。そこから数キロ すっかりひび割れたアスファルトの細い道を進むと、大北川は道から外れて 左に折れて流れて行ってしまう。「山火事注意」の垂れ幕の下に車を止めると、もうすでに 赤とんぼがアンテナの上から歓迎してくれている。暑くなった車のボディをこよなく愛している「アブ」達も大きいのやら 小さいのやら現れてきた。 

 ここからの入渓という事は、川を釣り上がり、帰りは同じ川を下ってくる事となる。それが幸いしているのかいつでも魚影は濃い。いつものように7フィートの竿に、木の枝に引っかかっても、それなりにフライのはずれるくらいのティペット、その先には#14パラシュートフライ。しばらく釣りあがってみるも、「いつもこの場所には必ず・・・」という場所にも魚はいない。よく見てみると水量はかなり少ない。もちろん釣れないという事で、ティペットやフライのタイプを変える気はさらさらないし、それが好影響を与えるとも思えない。30分ほど釣り上がり、「さっきばらした魚は随分黒っぽかったなあ、もしかして岩魚かなあ」なんて思いながら、フライを投げると15cm程のチビヤマメが釣れて来た。今日の被写体はこれっきりかも・・・と思い とりあえず写真をとる。

 その後の1投目、フライが流れに沿って右に折れて、岩の陰になると「ぼくっ」と水が割れた。ここでのアベレージは15〜20cm前後のヤマメ、明らかにこれは違う。寄らない。この場所で味わった事ない引きの強さで、魚が段々の岩の間を下りて行ってしまう。0.8号のティペットなので、切れることはないと思われたが一つ下の淵までその魚が、『い!岩魚なのか』。やっとの思いでネットに入れ メジャーをあてるとなんと34cm、凄い事になってしまった。これまでも、この川で驚くべきことは、過去にいろいろあった。あらゆるスポットで必ずヤマメに出合、嬉しさのあまり帰り道を間違えた事も・・・。しかし、この34cmの岩魚は、これまでのこの川の常識を覆すほどの『凄いこと』で、ありえないことでもある。それにしても・・・。

 栃木県男鹿川C&R
◇2002/6/25(火) ◇雨 ◇16℃
◇ヤマメ・イワナ ◇総数13尾 ◇最大29cm

 今回のテーマは「フラットな場所でどう食わせるか」とした。ともかく目に見えるハッチのない状況の中、たまに起こるライズはミッジを対象とするものであることが予想できたので、パイロットフライは#20の黒のミッジピューパ選択をした。ヤマメの反応はすこぶる悪かったが、イワナはフライに向かって浮上しては見切っているようだった。ティペットを0.3号に替え、フライを#32ミッジアダルトに変更し、何度も#20を見切ったイワナに送り込むと、ゆっくり浮上し見事にくわえ込んだ。「やっぱりこれだったんだ!!」と悟りきった様に、現状の最上のパターンを解き明かした様に思えたが、違うイワナに投げてみるものの、ヒットには至らなかった。「ガクッ」 

 その後、運動不足?なので#20コンパラダンで釣り上がってみた。
こういったC&Rの魚がある程度いることがわかっている場所での 魚を釣る為のポイントは、『必ず魚がいると思える場所』には必ず魚はいるので、しつこく攻め続けることと、1尾釣った後も何度も攻めること。どんな小さなスポットにも一度はフライを入れてみること。だろうねえきっと・・・。その場所でドラグのかからない状態を数秒維持できれば、必ず釣れると思う。


 茨城県大北川と里川
◇2002/6/11(火) ◇曇/晴 ◇25℃
◇ヤマメ ◇総数1尾 ◇最大15cm

 台風4号が近くに来ているらしく、天気予報では曇から夕方にかけて雨であった。日中曇天の中のドライフライでの釣りが出来るであろう 予測を裏切って快晴、その上やたら暑い。7フィートのロッドに#15のパラシュートフライ、インジケータは目立ち過ぎる位のサーモンピンク。段差のある山岳渓流の一角に「ここに居なければ(ヤマメが)どこにいる」といった場所を岩の上から覗き込むと水中で捕食行動の中 魚体をくねらせているヤマメを数尾発見。水面のライズは無い為、イマージャーでの釣りを試みるが、追うことはあっても針ががりはしない。ドライフライは#26〜14に至るまで、風が吹くとライズが起こったりするので、芋虫から蟻から甲虫まで試したが、結局ヒットには至らなかった。大北川のある高萩から、里美に移動し、はじめての里川に竿を出してみた。橋の下のプールにはパーマークのくっきりした小さなヤマメが群れをなしていた。自分の立っているすぐ脇をフタスジモンカゲロウが流れて来た。自分がこの場所に立っていなかったら、大きなライズ見られたかもしれない。

 茨城県大北川
◇2002/5/20(火) ◇曇・晴 ◇20℃
◇ヤマメ ◇総数5尾 ◇最大19CM

 釣りへ行く」という事に関して、100km以上も住む場所と釣り場には距離がある為、一応の決心と言うものが必要になってくる。ただ今回は「何となく」釣りに出かけたが、目的地は時間的に茨城県高萩の「大北川方面」となった。、常磐自動車道の途中で、HPでおなじみの「としぞー」さんに久しぶりに電話をしたが、もちろん平日なので、今日は仕事だという事だった。

 現場に到着すると、いつもの場所のプールに近づいてみると、嬉しいことにいつものようにライズがあった。時折強い風が川面を通り過ぎていくと、薄紫の藤の花びらがパラパラと落ちて浮かんでいる。明らかにフライのウイングより目立つ為、どうしても藤の花びらを目で追ってしまう。流下物は全く分からないので、フライは#18コンパラダン、意外なほどあっさり釣れた。

 全行程を釣りあがり、舗装道を戻ってくると「としぞーさん」の車が、いつもの場所に止まっていた。先ほどのプールのすぐ上流あたりで、ロッドを振っている姿を見つけ、話をした。やはり同じプールで釣れたらしく、久しぶりの釣行という事もあり、また天気も晴れ間がのぞき気分はよさそうだった。


  群馬県神流川
◇2002/5/17(金)・18(土) ◇雨・曇 ◇16〜18℃
◇ヤマメ ◇総数20・10尾 ◇最大31cm

 
かの有名な「神流川C&R」はどんなところであるのか確かめるべき、初のチャレンジとなった。アクセスにおいては、常磐道石岡IC、外環道、関越道本庄児玉ICと高速を乗り継ぎ、国道462号・国道299号と現地へ行けるのだが、高速道路を下りた後の川沿いのくねくね一般道の距離の長さは約50kmちょっと、結構辛い距離となった。

 17日は結構な降りの雨で、釣りの予定も無かったので、途中 中里村の恐竜センターで1億2000万年前のヤマメの祖先探しを行った。17:00を過ぎ幾分雨も落ち着いた頃、宿泊施設のヴィラせせらぎから川へ下り、車の中から水面を見ると「バシャッ」といったライズだらけ。思わずロッドにリールをセットして、ポンチョ型のカッパを羽織ると水面では15mm程のオオマダラカゲロウがうようよ流れていた。トロ場では明らかに25cmを超えている魚体が水面を割ってオオマダラを貪っているようにも見える。立ち込みがちな ただの浅瀬にも、一面のライズが起こり始めている。おそらく 大きな石を川の中に何個投げ入れても静まる事のなさそうなライズ(もちろんそんなことはしないけど・・・)を目の前に、至福の幸せを感じつつ2時間ほどで20尾位のパワフルなヤマメを釣ることが出来た。


 
18日土曜、ほとんどの川原に車で降りられる為、釣りをするにも、遊ぶにも非常に便利であると感じる反面、河川から遠い側に車が一列に駐車されている状態は「おや、どこかの管理釣り場?」と思ってしまうような雰囲気もあった。それは超有名な役場前ではなおさらの事で、解禁日のような賑わいだった。こういう時 あまり知られていない楽園がどこかにあるのでは・・・といって混雑の場を離れてしまうのは、20年間に及んだ平日休みの生活習慣の一部なのだろうか?
とにかくライズを探し、川原を歩いていると堰堤上の急流のど真ん中でライズをしている魚を発見。食べているものがよく解らないので、#14グレーのウイングのイマージャーパターンを投げると、数投目にヒット。急流の強い流れと魚のパワーから、堰堤に向かって走り出す。無意味に長いリーダーがロッドのガイドを通って行くと一瞬の突っ込みに耐えられないのでは・・・、と脳裏をよぎる。それでもやっとの思いで無理やりネットに入れて、そこに横たわる30cmを超えるヤマメを見た時には、「釣りをやってて良かった」などと意味のよく解らない事を考えていた。


  栃木県内川
◇2002/5/12(日) ◇晴 ◇21℃
◇ヤマメ・イワナ ◇総数9尾 ◇最大18cm

 2年前までは、河川工事により、完全に死んでいた川を去年訪れた時、自分の目に見える石に積もった赤茶色の土を除いては、すっかり再生していた。つまり河川工事の終結を迎えたという事だろう。以前までは上流地域は鬱そうとした杉林を流れていたが、今は側道やら護岸やらで、完全に明るく開けた水量の少ない川となった。まあそれ程悲観的な事ばかりではない。それは何しろ、魚が釣れるからだ。それも岩魚が、なんと家から100km足らずの場所で釣れるのだ。フライは#14〜18位のウイングが目立つもので用は足りる。サイズこそ小さいが、きびきびした反応の 模様のハッキリしたヤマメや岩魚が、それこそ、比較してまわりより水深があれば魚はいる。ただ、嫌いな人はかなり嫌いだと思うが、蛇が多い。今日も2尾 川の中の石の上に気持ちよさそうに日向ぼっこをしていた。

  栃木県旗川
◇2002/4/25(木) ◇曇 ◇18℃
◇ヤマメ ◇総数1尾 ◇最大18cm

  今年も来てしまった。毎年1回だけだけど、今年は随分様相が異なる。下流域はブルトーザーで川の中身を改造中だ。お決まりの赤茶色の清流が川石の間を駆け抜けている。最近流行の川原の「地域住民のいこいの広場」大作戦なのか、単なるかき混ぜ泥んこ遊びなのか、よく解らないが、そんなに税金かけて何を創造しようとしているのかセンスがなさ過ぎる。

 それはそうとして、釣った場所は住居のある流域で、ここら辺の特徴の角張った黒っぽい石の上をすこぶる澄んだ水が流れている。去年は時間帯が良かったのか、結構ライズもあり楽しめたのだが、今日は状況が悪い。空中を舞う虫達は意外と目に付くけど・・・。1時間ほど釣りあがると、近くの家の飼い犬が、自分の疲れたストーキングを聞きつけて吠えまくっている。そろそろ川をあがる時間なのだろう。
 また来年、同じ流れがありますように・・・


  茨城県大北川
◇2002/4/23(木) ◇曇/晴 ◇20℃
◇ヤマメ ◇総数5尾 ◇最大22cm

 6:00に起きて、「いざ何処へ」そんな時に、先日 としぞーさん、ポン吉さんと行ったポイントが脳裏をかすめた。もう10日もたつのに生乾きのウエーディングシューズを持って、とりあえず判りきった道のりなのにナビをセットして、車を出した。

 常磐自動車道にのって1時間高萩インターを降りると、川へ向かう途中、写真にあるような清らかな水を ウォーターボトルへ補給した。ダム建設のためだと思うが 何台ものダンプがすれ違う道を走り10分ほどで 川へ着いた。 #16アダムスパラシュートをティペットにくくりつけ、この間のように釣りあがった。ただ、魚が釣れない。そこら中にウグイの群れが見えるものの、それさえもフライにはアタックしてはこない。何の変化もなく そそり立つダムの壁まで来てしまったので、舗装道に濡れた足跡を残しながら、車まで戻った。やはりハッチがないからなのだろうか、それとも魚がいないのだろうか?ともかくベスト、ウェーダーを脱ぎ車で横になった。1時間ほど休んだ後、再度チャレンジ、全ての準備をしていると、ここら辺では珍しく「足(げそ)ナン」の車両から、「この辺いつも来るんですか?釣れます?」と聞かれたのでそれなりに答えた。もちろんここまで0匹なので、「釣れない」のは確かだ。

 さきほどより下流に下りて、釣りあがることにした。するとひらきでライズ発見。ここぞとばかり昨日巻いた"#20グースバイオレットボディ、ラムズウールウイングのダンパターンを流した。2度ほどフックアップし損ねたが、ヒット。その回りの2箇所でもすでにライズを確認しているので、すぐさまキャスト、続けてヒット。さっきの魚より一回り小さいが、きれいなヤマメだ。その後、もっと見やすい#16ソラックスダンに替え、釣りあがり 数尾追加し 辺りが晴れて日差しが強くなってきた13:00に納竿となった。ちょっとした疲労感もあったが、もちろんそれは気だるいというよりは、心地よいものであることは言うまでもない。

  栃木県箒川
◇2002/4/14(日) ◇晴れ ◇18℃
◇ヤマメ ◇総数4尾 ◇最大21cm

 毎年恒例の箒川(ダム下)釣行。日曜日はさぞかし人が多いと思いきや、まったくなし。人気無いのか、魚がいないのか?でも私は毎年結構いい思いしているけど・・・。2000,2001年と放流地点と思われる「いい思い独り占め」の場所への放流が無かったようで、まったく反応なし。12:00頃には強風下、コカゲロウやガガンボ、その他大勢のハッチ有り。右の写真の手前の流れが大きく反転して、ヤマメが5〜6尾程度がライズを開始。CDCダンで1尾めをゲット。その後、メイフライのダンパターンではまったく無視の為、#26までサイズを下げるがやはり反応なし。CDCのループウイングのイマージャー#16に変更直後に、ヒット。「これか!」と確信した後、針掛りは、幾分悪かったが、ライズの主には反応あり、3尾を釣ったあたりで、イマージャーへの反応も鈍くなってきた。14:30餌釣師が、下ってきたので川から上がることにする。ライズを釣ると何か満足するね!

  茨城県大北川
◇2002/4/7(日) ◇雨/曇 ◇12℃
◇ヤマメ ◇総数8尾 ◇最大20cm

 やっと釣れた〜白星☆
HPでお知り合いになった「としぞーさん」「ポン吉さん」と大北川でご一緒させていただきました。地元としぞーさんの行き着けのリバー大北での至れり尽せりのガイドをしていただき、非常に有意義な釣り時間を過せました。この場を借りて!「有難うございます」 ぜひ、HPごらんの皆さんもお暇がありましたら、軽い気持ちで一緒に行きましょう。

 さて、釣果は?前日までの暖かい気温から急激に気温が下がり午前中は雨、それが魚の活性に、水生昆虫の活性に大きく影響を及ぼし、反応がすこぶる悪い状況でした。午後から気温が上昇し 幾分これまでの、魚たちの動きが戻ってきたように感じました。しかし、餌つりの方々が代わる代わる入っているので、これまで平日しか釣りをしていなかった自分には、魚の活性よりもプレッシャーと魚自体が抜かれてしまっていく状況の中、釣れる気持ちも薄らいでいきました。ただ、結果としては、釣れそうなポイントには、魚がいて、スパークル・パラシュートダンに反応があり、非常に楽しくその時間が過せました。2002年シーズン初めての魚にも出会えたという事で、今日は○ですね。

  群馬県渡良瀬川
◇2002/3/15(金) ◇雨/晴 ◇16℃
◇ ◇総数0尾 ◇

 2002年度シーズン開幕!! 
 今日は自分自身の解禁日として、全力で・・・と行きたいところだが、職場が変わり、仕事の内容がまったく変わってしまった為、結構疲れて起きるのが遅れてしまい渡良瀬に着いたのはもう 昼の時間を30分も過ぎた頃だった。今日の天気は午前中雨 午後から回復 これまで春の陽気が続いている中、久しぶりの雨となった。連日気温は12℃を上回り 今日東京では22℃を記録したということをラジオから知った。

 相川橋上流の水の流れが緩慢なプール状の場所を狙っていたが、待てど暮らせど 虫のハッチは始まらない。もちろんライズはまったくない。躍動感に満ちたヤマメは、今年も被写体としては登場できず、まったく趣味の範囲外である風景写真を撮る羽目となった。17:30には朝方久しぶりに電話連絡をとった釣友から、「今日の釣果は?」といった2度目の連絡が入った。もちろん釣れなかったことの状況報告をしたが、何故かロッドを振ったのも2ヶ月ぶりなので、爽快とは言わずとも結構満足してしまった。夕闇が近づく中、鉄橋のシルエットがくっきりと浮かび、オレンジ色の列車が何本も通り過ぎていった。もう今日の終わりがそこまで来ている。 


 毎年 あまり進歩のない釣行を続けています。
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