CATCH&RELEASE
これまで行ったことのあるキャッチ&リリースの河川のご紹介

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これまで行ったことのある管理釣り場のご紹介

 INFOMATION 
ライブカメラや川の水位、放射能や漁協のリアルな活動などの情報を!

栃木県箒川C&R
◇2013/10/12(土) ◇晴時々曇り ◇22℃ 
◇7尾(40cm以上虹鱒2尾) ◇虹鱒・ヤマメ ◇45cm

 ここ数日は台風が日本海側を通過したことにより最高気温が30度近くになり、非常に過ごしにくい。今日の夕方より次第に気が平年並みに推移するとのこと。水の色や水位は標準的のように見えるが、魚の活性も低いままで、その理由は水生昆虫も流されその動きがないためだ。

 開始は10:45 タックルは10フィート#4のスイッチロッド、フローティングのヘッドに2mのタイプ8のシンキングティップを付け、ティペットを1.2号にしてフライも基本小さめのものにした。既にフライマンが4〜5人キャストをしていた。大岩周りの深場では重いフライを流し込みリトリーブも行ったが、当たりが一度あったのみ。上流を流し、折り返して段々瀬の手前辺りで、ドロッパーのヒゲナガ的な#6にヒット。ヒレピンのニジマスだが痩せている。その為か、1.2号のティペットでも余裕引き寄せることが可能で、ネットにも入れずデジカメのシャッターを押し続けた。

 午後から下流域を釣り下ったが、川底にへばり付くボーと青みがかった巨大な魚影はいるものの浮上することも、口を使うこともなかった。風が強くなり、落ち葉が水面、水中に流れ込んできた。3回に1回は黄色く色づいた葉っぱを貫く、フライ外しを行わなければならなくなった。
 それでも、長瀬の最後の方にフライを流し込んでいくと、押さえ込むような当り。ニジマスの大型が押さえ込む様な当りをするはずもなかったので、竿を立ててみると、かなりの大型の虹鱒が跳ねて見せた。これも意外とするすると寄ってきた。痛々しいほど痩せていて、空腹のあまり食った物が俺のフライだと思うと申し訳なく感じるほどだ。
16:00頃には日差しも山に隠れてきて、かなり寒い。引き上げ時だ。 

栃木県箒川C&R
◇2013/9/21(土) ◇晴 ◇27℃ 
◇20尾(40cm以上虹鱒2尾、ヤマメ2尾) ◇虹鱒・ヤマメ ◇40cm

 先日の台風一過水不足解消と水質改善とさらに水量安定期に向かう荒食いの可能性など、いい事ずくめだけが釣れる可能性を極限まで高めていた。そんなアドレナリンがそうさせたのか、日の出予想時刻5:27、釣り準備は始まられていた。既にいた方は1名、またすぐさま漁協の方が見えた。聞くところによると・・・(これが現実であることは釣り始めてすぐわかった)、台風の大水で2m程水かさが増し水質は非常によくなり透明度をまし、遊泳力の低い虹鱒のほとんどが流されてしまったという。今日放流があり、毎週のように放流を繰り返しニジマスの密度を増す計画だそうだ。

 9フィート4番グラファイトに#8ドライフライ、釣り下り・上りも反応は薄い。白い岩盤の上に泳ぐ大型魚の姿も見えない。黒く砂利色を映し出す水面に流せば、早起きのご褒美か、30cm程のニジマスが出ることもあった。
 2時間ほどたち昔のアメリカ製のグラファイトに持ち重りを感じながら、プール上にふざけた#10ホッパーフライを浮かべた。ゆっくり流れを下るフライに浮上し、反転し十分確認した末フライをくわえた。「ニジマスならもったいぶらずにすぐに出ろよ」と思ったら、それがヤマメだった。引き寄せてヤマメであったため「よくこんなフライに出たな」と感想は魚種それぞれ、人それぞれということか・・・。

 11時頃だったか、漁協の方々が水色の蓋付のバケツを持って、川に降りてきた。サイズによってバケツが違うらしい。20cm位、40cm位などいろいろで、でかいバケツに1尾しか入らないくらいの70〜80cmあるようなものもそこに放流された。管理釣り場のように一瞬活気だったのだが、その魚たちのほとんどがフライに見向きもしないので、諦めもついて川を上がった。

 午前中も、ダブルハンドに持ち替えて、ウェットやインジケータを使って深場を狙ったりもしたが反応はなかった。塩原温泉リゾートショップブレスのレストランで地元特産品を使ったメニューの中から定かではないが「那須和牛のふわとろオムカレー」の昼食をとった。

 午後も20cm程のパーマークの付いたニジマスの幼魚が何匹も釣れてくる。対岸にわたり、上からはキャンプ場ではしゃいでいる子供達が近辺を探索でもしているのか声が聞こえる。木々に覆われたその場所でじっくりフライを流し続けた。2m程の流れが狭くなった角で、フライは消えた。一気に下流まで下り、ペにゃペにゃの#3ロッドあれば凄まじい引きとなったと予測できる魚は35cm程のヤマメだった。栃木県禁漁の中ヤマメを釣っていいのだろうかという疑問を残しつつ終了した。

茨城県花園川
◇2013/9/12(木) ◇晴 ◇28℃ 
◇6尾 ◇ヤマメ ◇23cm

 残暑もなかなか厳しいが、今シーズンも終わろうとしている中、河川の選択もなかなか難しい。
花園川は活水の為か、渓相が変わりつつあり、流すポイントや距離感は変更せざるを得ない。陸地が多くなったせいか葦の勢力がこれまでになく強い気もする。

 いつものように、フライを流せど、チビヤマメの反応のみで、2時間も、ただ川を歩いた。11:00を過ぎ、薄暗い木々の覆いかぶさった中に突入すると、やたら蚊がまとわりつく。脳天から染み出した汗と顔の周りの蚊の羽音がやたらうっとおしい。それでもやっと20cmを超えるヤマメの反応がよくなりだした。小さな肩の部分や深瀬で釣れ出した。
 低く垂れた枝葉によって、その場所はアップで流れを釣ることができず、上流へ回り込んだ。回り込んだが、手前に大きな石がありダウンに流すもドラッグがかかっていた。それまではボリューム万点のマシュマロウィングのカディスを流していたが、#12スラックスダンに変更して直後だ。「ふっ」と浮かんでゆっくりフライを飲み込んだ。4Xのティペットのなせる強引な寄せで、一気に明るい上流側に魚を泳がせた。ちょっと鼻のツンとした凛々しいヤマメが釣れ上がった。

 午後からは久しくやっていなかった下流域を攻めてみるも、反応はちびヤマメのみ。さらに久しぶりの釣行で足はガクガクで、キャストに集中できる程の体力が残っていなかった。舗装道路に這い上がると、うな垂れた肩と疲労の足。蜘蛛の糸がティペットに絡みつき、タックルもボロボロだ。

 栃木県箒川
◇2013/8/18(日) ◇晴 ◇30℃ 
◇13尾(内大型8尾) ◇ニジマス ◇50cm

 「早起きは3文の得」というが、正しくそれが今日という日であった。ここ最近、晴れと水不足の影響か、得意としている真昼間の釣りが成立しなくなってきている。その怠惰な釣行が一転、深夜2:30に起床、3:00に家を出た。もちろん、一般道、北関東道の走行中の車はほとんどいない。
 箒川への到着は5:00前。夜明けの薄明かりの中、タックルのセットを行うと、これまでとは異なるトキメキのようなものを感じた。眠気の中での脳みそのぼんやり感なのか分からないが、それでも気分は良かった。いつものように10フィート#4のスイッチロッドにウェットフライを結んだ。試しに正面にキャストしたら、上ずっていた30cm程のニジマスが即座にフライをくわえた。「イージーな展開」と思い上がったものは、ライズの上流に何度流し込んでも全く反応がないことでいつしか沈みきって消えていった。

 場所を上流に求めた。落ち込みの白泡にフライを沈ませ、リトリーブを繰り返した。ウェイトなしでは2尾ほど30cm前後のニジマスがフライをくわえ、その後4連のガン玉で深く沈めたが反応はなかった。さらに上流では岩の間を流すために、ティペットを継ぎ足しイナゴもどきの#8のフライをセレクトした。2度程フライに反応したが、くわえ込むまではいかなかった。それでも諦めきれず、同じ場所を何度も流した。その上部は木々で薄暗がり、手前の岩はポイントを隠しているかのように立ちふさがっている。その隙間を狙って10投目、水面は炸裂した。直後間髪を入れず、グイグイ急流を登り始めた。手間へに寄ってきてからも、ティペットは水中に直角に突き刺さり、ニジマスが自分の周りを泳ぐさまは、糸鋸で曲線を描いているようにも見える。

 ドライフライで釣り上がり、ウェットで下った。巨大虹鱒はどれもヒレピンで、#3程度のロッドでは太刀打ちできそうもない。しばらくして日差しの当たる場所で釣りをし始めると、ジリジリ焦げるようだ。あれからもう5時間も釣りをしていた。すっかり太陽が上を向いている。溶ける前に車にたどり着き、全開の窓で昼寝をした。外気温は30度ほどあるようだが、意外と涼しいのは木陰を風がすり抜けてきたからなのかもしれない。

 

 栃木県日光湯川
◇2013/8/3(土) ◇曇り時々晴 ◇22℃ 
◇4尾 ◇ブルック・ニジマス ◇26cm

 しばらく釣り下って、小滝に降りたときびっくりした。まあ水の澄んでいる事。もちろん水量も少ないが、水が落ち滝壺で砕かれたとき、少なからずその流れは白濁化し透明度は落ちるはず、しかし直後の流れも澄んだまま。それの影響で釣りづらいことが理由なのかどうかはわからないが、土曜日にもかかわらず釣り人は3人のみだった。
 流れの透明度が増すことによって、光の影響、人影の影響など深場へ魚を追いやり、さらに水量の低下により、これまで岸際のえぐれ部分の定位置もいまや木の根っこや土壁が露出しているのみだ。

 今思えば今日のピークは釣り初めの11:00からの1時間程度だった。その時間帯、ヒゲナガのハッチが結構頻繁で、水面を走っているのか、泳いでいるのか、飛んでいるのか分からぬ勢いで動き回っていた。時折それに反応した鱒たちがスプラッシュな反応を見せていた。自ずとフライはヒゲナガ系、スケーティングをさせながら魚の誘う釣りとなった。反応はするので面白いことは面白いが、フッキングにいたらなかった。もちろんドラッグフリーで水面に漂わせてフッキング率を高めようと試みたが、全く反応せず。ただ反省と今後の対応としては、午前中(早朝から11:00までは釣っていないのでよくわからないが)のヒゲナガのハッチが頻繁にあるとき(たまに見る程度ではダメ)ヒゲナガの#8程度のコントロール重視のフライをドラッグフリーで流し釣り、それ以外では深場をニンフで釣ることがいいのかもしれない。

 11:30頃、薄暗い流れではヒゲナガがひっきりなしに水面を這い回り、時折「バシャ」っとフライマンの心臓を止めるような音としぶきの残像が目に残る。流れにフライを横切らせると、さっきと同じような光景は再現できるものの、フライを食ってないない。2度3度繰り返すとブルックも呆れたように反応がなくなる。フライを#12エルクヘアカディスに換え、上流の倒木ギリギリに落とした。木の枝によって流れがいくつにも別れ、またそれが合わさったその場所で、「スプラッシュ」。小豆色のグラスロッドがほどよく曲がり、ピンと伸びたフライラインの先は枝をまこうとしている。5Xのティペットは有無を言わせずこちらへ優勢を引き戻した。岸際に横たわったブルックをこの光量ではうまく撮れないとわかっていたがコンデジで撮り続けた。経験上それほどの大漁は期待できないと悟っているかのように・・・。

 福島県鱒沢川
◇2013/7/25(木) ◇曇り時々雨 ◇23℃ 
◇3尾 ◇ヤマメ・イワナ ◇24cm

 これといって福島を目指したのに理由はなかったが、シェラフやら、全ての窓ガラスに貼り付けるシェードなど、車中泊の準備万端の中、これで近くの河川っていうわけにはいかないので・・・。とりあえず、箒川を横目に見ながら、会津方面に。

 時折雨が落ちては来るものの、川への影響はさほどないだろうし、自分自身にとっては、これっぽっちの影響もない。もうすでに錆色した舘岩川の流れは自分のすぐ横を走っている。11時も過ぎどうせ釣行前に昼食を取らざるを得ない状況のため、辺りを見ていると、「道の駅」という表示が・・・。以前にはなかったので車を止めると、自分の記憶の中ではここにはすでに「道の駅」ではない何かがあったような気がした。天ざるそばを持ってきてもらった女性に聞くと「3年前に道の駅になった」ということ。調べてみると2010年10月20日、南会津町舘岩地区に県内22番目の道の駅「番屋(ばんや)」がオープン。農業生産法人・会津高原たていわ農産が指定管理者となり従来のそば処「ばんや 」を改修、道の駅として整備。(福島県南会津郡南会津町番屋4番地. TEL 0241-78-2785 営業時間:8:00 〜17:00 年中無休)

日差しがないとは言え、真夏の昼、支流の方が分がありそうなので、鱒沢川に潜り込んでいく。4輪駆動でなければ走れないような林道ではないが、走っていくにつれ普段の世界から離れていき、自然に覆い尽くされてしまいような気になってくる。静寂の中 釣りの準備、久しぶりに「熊鈴」を用意した。人間「熊がいるのではないか?」と思うと全てが熊に見えてくる。自分自身「熊笹」の間を抜けていく時、「これは熊の好物な・・・」それは支那の熊猫の話!?さらにびっくりすることはこの「クマザサ」葉に隈取りがあるのが名前の由来で熊笹ではなく、隈笹ということだ。
 背がほとんどなく、落ち込みに形成された大小のプールがポイントとなり、プールで浮いている魚がメインターゲットなので、結構厳しい状態。プールに魚はいるようなので朝晩は釣れるのかもしれない。
 それでも切り立った岩盤のすぐ横が最深で そこから幾分下流の浅くなりかけの部分にフライが流れると吸い込んだ。魚体がすごくきれいだ。

 その後場所を移動し、コンクリートの護岸の際を河原に降りようとするとヘビ嫌いにはゾッとするような光景がそこにあった。下に降りる場所はそこを通ることが必然で、それ以外の選択肢はない。その状況下でアオダイショウが3匹とぐろを巻いている。1匹を竿でツンツンすると、護岸を登るのか下に降りるのか選びにくそうに右往左往している。もう1匹はそれでも動かない。もう一匹は茶色っぽいが、ロッドのエンド部分に噛み付いた。レッドスネークカモン!(ちょっと古いか?)

 降り立った背でイワナを一尾。こういう場所に出てきてもらえてれば・・・と思うのだがその後は続かず。釣果には結びつかなかったが、巻き返しなどで結構反応があり、一度空振りすると決して二度と出てくれないおおらかな気持ちを持たないイワナたちとも巡りあった。そうはいうものの200kmもかけてここまで来たかいはあった。たった4時間程ではあるが夏の渓ひとときを楽しむことができた。

 疲れきって道を歩いていると、丸坊主の若者が金属バットをもって気合いの素振りを繰り返していた。自分が近づくと「こんちわ」とでかい声が響いた。「こんにちわ」と声を振り絞った。そう言えば今日夏の甲子園をかけて茨城では霞ヶ浦高校と常総学院の決勝が行われているはずだ。
 

 茨城県花園川
◇2013/7/21(日) ◇曇り ◇23℃ 
◇4尾 ◇ヤマメ ◇
21cm

 もう8時を回っていたが、今日は昼頃に戻ってこようと思っていた。どう近い場所を考えてみても2時間も釣りをしたら帰宅しなければならない計算となる。それでも平日の釣りのように、昼寝をしてまた夕方釣りを再開することなどは考えてはいなかったので、やはり花園川の選択となる。

 北茨城インターからダム横を通る道からダムを覗くとやたら水位が低い。それでも「いわき」ナンバーのヘラブナ釣りの車が路側帯からはみ出て何台もが駐車をしている。その上流の川には人影がなかった。

 適当な場所から釣り上がる。涼し気な流れの上には蜘蛛の糸が張り巡らされている。「ここもそうか」思わずがっかり。だが蜘蛛巣の下だけを狙うようなトリッキーな技も持ち合わせていないため、フライを投げて蜘蛛の糸を切っては、フライを結びなおす繰り返しをせざるを得なかった。

 そこは手前は気の根元がえぐれてそのまま深さ1.5m程のプール、その先の流れ込みからまっすぐ水面がさざ波立っている。結構な距離をキャストできる後方も確保できているため、こんな場所には珍しくロングキャストでフライを流した。波に浮かんだ細身のテレストリアルフライは、吸い込まれた。手前に寄せてくると小ぶりながら、プールの底にロッドティップを引き込もうとしている。

 開けた場所に次第に釣り上がっていくと、日差しも落ちてきて時間も12時を過ぎている。予定通り10時に到着したばかりの場所からまた高速で帰路についた。

 茨城県大北川
◇2013/7/14(日) ◇曇り ◇23℃ 
◇2尾 ◇ヤマメ ◇
15cm

 夏真っ盛りって感じでここ数日はうだるような暑さ。ただし今日は日中も曇で気温も低めだ。いくら気温が低いといっても7月中旬の昼にそれほどの期待もできない。さらに河川全般的に渇水の様子で魚の反応も良くない状況が続いている。

 山の奥へ導いてくれる林道も工事中で、どれくらいまで進めるのかわからなかったので、手前の開けた場所でなんとなく釣りをしてみた。ベストも軽量なものに変え不必要なものは全て置いてきた。不必要なものはストマックポンプやらCDCのフライボックスなど。ロッドは7フィート、ちょっと軽めで張りが強いせいか フライコントロールがうまくいかない。最後までそんなぎこちないキャスティングで終わった感じだ。
 
 ほとんど反応がなかった中、尺ヤマメ(尺ぐらいあったあろう)を2尾バラしたことは非常に悔しい。体力のある彼らだけがこの日中のフライに反応したのか、よくわからないが、1尾は蜘蛛の巣がティペットに絡んでいるのを承知で、キャストし切れた。そんな不注意が理由であると悔やみきれない。

 それはそうと大根が肩に引っかかり葉っぱが揺れている。やたら白い部分が枝分かれした八百屋の店頭では価値の低い商品に成り下がった大根だ。こういった渓流には似つかわしくない物体が流れたり存在すると、異常に目立つ。そして不釣り合いを感じる。商品価値の問題で生産者が川に捨てたのであろうか?

 数メートル先の肩にもまた大根の葉が揺れていた。


 栃木県日光湯川
◇2013/6/14(金) ◇曇り ◇21℃ 
◇15尾 ◇ブルック ◇
23cm

 今シーズン初めての湯川!というだけで、この雨の中スタートのドライブも何故か気分は「五月晴」(wikipediaから 五月晴とは、6月(陰暦の5月)の梅雨 時に見られる晴れ間のこと。)の本来の意味を感じられるほどだ。金曜・雨ということもあり、湯滝からのフライマンは4〜5人程度か。湯川では実際雨は一滴も降らず、20度前後の気温の中快適と言える1日だった。

 午前10時ごろより1日中、ヒゲナガと水面を飛び回る水生昆虫が、そして午後からはモンカゲロウや大型のメイフライもハッチしているようで、いつ水面が割れて、活気の満ちた状況に変わるのかと思っていたら1日が過ぎていた。つまり、それらしきライズは全くなく、それは川が減水(平水っぽいが・・・)し他の河川でも起きているように反応が極めて悪い状態だ。

 そんな時、いつも助けてくれるのは小滝付近で、橋の下流部分でバンク際を流すと20cm程の初ブルックがヒット。さらに下流域の浅瀬でライズを発見。木の下をフライをくぐらせ流し込むとこれまた20cm程がヒット。フライは#18〜16のパラシュートやそれに似たようなもの。ヒゲナガアダルトなどのボリューム満点のフライには見向きもしない。
これまでの実績の場所を丁寧に流すと魚には会えるが、一応に20cm程で意外と腹はぷっくりして顔(頭)が小さく見える。ストマックポンプで吸い出そうとするが、出てこないのでヒゲナガのラーバなどの大量に捕食しているのか、分からずじまいで課題は残る。

 午後からも同じようなルートで、回るも状況はあまり変わらなかったが、大型のメイフライがハッチし始めて、光線量も大幅に減少し始めた16:00頃より、バンクの奥でのブルック独特のライズを発見。おそらくこれを楽しんでいる人も多いかと思うが、「ピンポイントへフライを流すというか、送るというか、気持ち的には1mmずれたらヒットしない魚をヒットさせてしまった感動。気持ち的には1mmずれたら木の枝や障害物に引っかかってしまう場所をうまくキャストできた感動。」これができた。
ただ17:00頃湯滝付近 バブルラインでライズを繰り返す魚。フライを流すとライズが消える。おそらくフライが合ってなく、すれっからしなのだとは思うのだが、フルタイムで長距離歩いた分 気力も体力もそれに太刀打ちできなかった。


 栃木県箒川
◇2013/6/8(土) ◇晴れ時々曇り ◇23℃ 
◇5尾 ◇ニジマス ◇
42cm

 梅雨入りしてから、ほとんど雨が降らず、そろそろ各地の「ダムの貯水量」などがニュースに登場してくる事態になってきそうだ。去年はダムの放水が頻繁にされていたため、数日晴れていても濁流が流れていることも多かった。支流などいつもは釣りにならないような場所を探しては、釣りをしていたような気がする。

 ここ箒川C&Rに到着は15:00。夕マズメに全てをかけて今だ車でDVDの鑑賞中だ。久しぶりに息子がついて来て、彼はすでに川に降り立ち竿を降っている。「このどピーカンに・・・」と思いつつも 1時間もした頃電話をすると、4尾程釣れたという。それでは様子を見に川への道を歩いていると、漁協の方がうちの息子やルアーマンなどの背中を見ていた。漁協の方と話をしていると今年度のチャレンジやC&Rでの魚の持ち帰りやマナーの悪さの実情も話していた。特に面白かったのは「知っていてキープする奴は言い訳をするか逆ギレする」らしい。
 
 16:30頃川に入るも、緩やかな流れにストリーマー系のフライを流すも、大型魚は1尾のみ。風が冷たく夕方まで耐えなれないと思い、車まで上着を取りに行き、ついでにロッドを9フィート4番のシングルハンドに変更した。
 モンカゲなどのハッチもちらほらあるが、あまりに少ないのか、魚は反応しない。小さなヤマメや20cm程の虹鱒はかなり小さな虫にライズしているようだが、ドライフライへの反応はよくない。対岸近くに投げ入れたフライに25cm程のニジマスが反応したのみで、もうすでに19:00になろうとしている。

 #6のウェットフライに変更し、流れを横切らせた一投目に「ガッツン」とフッキング。ロングティペットのままでの魚の取り込みは、サイズがサイズなだけに結構厳しいものがある。手前に寄せてネットに届かない距離でも 中指で抑えるラインは5X。急な突っ込みもまったく抑えられない。その後は、四方八方に投げてはリトリーブで3尾のまずまずのサイズが釣れ上がった。すでに辺りは真っ暗だ。
 翌日インスタネットを広げてびっくりしたが、枯葉をすくってネットを丸めたらしくネットのそこに枯葉の山が・・・。

 栃木県箒川
◇2013/5/24(金) ◇晴れ ◇25℃ 
◇4尾 ◇ニジマス ◇
46cm

 どの川でもそうなのだが、雨がほとんど降っておらず渇水であり、渓流であれば透明度がますばかりで、その上水生昆虫も夕方から朝にかけての暗い時分でのハッチのようで・・・釣れない。それでもニジマスならば・・・と淡い期待から箒川へと向かった。
 
 風は結構強かったのだが、新緑がますます深みを増し、本当に青い空の下を白い塊となった雲がどんどん移動している。その度にカラッと晴れたり、暗くなったり繰り返し。
 やはり白い岩盤の上に定位する50cmを超える魚体は、よく見える。10フィート#4のスイッチロッドに#10程の黒いゾンカーのひらひらで誘ってみる。一度は反応するものの、それを逃せば終わり。非常に渋い。
 
 岩盤の上の亀裂に流すいつものパターンは効果なく、どちらかというとサイトフィッシングさながらで、ピンポイントを魚に合わせてフライを流し込むことになった。それでも見える魚はほとんど反応がなく、影から出てきた魚がフライを加える始末だ。

 次第に傾斜がきつくなりつつある中、ちょっと平坦な場所で、「ガツン」ときた。ダブルハンドとは言え、ずっとシングルハンドでキャストしてきたため右手が痛い。それほどでかい魚ではないが、尾びれが回復している5月頃の虹鱒は引きが強い。右や左に泳ぎ、水面近くでは大暴れで水しぶきとともにロッドティップが揺れる。岸際に引き寄せて記念撮影も一苦労。

 午後2時より、2ラウンド目、午前中一人にも会わなかった釣り人も、フライ2名、ルアー2名と急に賑わいだした。ただし完全に口を閉ざしたニジマスの反応は全く得られなかった。結構疲れたので4時には左岸の白い岩盤の上を、ウェーディングシューズを引きずるように川から上がった。


 茨城県花園川
◇2013/5/9(木) ◇晴れ ◇15℃ 
◇9尾 ◇ヤマメ ◇
25cm

 2012年がセシウム検出から、禁漁となった「花園川」。2年ぶりの釣行となった。気温上昇により関東圏は25℃との予想通りではあるが、ここは15℃にも満たない気温であることも予想通りなのであろうか。

 9:30頃着くやいなや、川沿いを巡回の漁協の方とお話をすると、2013年も雪の中3度程、検体を釣り上げセシウムを検査し、ヤマメは基準値を下回ったが、3月下旬になっても県よりの結論が出なかったという。特にイワナはセシウムが検出されていることの影響が大きいようで、2013年もイワナは禁漁である。2012年度も稚魚放流は続けていたそうで、ただ密猟者も多く、釣り場は温存されていたとは言い難いようだ。

 午前中は虫は飛んではいるのだが、それほど活性が上がってこないのか、ライズはほとんど見られない。水の流れの弱い部分で、15cm程のヤマメが何尾かフックアップした。サイズが小さい事も有り、なかなか針掛りしない。水中のヤマメの写真を撮ろうと、カメラを流れの中に入れると、数秒で手が切れるように痛くなる。水温こそ測らなかったが、かなり水温は低いようだ。

 午後からは風も弱まり、いつもの開けた場所に戻り、釣り始めた。流れが遅く、ある程度水深のある場所では、丁寧に流すと午前中には見れなかった23〜25cm程度のヤマメの反応が良くなった。大石の上の肩、直前に流れが集まる場所があり、無蔵良さに#14のフライを流すと出るものの、フックアップせず。もう一度ドキドキしながら流すと再度出るも、フックアップならず。一呼吸おいて、フライを#16CDCダンに変更。同じ場所を流すとフックアップ。ティペットが長いためか合わせはかなりの仰け反りで、カッコが悪い。ストマックは左の写真のように、カゲロウのダンはいないようだ。特にすでに陸生昆虫が多いのは参考になるのか?

 急に朝の漁協の方を思い出した。最近は花園川もフライマンが多いらしく、結構話をしているようで、フライ用語もいくつか覚えているようだ。「夕方までライ
待ちをしている」フライマンがいるそうだ。今度あった時には『ライズ』と教えてあげよう。

 栃木県荒川C&R
◇2013/4/6(土) ◇曇り時々雨 ◇15℃ 
◇4尾 ◇ヤマメ ◇
23cm

 夕方にかけて爆弾低気圧とやらが来るとかで、巷で騒然として外出を控えるようにまで報道がされている。こんな時、釣りに来る奴はあまりいないのだろうと、でかけて見れば釣り人だらけ。誰しもがそう思ったのか?、今そうでないので来た地元の人たちなのか?
 それでも雲は低く垂れ込め、いつ雨が降ってもおかしくないくらいどんよりとしている。水面は雲を映し込んで白くなっていて、フライの流れがうまく目で追えない。

 水生昆虫のハッチはないようなのだが、少しずつ釣り上がっていった。フライはサーモンピンクが突っ立って居るクリップル#14。長めのティペットは風にあおられて、フライの着水を予想よりちょっと遅らせるようだ。ある程度水深のある遅い流れに目をやると、時折ライズが確認できる。水面直下の餌を食っているのか、C&Rならではのプレッシャーなのかライズは派手な感じはなく、何かを押さえ込むかのようなフォームだ。

 ドラッグが掛からなければ、魚の反応はある。針がかりをしない時もあるが、それでも楽しいひと時がそこにはある。ライズがなくてもそんな場所をじっくり流していると、食らいつくヤマメもいる。10分も前には、その場所を別な人がフライを流しているのにも関わらず釣れることもあり、C&Rの魚の多さのなせる技なのか。

 昼食後そろそろ低気圧の接近なのか、風で枯れ葦も揺れが激しくなってきた。高台から川面を見ると、お気楽ヤマメは人気がないと激しいライズを繰り返している。「シメシメあの場所か・・・」と思って川に駆け下り、フライを流すも反応なし。お気楽どころかかなりシビヤなヤマメらしい。

 午前中に反応があった場所にフライを流すと、釣れてくる。フライマン、ルアーマンの狙いづらそうな場所への反応もある。比較的安全で、釣り上りにあまり体力もいらず、それなりに釣れる「荒川」は非常にありがたい。
 


 栃木県箒川C&R
◇2013/3/24(日) ◇曇り時々晴 ◇5℃ 
◇デカ3尾チビ8尾 ◇ニジマス ◇
50cm

 毎年のことだが日頃のライズ待ちくたびれての景気づけに、箒川釣行。大型ニジマスの引きで、ロッドが真ん中より手元でしなる様な体験をしたいがために、500円値上げの2000円の遊漁料を支払いここへ来た。しかし寒い。巷では桜の花の開花が早く、観測記録2位だそうだが、今日は・ここは寒い。フライマンも6人ほどキャストを繰り返している。

 いつものように#4スイッチロッドを手にして、中層付近を流すも、全く反応はない。やはり、ニジマスにとっても3月は条件のいい(水生昆虫のハッチ)時間帯でないと、活性は非常に低い。時折ライズはあり、ガガンボやコカゲロウ、オオクマ、小さめのカディスやカワゲラもハッチはしている。10:30より12:00まで一度の当たりもないまま昼にした。

 午後からは、とうとう#4シングルハンド8’3”持ち出して、状況に合わせたつもりだ。川へ降りると結構積極的とも思えるライズが起こっている。管釣りで使っていたそのままのリーダーがいけなかった。いきなりデカニジマスがヒット。2たぐり程フライラインを引くとティペットとリーダーのつなぎ目から切れた。痛恨のライングレイク。ラインブレイクは自己管理で回避できることであり、フライマン最悪の失態と思っている。フライは#18のコカゲロウのダンやクリップルやどんなものでもそれ程反応違いはない。ライズの上をドラッグを回避できれば、面白いように釣れる。大石の周りはチビニジマスがヒットする。
 
 向こう岸にほど近い正面でライズ、ちょっと水面を押さえ込むように、「モコッ」と水面が盛り上がり、直後尾びれが最後に見えている。ちょっと捕食されているものは、これまで釣ってきたものとは違うのかもしれない。ボディが半沈み、ゆっくりさっきのライズのレーンを通った。全く同じように「モコッ」とフライを押さえ込んだ。サイズはでかいが、パワーはないのは放流直後である証なのか。長めのティペットがガイドを通って来た時に気を使っていたのだが、意外に簡単に寄ってきた。ネットはないので6Xを引きながら写真を撮った。それほど暴れる様子もなかったが、#18フライのフックは折れてしまった。薄日も差してきて、多少暖かくなっていた。


 栃木県鬼怒川→荒川C&R
◇2013/3/17(日) ◇晴・強風 ◇15℃ 
◇1尾 ◇ヤマメ ◇
20cm

 9:30頃鬼怒川に到着し、辺りはフライマンが溢れ、ライズ待ちお決まりの石に腰を下ろし川面をずっと見つめる光景がそこにはあった。11:00頃にはガガンボやコカゲロウなどの流下もあったが、水面を変化させるには至らなかった。風も吹き始め#3ロッドでは風向きによってはポイントは狙えないかもしれない。12:00が過ぎ、やはり何も起こらない。気休めにセキレイが自分の左側の石に降り立った。30分に一度ほどライズは遠くであるものの、それを狙うフライマンのフライには見向きもしないようだ。
 旨いものを食うために店に並び、プレミアムな一品を手に入れるために店に並び、まさしくこれらと同じように、そこそこの早春のヤマメをネットに入れるため、いつ開店するかわからないこの場所でライズを待ち続ける。
 それも12:30となり昼食の為、諦めることとした。近くの公園では子供たちが、外的要因などお構いなしにはしゃぎ遊んでいる。食事をとったら眠くなった。堤防の先のライズのあるなしは気にならなくなった。多少寝たかもしれない。目の周り「ボー」としているような気もしたが、そのまま鬼怒川を見た。変わりはなかった。
 荒川に車を走らせていた。どこへ行っても今は水生昆虫のハッチだけが運命を左右する。場所を変えることが、それ程いい結果にはならないと解っていても・・・。
 見渡す限りではライズはなく、時折吹く風に水面がざわめく程度だ。降り立つと奥の流れにライズ。「ニヤッ」と笑うもウグイのようだ。
 小規模な堰堤の下の流れ出しにフライを置くと、「ギラっ」と魚の反転するような感じがした。10回ほど丁寧にすぐ脇のフラットでは何も起こらない。流れの右のギリギリを流した。「出た」2013年初ヤマメとなった。すでに15:30。やはりハッチがなければ、ライズはない。ライズがないということは、魚は水面に興味はなく釣れることはない。しかし堰堤下は水流により流下物を水面に押し上げていたのかもしれない。

 栃木県田川
◇2013/3/10(日) ◇曇時々晴 ◇23℃ 
◇ゼロ ◇ ◇


 気温は木曜日頃から20度前後で、この時期としてはかなり高い状態で推移している。釣券(年券)を購入してからなので、今市から宇都宮方面、田川に向かっていた。花粉症で気の弱い方は、話すら聞かない方がいいと思えるような光景を目の前にした。もちろんこの道は日光杉並木としてあまりに有名で、巨木が両側に立ち並んでいる。凄まじい強風が吹き荒れ、左からの風に煽られた道の上部を覆うように揺れる杉の葉の先から、黄色の花粉が帯状に流れ、おそらく地域全域で濃度の濃い花粉に覆われているに違いない。

 それにもめげず、釣仕度を終え、川に滑り込むも、何の変化もない。午前中はハッチがあったのかは判らないが、13:00〜15:00、16:00〜17:00には全くライズもなく、国道側でフッキングをし損ねた「ちびヤマメ」も釣り上げることはできなかった。フライマンも何人かは釣りをしているようだが、状況は把握できていない。

 餌釣りの方をお話をしていると、今日は23cm、18cmのヤマメ、先日は3尾、先々日は5尾の釣果があり、解禁日は同じ場所で放流魚を30尾程釣ったそうだ。先日は35cmオーバーのヤマメ2尾をばらしているということで、現在は釣れるのは年越しピカピカヤマメだそうだ。しかし、17:00以降の夕暮れで、糸が見えなくならないと大型魚は口を使わず、さらに川が狭いため、下に降りると逃げてしまうそうだ。

 まあ釣れなかったという事実はあるが、『2013年祝解禁!!』





 毎年 あまり進歩のない釣行を続けています。
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