CATCH&RELEASE
これまで行ったことのあるキャッチ&リリースの河川のご紹介

 FISHING AREA
これまで行ったことのある管理釣り場のご紹介

 INFOMATION 
ライブカメラや川の水位、放射能や漁協のリアルな活動などの情報を!

 栃木県荒川C&R
◇2009/9/19(土) ◇曇り ◇18℃ 
◇ヤマメ ◇総数4尾 ◇最大15cm

 栃木県内の釣りのほとんどがも今日でできなくなくなるという最終日9月19日。巷では5月のゴールデンウィークに次ぐ連休:シルバーウィークなどと その5連休をどこで過ごそうかという国民の動きを報道では伝えている。その影響は北関東自動車道から東北道へ高速道路を乗り継ぐ私の行き先にも、渋滞ということで一般道へ下りることを余技なくされた。11:00頃到着後、ひんやりとした空気の中支度を整え釣りを開始したが、ウグイ攻撃は終始変わることなく続き、時々チビヤマメがフライをひったくった。

 昼食後涼しい風を両側のスライドドアから通していると16:30まで気づかず眠ってしまった。夕暮れもすでに早まり雲だらけの空も17:30頃には山並みのフチがオレンジ色に変わりつつあった。川の上空を釣りあがるかのように鳶が低く飛んでいる。青鷺というのだろうか、プテラノドンのようなやたらでかい鳥も我々に驚いて飛び立つとそれに驚いてしまった。解禁の時分、どんな楽しい釣行になるだろうと希望に満ちた鬼怒川水系の最後の釣が こんな寂しい風景と共に、寂しい釣果で暮れて行った。

 茨城県花園川
◇2009/9/9(水) ◇晴れのち曇り ◇18℃ 
◇ヤマメ ◇総数3尾 ◇最大28cm

 禁漁まで1ヶ月を切る事となり、寂しい限り・・・。いつものように常磐道をひた走り日立を過ぎる辺りでは、太陽は右手45度位にすでに登りつめている。トンネルとトンネルのたまに開ける景色の中でとびっきり美しいのは、目を細めなくては凝視できないキラキラと輝く波と波。

 そう言えば、詳しくは分らないが、花園川は今年より遊魚券が1日1500円、年券8000円と去年までの特設漁場の設定をなくして、大北川漁業協同組合共通となったようだ。

 自分にとっては今回かなり長い距離を釣り上がった。もちろん腕の良し悪しも非常に大きな釣果の要素でもあるが、魚の反応はすこぶる良くない。やはり5日(土)は毎年恒例の大型ヤマメの放流があったようで、お祭り騒ぎであったのも推測はできる。今回釣れた28cmのヤマメもその残党(目の前を流れる餌に振り向きもせず生き残った)であることは間違いなく、コンクリート護岸と短い草に仕切られた小さなスポットの肩にいた。餌を流すには難しそうなその流れに、幾分ドラックがかかり気味なスペントカディス#16を流すと、「ふっ」と影がよぎったような気がした。幾分上流に移動し再び同じ場所を流し続けるとヒット。ネットを持ってこなかった為無理やり取り込むとフライが弾ける様にはずれた。それ以後はほとんど魚釣りを楽しめるような場面には出くわさず、ただひたすら川歩きに徹してしまったようだ。

 茨城県大北川
◇2009/9/5(土) ◇晴れ ◇23℃ 
◇ヤマメ ◇総数2尾 ◇最大19cm

  初め常磐自動車道北茨城インターから花園川へ向かった。昨晩の雨の影響も心配であったが、それより第一土曜日は放流日、特に9月最終月ということもあり、釣り人の多さが気になることでもあった。案の定 道路より長竿で放流の瞬間を今か今かと待ちわびている餌釣り師の多さには唖然とした。そのまま高萩方面へと車を走らせたが、大北川も同じく放流日で橋の付近では人が群れていた。上流部へ向かい人がいない場所までは来る事はできたが、しばらく釣りあがるも魚もいない。これまで必ず反応があった絶好の場所でも、フライに出るのはチビヤマメのみ、もんどりうってフライに飛びつく姿は微笑ましい限りではあるが、どうしようもない。

 唯一まともなヤマメは#16スペントカディスで背の終わりのほうでヒット。ともかく淵で遊ぶヤマメの姿も近づきすぎて逃げ惑うヤマメの姿も一向にお目にかかれず、かなりの距離を釣り上がったが、そのまま同じ場所を下って戻るしかなかった。数年前とかなり渓相が変わり、倒木も非常に多いのは結構なまとまった雨が降っていたのかもしれないし、それによりそれでなくても釣りづらい場所なのにさらに釣りにくい。

 栃木県日光湯川
2009/8/26(水) ◇晴れ ◇17℃ 
◇ブルック・ホンマス ◇総数7尾 ◇最大29cm

 いろは坂も中腹付近に差し掛かると雲中を走る状況になり気温は15度を下回っていた。それでも湯滝の駐車場に着いた11:00頃には気温17度と人間にとっては、フライマンにとっては最適な気温、まさに避暑地。遊歩道を歩くハイキングに混じり、珍しく風景を写生をする学生の一段がいる。きっと彼らもフライマンがハイカー達に「何が釣れるの?」質問を受けるのと同じくらい「何を書いてるの?」質問を受けてそのキャンパスを眺めまわされているのに違いない。

 まあそれはそうと 13:00頃よりヒゲナガのハッチが所々で始まりライズこそないが釣れ始めた。小田代橋の手前(上流部)で枝に引っかかったフライを外そうと枝の弾力を最大限にティペットを引き寄せると#8程度のエルクヘアカディスを発見、これを自分のものと換えて釣り上げることとした。現場では人のもの(他人が作ったフライ)を使うことも楽しみで、特にエルクヘアカディスは近年作ったこともない為、ボックスにもなく非常に自分にとっては効果的なフライと映った。視認性も良くさらにピンポイントを流すのには非常に便利。

 右岸の抉れた岸際をダウンで流すと、さっきまで偏向レンズには映らなかった魚影がふっと浮かんで 運命のエルクヘアカディスを食らった。まさに超フロートなでかいフライを捕食する瞬間は何ともドキドキするもので、岸際を流れる結構な速さで流れるフライを、それにクロスするようにゆっくりと出る瞬間は、時が止まっているようで何とも印象深い。そんな釣れた魚は唇の分厚いしっかり歯の生えそろったツワモノで、それでいてヒレのオレンジと黒のグラデーションに真っ白な縁取りやボディの朱点の美しさも兼ね備えていた。息子も最後の粘りで湯滝の下で泣き尺のホンマスを手にして大変喜んでいた。

 茨城県花園川
◇2009/8/21(土) ◇晴れ ◇24℃ 
◇ヤマメ ◇総数2尾 ◇最大19cm

  平地では朝方パラパラと雨が降ったものの、昼間は快晴である為、気持ちのいい山岳渓流の釣りあがりを頭の中で思い浮かべていた。しかし北茨城インターを下りると路面はかなり濡れていて私の住む石岡市とは状況が異なることが理解はできたが、水の状態がどのようになっているかは想像できなかった。昨晩から朝方にかけて結構の雨量があったようで餌釣には好ましい「笹にごり」なのだが、ドライフライにとっては今一ぱっとしない状況であることは過去の体験からも判っていた。最上流部の薄暗い細い流れを釣りあがるも、特に面白いとも思えず、下流に移動。今年はあまり花園川を釣っていないので全体的にどうなのかは判らないが、息子が水中の枝に引っかかったフライを外そうと水没したのをきっかけに早々に上がることとした。

 栃木県日光湯川
2009/8/16(日) ◇晴れ ◇23℃ 
◇ブルック ◇総数6尾 ◇最大22cm

 
前週に引き続き「日光湯川」への釣行。前日夜に到着し仮眠を経て朝一番の釣り開始と考えていたが、結局7:30頃となってしまった。それは湯滝の駐車場でレストハウスが開くのを待っていたが、あかなかった為で やはり確実な釣券販売場所の選択としては、湯の湖の漁協の釣り事務所で6:30(HP等には赤沼茶屋6:00、湯滝レストハウス7:00とかあるが確実なものではない)に釣券を購入することだ。私のようないち早く釣りをしたいと考えている釣り人を狙って漁協の職員だろうが、7:00前には現場釣券をちらつかして探し回っていた(ちなみに現場券は500円増しの2500円)。

 川は意外に透明度が高く、定位して確認できる魚はいない。流れをまたいでのたるみの部分では小さく元気なブルックが反応は見せるものの、20cm以上の魚は警戒しているのか、昆虫のハッチや川面への落下とかが少ないせいか確認できない。10:00頃に一度車に戻りその後の時間帯に期待をすることにした。するとお盆休みの最終日までそんな遊んでいるやつはいないんじゃないかと思っていたが、駐車場の車の多さとそこら辺を行きかう人の流れが多いのでビックリした。

 その後渓に入ると、ヒゲナガのハッチがありそれがブルックたちの捕食のきっかけを作ったようで、湯川が生き返ったようにも感じた。それでもまだ15:00を回った辺り、大型の魚はまだ沈黙状態だったが20cm程度のブルックが#11ヒゲナガのスペントフライに反応を見せた。ぼーっと薄暗い水面の上を白い羽根がくっきりと見えるスケーティング状態のヒゲナガを見ていると、時折思いがけない場所でライズがある。つかさずスペントカディスを投げるも反応をしないことも多い。いろいろの角度からのアプローチやあれやこれやフライを換えたり 戻したり楽しい時間を過ごすことができた。これから数時間後の夕マズメには激しいライズと大型魚のお出ましが分っているものの 明日の仕事のことを考え16:00に釣りを終えることとした。駐車場のいろいろな人が行き交う まさに観光地状態は比較的木道の上にはないようで、ハイキングを楽しむ方は今日はそれほど多くなかったようだ。

 栃木県日光湯川
2009/8/8(土) ◇曇り時々晴れ時々雨 ◇22℃ 
◇ブルック、本マス ◇総数14尾 ◇最大26cm

 
前日は関東全域で集中豪雨そして雷。雨が降っても 濁りの影響が少ないのは?あるいは雨がそれほど降っていなかった地域は?などと釣りの前日は考えてしまう。もちろん考えないと、あるいは情報を得ないと現地へ行って釣ができないこともあり致命的である。

 この時期赤沼方面から入るのは得策ではないと考えてはいたが、とりあえず釣りあがるもドライではライズがないと釣りにならない。13:00頃までウェットフライ等も試みたが反応なしということで、湯滝に移動。あまり時間がないということもあり、小滝付近からじっくり釣りあがる事とした。初めにヒットしたのは写真左の魚で、ヤマメ(ほんのり朱点も見えるが・・・)らしきもので右のような写真のパーマークのないスレンダーな魚体とは異なる。橋の方まで戻ると奥の出っ張りの前でライズ。#18程度のアントパラシュートを何度も送り込むも反応なし、さすがあまりにフライが行ったりきたりで警戒したか、逃げたかと思ったが、#12スペントカディスを流し込むと障害物よりかなり手前で押さえ込むかのように一発でフライに出た。ここまでフライへの反応の違いがあろうとは・・・ここからはスペントカディスの出番がほとんどであったことは言うまでもない。

 その後何尾かのブルックを釣ることができたが、やはりいいサイズの魚は障害物(壁)ギリギリにいて目の前にフライがナチュラルに流されて初めて反応をする。キャスティング、フライの落とし方、流し方の勉強に非常になる。

 時折雨が降ったりしていることが、濃密な森の葉を伝い、落ちてくる雫によって感じられる。それでなくても薄暗いこの場所で偏向グラスで遮られた光量が、フライの超小さなアイを通すのに適合しなくなった時間帯(老眼によるものは棚に上げ)ちょうちん釣りを試みた。そこは岸に沿って倒木があり幅岸との間に40cmほどブルックに最適と思われるような流が形成されている。この場所にキャスティングを伴うフライの着水はほぼ無理であるし、仮に運良く着水しても倒木の枝たちに邪魔をされ フライが流れに乗ることは不可能。そこで直前に回収したエルクヘアカディスを結び、ロッドのトップから30から40cm程だけティペットを出し、スーと10cm流すとヒット。ごぼう抜きにしてリリース。面白くなってちょっと(数10cmの話だが・・・)場所を変えながらやってみると、合計3尾のブルックに出会えた。こんな釣りをして喜んでいる私!全国内水面漁業協同組合連合会日光支所の方、レギュレーションに抵触していないですよね?それより個人の哲学的・ポリシーの問題か・・・情けない?

 群馬県神流川C&R毛鉤専用区間
2009/7/29(水) ◇曇り ◇24℃ 
◇ヤマメ ◇総数5尾 ◇最大29cm

 神流川 久しくその流れを釣ることはなかった。以前栃木県の解禁日が3月下旬であった頃、渡良瀬川と共に3月上旬のどうしても待てない気持ちのはけ口を求めていた。もちろんその頃は雪交じりの寒い季節で、今回のように夏真っ盛りの新緑に包まれた神流川の体験はない。また数年前に設定された「C&R毛鉤専用区」には日中の釣りが可能で、尺が狙えるのでは?などという甘い誘惑の匂いが入漁券3500円の高額さゆえに漂っている。

 行程は千代田石岡ICから常磐道、三郷で東京外環、大泉から関越道、藤岡JCTから上信越道で下仁田、そして神流川まで約230km。通常事前の予約が必要な毛鉤専用区だが平日の為、直接漁協事務所で申し込みを行い釣りを始めることとなった。内容についてはHPで詳しく掲載されている為が、釣り人が同区間に重ならないように区間の設定をしていただき、13:00よりは自由に釣り上がりが可能で9:00から17:00まで火曜定休となっている。

 渓は山岳渓流で大石ゴロゴロではあるが、全体的には背が少なく、淵や堰堤が多いような印象。ただ木々は高い為、ショートロッドの必要性はなく、逆に深場を悠々と定位している大型のヤマメ・イワナを釣る為に長めのほうが有利かもしれない。まあ私のようにそんな場所の魚は釣れないのだから、ショートロッドでも別に関係はないのだが・・・。最大魚となったヤマメを釣った場所は、段々の巻き返しの部分で#15パラシュートを投げ込むとヒット、その下のプールで粘っていた為 8Xのティペットを使用していたのを後悔したが、それでも何とかネットにぬめっとした魚体収めることができた。大型魚の存在は確認できる為、水生昆虫のハッチでもあれば釣れる気もするが、釣のできる時間帯が9:00〜17:00ではなかなか厳しいし、リリースされた毛鉤を知った魚を釣るのはさらに難しいと感じた。その後は程近くにある「しおじの湯」で噴出した汗を洗い流し、帰路に着いた。

 福島県舘岩川支流
◇2009/7/23(木)◇曇り時々晴 ◇27℃ 
◇イワナ・ヤマメ ◇総数3尾 ◇最大23cm

 久しぶりの単独釣行で、舘岩川の支流ででかいイワナでも・・・と過去に行った事のない場所での勝手な妄想がはかなくも消え去るとは、出発前には考えても見なかった。関東地方は雨模様だが、南会津地方は雨は少ないのではということも ここ舘岩川を選択する理由ともなった。行程はいつものように友部から北関東道、東北道で西那須野、そこから塩原を抜けて舘岩川に。本流までであれば180km程度となる。田島のココストア「Coco!」(以前スパーの時代にはオーナーの個人的趣味なのかすごい種類の葉巻やらがあっておもしろかった)で釣券を購入し支流散策に向かった。

 ただここで問題なのは下り口が分らない言うのは結構致命的で、各支流とも谷が深いことが多く あまり効果的に各流れを楽しめなかった。まず、湯の花温泉で有名な「湯ノ岐川」 ここは全てを回りきった後、訪れた場所で唯一魚が釣れた場所であった。やはり夏の日中の魚の反応は良くなく、30cm前後のイワナも何尾か確認できたものの白い石の上を逃げ惑う魚影を見るか、フライをまったく無視したまま流れに揺れている状況が多かった。ここでは夕マズメまで砂防堰堤で粘っていた為、モンカゲロウやら大型水生昆虫のハッチもあり、ライズもあったがヤマメ1尾を追加するのみとなった。

 次は木賊(とくさ)温泉で有名な「根西川」 合流地点近くの端から入渓するものの反応なし、それぞれ深い淵が多く日中のドライフライでは手も足も出ない。
 その後高杖スキー場で有名な「保城川」 こちらは状況が分らず学生の夏季合宿のサッカーを横目で見るのみとなった。

 その後初めに通り過ぎた「鱒沢川」に行くが、犬を遊ばにきた飼い主の車が川原に止まり手を離れたその犬にからまれた為、戦意喪失。

 夕方再度「湯ノ岐川」に戻った。そして初めにも書いたように、鬱蒼とした林の中をショートロッドで釣りあがり、瀬や淵を陸生昆虫のでかいドライフライで叩いて行くと、どこからともなくゆっくりと尺イワナがそのフライを吸い込む・・・といった間違った妄想はすっかり消え去り、肉体的・精神的に疲労は自宅までの帰宅時間が23:00と示されたカーナビから さらに増すのであった。

 栃木県荒川
◇2009/7/18(土) ◇曇り時々雨 ◇28℃ 
◇ヤマメ ◇総数5尾 ◇最大21cm

  梅雨明けはすでに宣言されているのだが、ここ数日間は雨の予報が続く。その上湿度が非常に高く、カッパなぞ着るものなら、汗が噴出しキャップの汗染みが広がってしまった。いつものように常磐道、北関東道、東北道と快適に進もうと思っていたが、午前7時の東北道は渋滞の気配が感じられ、すでにほとんどのパーキングは止める場所すらなかった。本来西那須野から塩原を抜け、舘岩川C&Rへ行きたかったのだが、西那須野の出口、塩原までの渋滞が予想されたので、近場の荒川への変更となった。

 荒川の水を引く田んぼの稲は膝ぐらいの高さだろうか きれいにそろって青々と伸びている。川の両岸の葦原を黒い羽根をゆったりと羽ばたかせカワトンボが飛んでいる。8時から10時ごろまでは小さいながらヤマメはフライを追って、運良ければ釣れるといった感じで、そのまま釣り上がった。釣れることはなかったが、流れを横切ってジャンプするヤマメが多く、何を意味するのか不明であった。11時頃には完全に釣れなくなってしまい、釣りも止めることになってしまったが、早朝釣りをすることがあれば、かなり面白い釣り上がりとなることは想像がついた。ただ、残念なのは釣れる魚が小さいのは仕方ないにしろ、肌つやが悪くお疲れ気味のようだ。

 栃木県日光湯川 
◇22009/7/4(土)◇曇り時々雨 ◇15℃ 
◇ブルックトラウト ◇総数7尾 ◇最大25cm

  早朝5時 久しぶりの早起きだ。この梅雨の時期雨に影響のされにくい(水かさが大きく増したり、濁ったりしない)場所を探すのは結構難儀であり、必ず日光湯川がその候補地として頭の中に浮かび、特に直前の状況が悪い(天気が悪い)と考えられれば、決定する場合が多い。ただし距離は自宅から「赤沼茶屋」まで175km、早起きか前泊が必要となる。それでも『5/24檜枝岐川C&R』にも記述したように、常磐道と東北道が北関東自動車道により結ばれ 岩間から宇都宮 そして日光宇都宮有料道路終点清滝までの高速走行の129.4kmが大きな時間短縮となっている。途中大雨に見舞われながらも、湯川に着いた時には雨は降っていなかった。赤沼茶屋の駐車場では数名のフライマンが準備をしているようだが、雨の予報を嫌うフライマンが多いことが幸いして 混雑を避けられ、ここでまた梅雨の恩恵を受けることとなった。

 午前午後とも、集中したハッチもなく 5〜10分に一度と水面まで到達したイマージャーを間違って捕食したようなライズしかなく、ドライフライでは反応は良くない。それでも正午頃 青木橋のちょっと先の緑の水草の流れの上で 散発のライズながら#18スペントカディスのパターンで3尾程釣れてくれた。

午後4時頃 倒木による流れの反転 倒木ギリギリでのライズを発見。真横からアプローチするもドラグを回避できず、数投後ライズはなくなった。そこを見切り上流部を多少釣り上がり、さっきの場所に戻ってくるとライズ。ちょうどダウンでフライを送り込み 倒木の20cm程前でヒット。ブルック25cmのややぽってりとしたボディから、結構な引きの強さを体感できた。そこらじゅうに響き渡るウグイスとカッコウの競演の中、包み込まれるような自然を感じていた。夕方になってもハッチが増えることもなかったが、警戒心だけが薄れてきたブルックを何尾かネットに収めることができた。赤沼茶屋に戻る頃にはねずみ色の雲の中から雷鳴が響き渡っていた。

 茨城県大北川
2009/6/13(土) ◇曇り ◇22℃ 
◇ヤマメ、イワナ ◇総数5尾(イワナ1尾) ◇最大20cm

 かなり久しぶりとなった「大北川」。フライをはじめた頃、夢中になって通いつめた場所で、茨城県にもこんな場所があるんだとはじめて県内の「渓流」の存在を知ったのもこの場所であった。鬱蒼とした木々に囲まれた山岳渓流の流れは、キャスティングがおぼつかなく 勝手に落ちた団子のようなフライにも心憎い位に反応をしてくれてていた。しかし、前後左右、上下と覆いかぶさる木々や障害物を避けることやそれほど釣れることもない現実からか、足が遠のいていたのかもしれない。

 ティペットは5X、フライは#14パラシュート。よさそうな流れに2、3投。魚が出なければ、そこにいないと諦めて先に進む。フライ交換は回収不可能な状況になった場合のみ実施される程度と考えている。最初に顔を見せてくれたのはかわいいイワナ、以前はこの辺では見たことがなかった。その後ヤマメの反応を楽しみながら進むと流れが直角に曲がっている場所で、倒木の周りに細かい木々がまとわりつき魚にとっては格好のストラクチャーがある。その上流部の内側の流れに沿って一列に3尾のヤマメが定位しているの見えた。倒木に肘をつけながら彼女達を眺めていればいいものを、無駄と知りながらフライを流すと一目散に逃げていった。

 その後場所を変えて、目の前で大きなライズ。よくよく見るとコロコロとした黒い小さなネズミが潜って餌をあさっては 浮上しているのだった。狙うポイントを先回りしては完全防水仕様の毛皮を身にまとったネズミがポコっと浮き上がる。おそらくヤマメも珍客に逃げ出したに違いないと判断し帰ることとした。

 まだ15:00であった為、以前から気になっていた中郷温泉「通りゃんせ」(※)に行ってみた。大北川、花園川釣行の際にもってこいの温泉であると思う。
※茨城県北茨城市中郷町日棚0293−44−0026

 福島県舘岩川C&R 
◇2009/5/24(日) ◇曇り ◇16℃ 
◇ヤマメ ◇総数6尾 ◇最大19cm

 檜枝岐に車中泊→朝風呂(午前6時から温泉)→釣り開始。途中「高畑フィッシングパーク」でと思ったが、6/6からはじめるそうで、現在通常河川状態。せっかくなので帰り道「舘岩川C&R」で釣りをすることとなった。何年か前にC&Rとなり、結構長い距離をその区間としているようで、一度釣りをしたいと思っていたことが実現した。入った場所が道路より川が見下ろせ、昨年通りがかりフライマンがキャストをしていたのを見ていた。川底が茶色で、田植えのせいか水は濁っている。それでも、おそらく最も分りやすい場所で、ほんの数投で、ヤマメの反応があり釣れてしまうには驚いた、さすがC&R。ただこの場所釣りにくい。両岸はコンクリート護岸の為その護岸の下は太い枯れ葦が横たわり、また切った後が中途半端で川原も歩きづらいが、川の中は濁りとぬめりで疲れてしまった。その後多くのフライマンが代わる代わる釣りを楽しんだらしく、私の止めた車の下から護岸の壁を登ってきた。釣りも2日も連続でやると疲れるもの、それに慣れない早起きも眠気を誘うようで、12:00を過ぎる前に帰る車に乗り込んだ。途中帰宅の連絡を子供が母親にしていたら、昨晩は暑くて寝苦しかったそうだ。檜枝岐は車中泊 早朝8℃程度で寝袋に包まり非常に寝やすかった。

 福島県檜枝岐川C&R 
2009/5/23(土) ◇曇り時々晴れ ◇17℃ 
◇イワナ、ヤマメ ◇総数23尾 ◇最大22cm

  毎年恒例となっている「檜枝岐C&R」親子釣行。2009年は北関東自動車道が東北道とつながった為、非常に時間短縮となり運転による疲労度も軽減された。また、ガソリン大食いのスペースギア3LよりD:5 2.4Lと車の変更から燃費の向上、つまり檜枝岐までの交通費が大幅に減り、その上ガソリンスタンドがあまりないこの地で、補給のタイミングを気にすることなく走れることはかなり有意であるといえる。

 檜枝岐には10:00頃到着したが、釣り人はいない。誰もいないのだ。そして釣れない。早めの昼食 特にお気に入りの「裁蕎麦」を注文し、山菜の天麩羅をつけて最高の食事にありつける。その後温泉に12:00に行くもまた誰もいない。17℃の外気温に強風の中、おそらく1滴の汗も流れていない体を温め、下の川を見ると完全な尺イワナ(サイズは分るが魚種はおそらく)。そのイワナを眼下に焼付け、昼間の眠りに着いた。16:00頃より釣りを再開。風は幾分止みかけ所々でライズもあり、イワナたちはフライの種別には無頓着でドリフトさえ完璧であれば、思ったように釣れあがってくる。以前来た時には手前のほうでも盛んにライズしていたのだが、さすがC&Rも年月がたち、そんな脳天気なイワナは少なくなってきたようだ。#14のパラシュートフライをライズの真横1mほど右側にリーチキャスト(流れは右から左)で一発で釣れてしまう。また子供にも関東では到底釣ることのできない数を短時間で釣り上げられ満足のようだ。

 茨城県花園川
◇2009/5/10(日) ◇晴れ ◇29℃ 
◇ヤマメ ◇総数9尾 ◇最大23cm

 茨城県の解禁から1ヶ月以上過ぎ、ゴールデンウィークも終わりやっと、我が地元河川に釣りに行くこととなった。今日の天候は晴れ、30℃を越える地域もあるということで非常に暑くなるという予報。それでも県境を越えるあたりでは、山の桜の花びらが舞い散る光景や平地では終わっている田植えもまだのようで 通常の気温の低さも感じられる。

 久しぶりの花園川で、通常はGWの初め頃に追加放流があり、GWの天候状況が悪ければ魚も結構残っているのだが・・・。川へ降り立ち3度ほどかけたのだが、バラし、特に緩やかな流れが終わろうとした大石の肩30cm程手前でかけた側線がピンク色のやつはでかかった・・・。

 ただ救いは、「この流れは出そう」と思った場所では必ずといっていい程、魚の反応があり#14アダムスパラシュートで結構楽しい釣ができた。意図して投げ入れたフライではない場合でも、周りの流れとは明らかにゆっくり流れている場所では、ちょっとドラッグがかかり気味なフライには「バシッ」と派手に出てくれた。2時間ほどで花園川を後にして、山を越え福島県側に向かったのだが、11時もうすでに外気温は29℃、太陽光線を遮る木々がない川では魚は沈んだままか、いないのか?反応はない。 

 栃木県粕尾川 
◇2009/4/19(日)◇晴れ ◇24℃ 
◇ヤマメ ◇総数3尾 ◇最大22cm

  粕尾川の「解禁日のお知らせ」(入漁券購入の際にもらう釣り場の説明)を見ると、まず最初にいろいろな漁協の物を見るが、どれも非常に見ずらいし、変えようとはしていないようだ。その内容を見てみると、3/7(土)から9日(月)まで特設釣り場にて特別な料金で解禁し、一般河川は3/20より解禁のようだ。さらに奥深沢という特設釣り場が5/3(日)から5日(火)のGW目当ての解禁をするようで、何だか管理釣り場のようになっている。そして鮎の稚魚放流により、一部の区間というよりはほとんど区間で5/21以降は禁漁となり、また7/5(日)の鮎解禁と共に解禁となるが、鮎師によりまず釣りはできないのではないだろうか。そんな状況ではあるが、1800円の入漁券(中学生までは無料)を購入させていただき、釣を始めることとなった。

 日曜だというのにあまり人はいないようだが、それも管理釣り場のように追加放流があり、4/11、4/26、,5/16、5/31、6/20に600kgで今日の日曜日はその狭間ということに原因があるようだ。ハッチはオナシカワゲラ、ガガンボがメインのようで目立ったものはなく、魚のライズもない。11:00頃釣ったヤマメのストマックからは、ブユやユスリカのラーバが多く出てきた為、#18程度のブユフライに変更したもののそれほど効果は出なかった。底石は茶色のコケに覆われ、滑るので非常に危険を感じたシーンが何度かあった。時折強く風が吹き、岸際から川にせり出した桜の木から ピンクの花びらがハラハラと降り注ぎ、水面を一瞬覆うが、すぐまたいつもの流れに戻っていった。プールを後ろに控えた流れ出しの終わりに#18ブラックコンパラダンを通過させると、すーとヤマメが浮かんで、元に戻った。同じフライで何度か流してみるもその後浮かぶこともなかった。フライを#20のぶら下がり系に変えて流して見るとそいつは浮かんで咥えた。20cm程のヤマメではあったけれど、何とも釣は楽しいものだ。

 栃木県大谷川  
◇2009/4/11(土) ◇晴れ ◇23℃ 
◇ヤマメ ◇総数2尾 ◇最大20cm

 春は全ての河川の解禁の季節。そして4月ははじめて訪れる場所でも何とか魚に出会える為、行ったことない場所へ行きたくなるのだが・・・・。今回大谷川の上流部でもある4月1日解禁 鬼怒川漁協日光支部管理で釣をすることととなった。眼前に迫り来る雪の頂と段々の堰堤で仕切られた川の流れ、場所的には市民の生活に密接に係わっているようにも見え、一面 川が何となく隔離されているような奇妙な印象も抱く。川原で川を眺めているおばあさんに「ここに何か魚はいるのか?」と聞かれた。「そりゃもう魚はいます。ヤマメとかです。」 我々の釣竿を持って、川の中をジャブジャブ歩く姿は何に映っていたのだろうか?

 5月上旬の天気と言われ、暑い日差しを浴び、水生昆虫のハッチも少ない。おのずとライズはまったくない。やっと釣り上げたヤマメのストマックからはコカゲロウのイマージャーが多く見られた。ただ現状の解決策とはならず、なかなか水面を割ってフライを食いに来るヤマメ、イワナはない。水深がほとんどない流れでもフライに出るものの、ほとんどはフッキングに至らないことが多く、水面直下を流すようなパターンで攻めるべきであった。

 栃木県大芦川  
◇2009/4/8(水) ◇曇り時々晴れ後雨 ◇19℃ 
◇ヤマメ ◇総数11尾 ◇最大23cm

 久しぶりの平日・単独釣行、常磐高速岩間インターを9時2分前に乗り、割引対象時間に滑りこんだのはいいが、行く場所が決まっていない。理由はないが「大芦川」に向かった。釣券購入時に、聞くところによると、昨日まで(5〜7日)特設釣り場が設定されていて、料金も特別に、放流量も特別になっていたらしい。なるほど今日は平日のわりに釣り人が多い。釣券を手渡しながら説明をしてくれている床屋の親父さんの言葉が終わらない内に「釣れるという事ですね」と言ってしまった。

 11:00頃より釣り始め、一投目バックキャスト真上の木に気づかず、はやる気持ちとは裏腹にティペットごと交換となった。実質一投目、#16スパークルダン大岩の前でヒット、幸先がいい。前にも後ろにも餌釣師がいるので、丹念にフライを流したのが功を奏したのか、次々とフライに魚は顔を出す。ハッチもコカゲロウやガガンボ、ユスリカ、オオクママダラ、小さなカディスと複合な場面が多く、フライも目に優しい#12のパラシュートでも釣りになる。

 最もエキサイティングな場面としては、12:00を過ぎたあたり、コンクリートの直角な壁と大岩の作る幅80cm程のゆるい流れ、ある程度の深さもあり、絶好の場所に、#12オオクマを見立てたパラシュートを流すと、ヒット。しかし、ティペットを8Xのまま使い続けた為か フライごと切れてしまった。ティペットを6Xに変更し、#16コンパラダンをちょい上流に流すとヒット。強い引きが8’6”の#3ロッドを引き込んでいく。フライを流した流れに魚を戻そうと試みたが、大岩を巻いて下流へ泳ぎ、さらに次のヒラキの肩を超えようとするのをやっと回避する。その後もさすが背に入っている魚はいないようだが、水生昆虫のハッチに誘われた水面に泳ぐヤマメ達は、流れの下のほうを狙う餌釣師のぶどう虫に反応することもなく私のフライに良く反応してくれた。遅い昼食後はハッチもなくなり、ドライフライの反応は悪く、さらに午前中に夢中にキャストことと年のせいか肩と足腰に脱力感を大いに感じることなり、3尾を釣り上げることがやっとだった。

 栃木県大谷川・田川 
◇2009/4/5(日) ◇晴 ◇18℃ 
◇ヤマメ ◇総数5尾 ◇24cm

 やっと春らしい天候となり、晴天気温も18℃前後と絶好の水生昆虫ハッチ日和?さすが栃木県の地元の方々はほとんどの河川、湖が解禁となった為、分散しているのか大谷川は閑散としている というより誰もいない。たまにルアーマンが目の前をよぎる様に出没するが、すぐさま消えていく。今回は河川敷の駐車場から入渓が容易な東武鉄道鉄橋下より狙うが定期的なライズがあるもの、フッキングにはいたらない。頭上を徐行する電車の車窓から何故か見られているような気もする程の距離。電車が通る度、いつぞやハッチした小さなカディスが薄暗い枕木の裏側にでも隠れていたのか、四方八方に飛び出してくる。さらに下流に移動し、堰堤下を#16CDCカディスを流すと意外と簡単にヒット。そのストマックが右。黒っぽい#18程度のカディスピューパがメインのようだ。その後何度かヒットした。

 帰り際息子に1尾のヒットもない為、田川に寄り道。私はあまりの花粉の勢力に体力を奪われたという事で、車にて休憩をしていたが、返り討ちにあったその姿を見てロッドを振ることに・・・。#18ブラックパラシュートで丸々太ったヤマメを水草の切れ間から2尾釣り上げ、気を良くしてちょっと大き目で目立つ#14CDCソラックスダンを流し込むと魚は出るものの3尾ほどばれてしまう。やはり水面よりかなり浮いてボディも太目のフライには違和感を感じている事が明らかに結果として現われた。

 栃木県荒川・田川 
◇2009/3/29(日) ◇晴 ◇12℃ 
◇ヤマメ ◇総数3尾 ◇23cm


  今日はちょっと早起き、荒川に9:00前に到着。高速道路で土日・祝日の料金を上限1000円にする料金割引が昨日より始まり、常磐道岩間インター→北関東自動車道→東北自動車道上河内SAまでの106kmの道のりが通常は2850円、これまでは土日1450円であったところが、何と1000円と 大変麻生総理には感謝をしている。ただ来週に「放流」という看板の効果か、ほとんどの河川での解禁によるものか、荒川の人出は少ない傾向で、一般の行楽地とは異なるようだ。3月も終盤になろうとするものの、気温の低下と強風の為、かなり寒く9:00〜11:00で待つもガガンボが幾分ハッチはしているものの、ライズにはつながらない。#18ガガンボクリップルに反応はなく、ラーバを沈めるも当たりはない。早めの昼食後、C&Rより上流を攻めるも、結果は同じままだ。

 3月も終わるこの時期、まともな釣を体験しないまま終わるものシャクだったので、田川に移動をした。堰堤上のプールでのライズ待ちをしていたが、すでに時間は15:00を回っていたので、15日子供が釣り上げた上流へ移動した。何しろその日もライズのない場所なのだが、#16のパラシュートフライにヤマメが反応したそんな環境や状況の良さが脳裏をかすめたのかもしれない。今日もその場所で23cm程の結構引きのいいヤマメを初め、壁際の比較的流れの強い場所ギリギリで2尾目、さらにウェットにフライを取替え下流へ流し込むも、横倒しのまま浮いているそのフライにヒットし3尾目が20cm弱のヤマメだった。

 栃木県荒川 
◇2009/3/22(日) ◇雨 ◇11℃ 
◇ヤマメ ◇総数1尾 ◇18cm


 先週は非常に気温が高く推移したが、今日から気温は低下し、予報通りに冷たい雨が降ってきた。11:00頃川に下りてみると、ガガンボらしき虫がふわふわと多少飛んでいる。C&Rの最下流部の堰堤の下でライズを発見。#14CDCソラックスダンを流すも反応なし(ウグイらしきライズは穏やかな流れに無数にあり)、サイズがでかすぎるのか。#20CDCダンに付け替え、流すと合わせ切れ。7Xなのだがこのティペット どうも愛称が悪い。再度同じような#20CDCダンで痩せこけたヤマメを釣り上げた。その後あまり反応が良くないため、ユスリカの流下を疑い、フライのサイズを小さくしてみても釣れるのはウグイのみ。流れ出しの直後の場所で、ジャストのタイミングでヒットしたが、リーダーとティペットのつなぎ目で細身の黄色ボディの#20コンパラダンもろともブレイク。最悪だ。なかなかまともな釣をさせてくれない。遅い昼食後、同じ場所を攻めるも、ハッチもなくなりウグイの反応すらまばらな状態となり、雨も結構降り出した。

 栃木県大谷川、田川  
◇2009/3/15(日) ◇晴れ ◇12℃ 
◇ヤマメ ◇総数0尾

 大谷川ではすばらしい頂に雪が覆う山々をバックに非常に美しい写真は撮れたが、釣は非常に難しい。今日は彼に今シーズン初めての魚をプレゼントしたいと考えていたので、田川に移動した。快晴の杉並木を走るのは、非常に目に鼻にきつい。花粉症の薬のカプセルを運転しながら飲んだ。蛇行する護岸の壁際を流しながら、下流へ移動する。大谷川からの移動で、ウェーダーのまま土の道を歩いていき、餌釣りの方を2人追い抜く。途中ウェットフライで楽しむ方々から情報をお聞きし、その下流域、彼は#16パラシュートフライでヤマメを釣り上げた。

 栃木県荒川  
◇2009/3/7(土) ◇晴れ ◇12℃ 
◇ヤマメ ◇総数0尾

  夕暮れまでロッドを振り続けたが、彼のネットに魚を収めることができなかった。この日、ミッジサイズの流下はあるようだが、ライズはほとんどない。11:00過ぎより待てど暮らせど、ライズがない。さすが寒さで待ちきれなくなり、ミッジピューパと極小さなおもりを9Xのティペットにつけると、2度ほど魚の引きは楽しめた。しかしフライサイズの小ささもありネットを左手に持ったとたんばれてしまった。再度夕方ミッジの流下を期待したが、徒労に終わった。

 栃木県田川 
◇2009/3/1(日) ◇曇り ◇10℃ 
◇ヤマメ ◇総数1尾 ◇15cm

 3月1日 栃木県下、主な河川の解禁日。そして日曜。今年初めての釣行に喜びを感じつつも、釣る場所を探すことが非常に困難にも思えた。自宅の茨城から栃木へは、2008年開通した「北関東自動車道」により 時間的な短縮が出来、便利、便利と思っていたら、先日 高速道路着工にあたり交通量の過剰な算定に問題ありと指摘を受けていた「高速道路」の一つであった。まあそんなことは個人的に利用率が高く、その上混雑もない好条件の高速道路なので関係ないと考えている。何日か前 珍しく降った雪の為、凍結防止剤が振り撒かれ せっかくのピカピカの路面が白っちゃけて見える。
 宇都宮から「田川」の川づたいの砂利道を走ると、車がそこら中に止められていて、その釣り人の多さというより、こんなところでも魚はいるのか(放流されているのか)と、思う程 いつもは誰もいない場所で釣り師が目印を流している。そして放流情報で「○○kgの成魚放流」と称されて泳いでいたヤマメ達はこの日にほとんどが釣られて、そのほとんどが食べられてしまうのだ。

コンクリート護岸の「田川」を後にして、「鬼怒川」の本流を目指した。釣れないことは百も承知でウェットフライを流してみたくなった。今の時期水が少ないので、歩くには骨の折れることはないが、空しく中を舞い、川面に落ちるフライラインを見つめることだけとなった。その後、「大谷川」を車で上ってみるも、路上に停車してある車の数と釣り人に圧倒され、「田川」に戻る格好となった。

 「田川」は相変わらず人は多いが、昼の最中の餌釣りの人達は幾分減り、フライマンが多く目立つような感じだ。護岸の上の草は刈り取られ、例年のように枯草を焼いたような跡も無いことから、靴が煤ける様なこともなく有難い。気難しいミッジにたまにライズするヤマメもさることながら、土手の下からのキャストはバックが取りづらく、枯草に9Xのティペットは見事に絡みつき、釣りどころの騒ぎではなくなる。それでも夕方近くになり、ライズが多少目につくようになると、#26のパラシュートにかわいい10cm程のヤマメがかかった。そのままゆっくりと彼女は春の訪れを告げるかのようにネットにやってきた。それは今年の最初の一尾で、始まりの一尾。


 毎年 あまり進歩のない釣行を続けています。
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