CATCH&RELEASE
これまで行ったことのあるキャッチ&リリースの河川のご紹介

 FISHING AREA
これまで行ったことのある管理釣り場のご紹介

 INFOMATION 
ライブカメラや川の水位、放射能や漁協のリアルな活動などの情報を!

 山形県寒河江川C&R
2005/10/18(火)・19(水) ◇曇り時々晴れ ◇18℃ 
◇イワナ6・ヤマメ2・ニジマス3 ◇総数11尾 ◇29cm

 2005年釣行記は未だ終わっていなかった。去年情報ではC&Rの山形の寒河江川や宮城の荒尾川の両河川ではニジマスを釣ることに関して10月でもOKであることを知り、今年こそはと・・・考え、それが実現した。
もちろんいつもの単独釣行、気ままな車中泊。冬用シェラフと朝食用のパンとドリンク、それに夜は暇そうなので、テレビデオと釣りのビデオ。そうそうこれこそは必需品、無理な釣行には筋肉痛を和らげるバンテリン。行程は常磐自動車道→磐越自動車道→東北自動車道→山形自動車道と約360kmをひた走り、あの憧れのC&R 寒河江川に。

 今回のテーマはウェットフライで60cmオーバーのニジマスを・・・と萱野つり橋の堰堤下から背までフライを流すが反応はない。見上げれば、一足早く紅葉になった真っ赤な葉をつけた木々が森林にひときわ目立っている。地域のTVでやっていたのだが、月山の紅葉は今が見頃だそうだ。釣りあがってきたフライマンに状況を聞くと、20cm前後のイワナが釣れているが大型のニジマスは反応がないそうだ。これではいつものようにボウズになりかねないため、中村つり橋より上流を釣りあがった。左手に山、右手に山、川沿いには道、その道沿いに家が立ち、集落を形成しているそんな中釣りができる環境や情景がすこぶる気に入っている。釣り上がりにはいつものように8’6”#3ロッドに#12ソラックスダン、ハッチは全くないため釣りやすいパターンを結んで歩く。ウグイのお口にはあわないと思うのだが、たかが10cm程度のウグイに#12のフックが刺さる。伝承館前辺りだと思うが、ヤマメが釣れた。

 19日大井沢川の対岸から9'#4ウェットで下るが、反応は一度あっただけ、キャンプ場前に移動し9’11”#6に変えてシンキングリーダーで深場を狙ったつもりだが反応なし。そこでやはり関東からはるばる来られた方に話を伺うと、イワナはドライで釣れる・・・ということだが大物は釣れていないと言う事だ。近くでは数人の女性たちが、何かわからないが焼き物をして昼食を囲んでいた。
「小物でいいからイワナ狙い」に課題をすり替え中村つり橋まで戻り、#3ロッドに持ち替えた。そうなると1級ポイントは流れの巻いているところやたるみなどであり、極小ポイントでもラインコントロールに全精力を使い、岩井渓一郎のように(そんなにうまかないけど・・・)メンディングを繰り返した。14:00頃にはメイフライもチラホラハッチしてきたのも手伝ってか、26〜20cm位のイワナが結構釣れた。途中から引き返してもう一度同じ場所を攻め、おそらく15cm程度のイワナであったと思うが釣り上がりにかけ損ねた流れで、通常の流れの先が逆に巻き 泡が筋状になっている場所、そこを繰り返しキャストするとミスして手前の急流の筋の外側を#14のアダムスパラシュートが流れるとひったくるように消えた。30cm弱の虹鱒ともなると結構引きが強く、近くに引き寄せるときロングリーダーティペットだと最終的にはリーダーを左手で手繰り寄せる為不安が募る。やっと釣れ上がったひれピンのニジマスは美しかった。
 まあそんなこんなで、本当の2005年釣行は終わった。

 茨城県花園川
◇2005/9/28(水) ◇曇り時々晴れ ◇22℃ 
◇イワナ・ヤマメ ◇総数6尾 ◇24cm
 
 急速に秋に季節は移り変わり、便座の温度を上げるような気温になってきた。(いきなりの室内的発想と汚さはご了承を!)これを最後に自分自身の2005年度の釣行記は終わると思わり、また2006年の釣りの再開を指折り数える日々となった。とりあえず釣行の場であるすばらしき渓と渓魚たちに感謝すると同時に、声をおかけいただいたフライマンと拙い釣行記を見ていただいたフライフィッシングを愛する方々に「ありがとうございました」そして「今後も楽しい釣りができますように」とお祈りしています。
 さて、最後となった花園川 気温の急激な落ち込みで魚の活性への影響を考えても見たが、それより風邪の影響のどの痛みに自分の活性が急激に消沈していく。早めに今日の魚の着き場のパターンを理解しようとするが、反応が良くない。巻き返しでは吸い込むようなフライへのライズにいるとは思わなかったイワナが釣れ上がった。その後トロ背や肩などでの反応はあるが、フッキングにいたらず、ハッチのない早春の山岳渓流に似た感じがする。フライは#14から#18程度のアント、ソラックスダン、CDCダン、フローティングニンフといつもよりローテーションの努力はしたものの、出ることは出るがフッキングしないまま、午後・夕方まで続き終了した。

 茨城県大北川
◇2005/9/25(日) ◇曇 強風 ◇23℃ 
◇ヤマメ ◇総数3尾 ◇12cm

 今日台風が銚子沖を通過したこともあり、強風と外気の低下というような与件の中 釣りをすることになった。シーズン最終日曜日だが、先ほどの与件が影響したのか、あまり釣り人はいないようだ。いつもの場所で釣り上がっていくも何の反応もない。水量が多いことと釣り人がこの流れに入ったのかもしれない。下流に場所を移動して 開きで#18アントパラシュート、#16ソラックスダンなど流れに落とすが、ウグイの反応はいいもののヤマメは釣れない。「ここはいるだろう」と思うところでヒット。「やっぱりいるじゃん」と喜びもつかの間、手のひらサイズ・・・一言断っておくが、私の手のひらは一般的な人と比べると小さいので、「手のひらサイズ」の基準も 私にとっては表示上問題があるのかもしれない。同じようなサイズを そこで3尾釣り上げ、今シーズンの『大北川釣行』は終わりとなった。

 茨城県八溝川
2005/9/21(水) ◇曇 ◇25℃ 
◇ヤマメ ◇総数2尾 ◇18cm

 たまには"行った事ない川もいいだろう"ということで、久慈川水系の八溝川に行くことにした(実は久慈川で本流のヤマメを・・・と思っていたが、濁流と鮎氏たちの多さに入ることができなかった)。行程はいたって簡単 常磐高速を那珂インターで下り、袋田の滝方面に向かいその先の八溝山方面に行けばそこは「八溝川」。釣り券の販売はいたるところで看板があり、どんなことがあっても買いそびれることはない。意外と川沿いは民家があり、ほとんど上流まで途切れることはなく、俗世間からの逃避と孤立した自分に酔いしれる方にはお勧めできない。ただそこには住む住民の方を見ていると心和むことがあるかもしれない。偶然お見かけした近くのおじいちゃんが軽トラで交差点に進み、停止線上で右にウインカーを出しながら停車して、そこらで小便をしていた。しばらくしてもその状態で車はあったが、車に乗ると彼はそのまま左に曲がった。

 まあ釣りのほうは、初めての釣行、この時期ということもあり判断はできないが、噂では「フライは6月以降でないとできない」というようなことを聞いているので、一番いい時期にも釣りはできないということも含め次の釣行はないかもしれない。ロッドは7’11” #3 フライはソラックスダン風のアントで、見慣れた底石の黒い流れを釣り上がった。"ここで出なければ魚はいないだろう"という場所でも反応はなく、集中も途切がち。18cmのヤマメは橋桁の小さなプール状の淀みでヒット。かなり遠くまで投げていたが、視力2.0(まだ老眼にはなっていない)の私には魚の反転の影が見えて、思わずフライに出る前に合わせそうになった。帰り道 露店では秋の味覚でもある奥久慈のりんごを袋に詰めて販売している場所もあり、静かなるシーズンの終わりを感じつつ、秋の交通安全週間なのだろうか、忙しなく動く制服姿の警察官と安全指導員などが交通安全をドライバーに呼びかけて、別の秋も感じるこの頃でもあった。

 茨城県花園川
◇2005/9/13(火) ◇晴 ◇29℃ 
◇ヤマメ ◇総数8尾 ◇22cm

 残り少ない2005年シーズン、いかに有意義な釣りを、なるべく釣れる川を、願う気持ちが北茨城の花園川に向かわせた。今日は久しぶりに持ち出した渡辺釣具店の8’8”#3 BraggArtをしならせてみた。過去の渓流日記には一度も登場していないので、もう5〜6年は使っていないかもしれないが、結構いい感じだ。
 渓には何時になく早い7:30頃到着、平地では太陽は高く上がっているものの、ここでは、まだ山に光はさえぎられている。#14程度の陸生昆虫を流すがアタックはあるものの、フッキングしないことが連続3回。#18黒の細身のパラシュートに変更し、釣り上がると何とか18cm程度の尾びれの片方が擦れたヤマメがネットの中に。流れの肩には良型がいるのだが、ドラグのせいかフライを追うもののフッキングはしない。できるだけ近寄って アップクロスで流すため、一部始終が目の前で起こり、エキサイティングでもあり、釣れない事への苛立ちも増幅してしまう。

 車に体当たりする大小のアブの皆さんを尻目に、エアコンと共に眠りについた。目覚めると午後1:30を過ぎていた。久しぶりの残暑のきつさから、直射日光を避けるため木々の覆いかぶさる場所から午後の部を開催した。釣り上がりの中、幾度となくアタックされるフライにも一度もまともにかかることなく、引き返しポイントとなった。帰りのアスファルトの横の自動販売機でアクエリアスを購入して一気に500ml+100mlを飲み干した。

 茨城県大北川
2005/9/10(土) ◇曇り時々晴れ ◇28℃ 
◇ヤマメ ◇総数6尾 ◇19cm

多くのトンネルを抜け、高萩インターを下りると自分の頭の中のイメージは「大北川」そのもの。数年前までの川までの道のりは薄暗い車通しがすれ違うことすらままならない細い道だったのに、今では立派な道が付いている。栄橋、小神戸橋では車が数台きれいに並んで、釣り人がひしめき合っている。放流日が今日なのか?近かったのか?上流に行くにつれ路上付近に駐車する車は少なくなってきた。数日前の台風の影響か、水位はかなり高め、山から流れ落ちてきた赤土がアスファルトにまだら模様をつけている。

 いつもの上流部の駐車スペースに車を止め、7フィートに数箇所あるガイドに#3ラインを通していく。木々にフライがかかるのは必至なので、0.8号のティペットでフライ回収重視、サーモンピンクのインジケータが光っても、暗くても水面で目立つ#15テレルトリアルパターン こちらは視認性重視。絶好の直角に川の流れが曲がる場所では、バックの木々が覆いかぶさり極端なサイドキャストを繰り返す。ドラグのかかりにくいことによる恩恵は受けているのだが、左側の石や流れ着いた枝にラインを取られる。すぐ上の流れの肩にフライを落とすと、ドラグのかかったフライとともにヤマメが下流に流れてフライに追いつけずに消えた。もう一度同じ場所を流すと、ヒット、今度はフライを口につけたまま、下流に一気に泳ぐ。さほど大きくないヤマメだが、ネットに収まったちょっと黒ずんだ体高のある姿に幾分秋を感じた。

 栃木県日光湯川
2005/8/10(水) ◇午前土砂降りの雨、午後曇り ◇27℃ 
◇ブルック ◇総数3尾 ◇18cm

 8月に入り、開けた場所での釣りが非常に難しくなってきたこともあり、日光湯川へ向かった。この場所だと栃木県としての天気予報はほとんど当てにならない場合が多い。この日の栃木県は降水確率が50%から30%に変わるそうだが、湯川は午前中は土砂降りの雨、午後より薄日も差して曇り、さすがハイカーの数も少ない。

春はいつも川を覗き込めば魚影を確かめることが普通のことのようにも思えていたが、さすが8月、ライズもなければ、ほとんど魚影も発見できない。こうなれば小田代橋付近まで行かなければと雨振る中、呑気に草を食んでいる鹿を横目で見ながら汗だくで木の道を歩いた。小田代付近は光線量が木々により遮られている水草の生えていない場所も多い。そんな中ユスリカや極小サイズのメイフライっぽいものが多少出始めると、散発だがライズが始まる。#24や#30のフライを流している横を赤とんぼが流されていく。「まさかトンボは食べないだろう」なんて見ていると、「パクッ」「え〜」意外とあっさり食された。さすがトンボフライの持ち合わせはなく「赤とんぼ、羽を取ったら油虫」油虫のようなフライを結んだが、予想とおり反応なし。おそらく夕方にはヒゲナガをはじめハッチが起こり、どこにこんなに魚が隠れていたのかと思うほど釣れるんだろうなと思いつつも、今は帰宅という疲れ果てた体を癒す一番の近道をとることにした。

 鹿の親子が交互に草を食べては回りを気にする状況の愛らしさに、そこらを通るハイカー全てがカメラを手に取った。子供にしようと思っていた釣りの話のそのほとんどが、鹿の話になるかもしれない。まあそれでも今日はいい。

 茨城県花園川
2005/7/25(月) ◇曇時々雨 ◇27℃ 
ヤマメ ◇総数4尾 ◇19cm

今日から新潟へ恒例夏休みキャンプの旅・・・というところだったが、台風7号がこのまま北上を続けると水曜日には本州 特に新潟直撃という予報から、台風通過後と延期となった。まあせっかく休みなので福島の「スパリゾートハワイアンズ」へ行くついでに花園川釣行となった。空は雲に覆われてはいたが、時より薄日もさし雨も降らず7月後半にしては気温の低い一日。いつものように開けた場所から入り、ここでは使用経験のない8’6”の柔らかめのグラファイトロッドで釣りあがった。いつもはボックスの片隅の適当なフライを結ぶのだが、今回新潟での釣行の期待もあり、作り上げたテレストリアルの半沈みの#14パラシュートなどをくくりつけてしまったので、釣れそうな気がしてはじめはドキドキしてしまった。すぐさま20cm弱のきれいなヤマメがかかり、状況を正確に把握することを妨げることとなった。現状は7/8(土)頃に放流があり、それ以後釣り人にキープされ続け非常に厳しい環境にあることは確かだ。予想通り 大場所での魚のアプローチは皆無、小場所を中心に丁寧にフライを流すがほとんど効果のないまま釣りは終了した。

 茨城県花園川
◇2005/7/14(木) ◇曇時々雨 ◇23℃ 
ヤマメ・イワナ ◇総数11尾 ◇19cm

 土曜日にはあんなに道沿いに車が並び、釣り人が長い竿で放流したてのいたいけなヤマメたちを釣り上げていたのに、平日の花園川、霧雨の花園川釣り人は私以外に誰もいない。いつもの橋のたもとからガードレールを跨いで川に下りた。葦の丈もひどく伸び上がり、その間のクモの巣には霧雨の雨粒が細かく付いている。ハッチは全くないのに加え、気温の低下による活性が低くなっていることが心配でもある。ひとまず、結構開けているので7Xのティペット、#15ソラックスダンで様子を伺う。通い慣れたる場所ゆえ、その反応によっては凡そ事態は把握できる。フライにもんどりうって出るのだがフックアップしない。ヒットしても途中で外れることも非常に多い。フライサイズ、ティペットもちょっとおとしてみたもののあまり状況は変わらないので、元に戻して視認性と手返し優先のいつもと変わらぬパターンとなった。

 木々が覆い始める場所に入り込むと、暗さと風で葉っぱにたまった雨水が落ちてきて、さらに気分は落ち込んでいく。それでもヤマメの反応が変わっていくのなら足取りも軽くなるのだが、「ここぞ」と思う場所には稚魚放流なのか、自然繁殖なのか5cm程のヤマメが陣取っており、しっかり釣れ上がってしまう。午後からも天候の状況も変わらず、魚の活性も上がらず、反応はあるがなかなか釣れない状況の中 一日が終わった
.

 茨城県大北川
◇2005/7/9(土) ◇曇時々雨 ◇22℃ 
◇ヤマメ◇総数5尾 ◇21cm

 またまた運悪く「花園川」は放流日のようで雨交じりの天候にもかかわらず路上には何台もの車と餌釣りの釣り人が溢れていた。”第一土曜日は放流日なので近づかぬよう”ということから第二週であるのに、またもや偶然にもぶち当たってしまった。そしてそれを避けるため大北川(大北川も同じく放流日であるのを後で知るのだが・・・)に向かった。時間的短縮をしたい為、無謀にも山越えの林道を使う事となり、何となく方向的に神社の左手の林道を進んだ。「急がば回れ」と幾度となくその言葉の表現の奥深さを知らされていたのもかかわらず、間違いを起こしてしまった。その方向の不確かさと霧深くなりつつある山の状況がひどく不安に感じた。大自然の中に包み込まれているそんな時、ガードレールや反射板など何の変哲もない人工物を見つけるたびに、懐かしさと下界との接点を心の中で見出してちょっと安らいだ。ともかく見慣れた道へ戻れた安心とともに、時計を見ると遠回りを指示していたナビゲーションシステムの到着時間を過ぎていた。

 大北川ではそれほどの釣果もなく、監視員の方が言っている「放流場所」にも魚の陰はない。それでも#15ソラックスダンを流れが折れるちょっとした深みを通り過ぎる時、フライを引っ手繰って行った。その数メートル手前で20cmほどのウグイをかけているため、同じ様に感じていたが、それはヤマメだった。そこ等中の転がっている石は昔からここにあったものではなく、他から持ってきた為か表面は非常にザラザラしていてティペットが擦れて切れるかとも思ったりもした。

 栃木県鬼怒川・大谷川
◇22005/6/30(木) ◇曇時々雨 ◇27℃ 
◇ヤマメ ◇総数2尾 ◇16cm

 あまりに釣れないことと鮎の解禁から、敬遠していた鬼怒川に久しぶりに出向いてみた。平日ということもあり釣り人はいない。さらに虫のハッチもない。時々どんよりとした曇り空から薄日が差し、たったそれだけなのに急に肌には夏に感じる。平水状態なので#6のシングルハンドでのアプローチを行ったがまったく釣れる兆候もない。魚とり名人の急降下してきたトンビのやつは魚を確実にキャッチしているようだ。

 大谷川に移動し水溜りの側道をゆっくり走りながら、ふと山のほうを見るといくつものキャベツが並んで捨てられていた。価格下落を抑えるため処分をしているという報道があったがそれなのだろう。#3ロッドに持ち替え#17ソラックスダンの釣り上がりでは、ウグイのライズをよけながら葦際のギリギリにフライを落とすと小さいながらポテッと太ったヤマメが釣れた。かなりの距離を歩いたがほとんどその努力に報いるべく釣果は得られなかった。

 栃木県日光湯川
◇2005/6/25(土) ◇曇時々晴れ ◇24℃ 
◇ブルックトラウト ◇総数8尾 ◇26cm

 梅雨明けとも思えるような蒸し暑い平地を後に一路日光湯川へ。ヘッドライトに光る鹿の歓迎を受けながら、赤沼茶屋の駐車場で一夜を明かし6:15頃には木道を歩いていた。さすが土曜日 フライマンも一応にポイントに散ってキャスティングを繰り返していた。朝一流下物は良くわからないが、小さなカディスのシャックが数多く流れている。それに似たフライは全くないので#20程度の、あるいはそれ以下のフライを結ぶが反応はほとんどない。キャッチ&リリースの恩恵か 魚を確認することは容易で、水草の切れ目や緩やかな流れには必ずといっていいほどブルックは泳いでいる。あまり反応が良くないまま、青木橋まで来たので、橋を渡らず奥まで入り込むと先ほどと同じようにブルックの影がちらほら。ロールキャストで手前の魚に#20ソラックスダンに一発でヒット。その後ライズも多くなり、適当なフライでも良く出るようになった。結構ひれのピンとしたカッコのいいブルックを手にとって眺めてみた。

 青木橋からの帰り道14:00頃 川沿いを背丈の高い木々で占領されたポイントでは手前上流側のライズは全く反応はなかった(おそらくプレゼンテーションの悪さとドラグがかかっていたのだろう)のだが、対岸付近のクロスポジションでのキャスティングで4尾の魚を取ることができた。#24グリフトナット(ハックルの代わりにCDC)をキャスト+メンディング水草の切れ目を流すとヒット。一度水草の中に入られラインブレイク寸前 8'6"#3ロッドを高々と持ち上げ偶然にも回避、ネットに収めることができた。大気の状態は不安定でその頃日光市ではすさまじい雨が降っていらしい。

 栃木県鬼怒川・大谷川
◇2005/6/8(水) ◇曇 ◇24℃ 
◇ヤマメ ◇総数2尾 ◇18cm

 ここ最近の天候不順による気温低下、今日も小雨混じりで気温も上がらないようだ。実は花園川に直行したのだが、放流日なのか橋や沿道など放流地点となる場所には多数の釣り人が待ち構えている。そんな中ロッドを振る気にはなれない為、30kmほど戻ることになるが大北川に移動をした。しかし大北川も同じなのか何時になく釣り人が多い。横川から下君田まで去年まで明るく開けた大北川は、川に沿った道とともに もうダムの底に消えてしまっていた。2004年の9/17と9/24はそこで釣れたヤマメだった。

 大北川の上流域まで一気に車を走らせた。薄暗い杉林には藤のつるが巻きついて 薄紫の花が杉自身の花かの様ぶら下げている。久しぶりの大北川はいつもの姿であった。釣り上がり#12ソラックスダンをいつも必ず魚がいるバンクの外側にキャスト、15cm程度のイワナがヒットしてきた。虫は水面すれすれを非常に多く飛行している。顔には虫が切れ目なくまとわりつく。その後も ライズはなく、いそうな場所へのキャストを続けると、20cm前後のヤマメが満腹そうな腹部を突き出して釣れ上がって来る。朝方は霧が出ていたようで、クモには迷惑、クモの巣が水滴で周りから浮き上がっている。7フィートのロッドでも釣りづらく感じる場面がかなり多いこの場所では、太いティペットと周りの木々を気にするテクニックが養われていく。人の気配はない。水の音、カッコウやウグイスの鳴く声がすぐ近くで聞こえる。4時間もかけて釣り上がり、林業者の使う林道を除いてアプローチすることの不可能なこの川の中から、ふと山のほうを見上げると「イオン」が植樹を行ったという看板が見える。自然を保護するため植樹事業を行っていることはすばらしいことだが、その看板で今いる場所が自然でなくなった様な気がした。

 茨城県大北川
◇2005/6/4(土) ◇雨のち曇 ◇22℃ 
◇ヤマメ・イワナ ◇総数8尾 ◇22cm

 ここ最近の天候不順による気温低下、今日も小雨混じりで気温も上がらないようだ。実は花園川に直行したのだが、放流日なのか橋や沿道など放流地点となる場所には多数の釣り人が待ち構えている。そんな中ロッドを振る気にはなれない為、30kmほど戻ることになるが大北川に移動をした。しかし大北川も同じなのか何時になく釣り人が多い。横川から下君田まで去年まで明るく開けた大北川は、川に沿った道とともに もうダムの底に消えてしまっていた。2004年の9/17と9/24はそこで釣れたヤマメだった。

 大北川の上流域まで一気に車を走らせた。薄暗い杉林には藤のつるが巻きついて 薄紫の花が杉自身の花かの様ぶら下げている。久しぶりの大北川はいつもの姿であった。釣り上がり#12ソラックスダンをいつも必ず魚がいるバンクの外側にキャスト、15cm程度のイワナがヒットしてきた。虫は水面すれすれを非常に多く飛行している。顔には虫が切れ目なくまとわりつく。その後も ライズはなく、いそうな場所へのキャストを続けると、20cm前後のヤマメが満腹そうな腹部を突き出して釣れ上がって来る。朝方は霧が出ていたようで、クモには迷惑、クモの巣が水滴で周りから浮き上がっている。7フィートのロッドでも釣りづらく感じる場面がかなり多いこの場所では、太いティペットと周りの木々を気にするテクニックが養われていく。人の気配はない。水の音、カッコウやウグイスの鳴く声がすぐ近くで聞こえる。4時間もかけて釣り上がり、林業者の使う林道を除いてアプローチすることの不可能なこの川の中から、ふと山のほうを見上げると「イオン」が植樹を行ったという看板が見える。自然を保護するため植樹事業を行っていることはすばらしいことだが、その看板で今いる場所が自然でなくなった様な気がした。

 栃木県鬼怒川
◇2005/5/21(土) ◇晴 ◇22℃ 
◇ヤマメ狙い ◇総数0尾 ◇

 午後6:00あたりは薄暗くなり始め、モンカゲロウの羽音が聞こえてくるかのように、ゆっくりと目の前を通り過ぎていく。もう釣りを終えようかと帰り支度をする人の中、俄然やる気が沸いてきた。ショルダーバックを提げ、9’11”#6のロッドにおそらく起こるであろうヒゲナガに合わせたウェットフライをくっつけて川に滑り込んだ。そこにはフライマンが二人すでにドライフライを浮かべている。ここでの散発ライズの主は非常にデリケートでライズにフライを送り込むとライズは消え、過ぎ去るとまたライズを始めるようだ。雲のベールが薄く空を覆っているので月明かりはほとんどなく、月がぼんやり見える程度だ。

 午後7:00 これまでそれなりの水生昆虫の流下やヒゲナガがまとわりつくような状況にはあったが、ちょうど上流で爆発的なヒゲナガのハッチに遭遇した。潜水艦から上空にミサイルを打ち上げるかのように、それでそれは正確に流れに対し斜め上流に、かつ激しく大量に飛び出していく。それに呼応したようにヤマメは激しくライズを繰り返し、その密度を上げていく。その状況下の中、自分の取った行動は ウェットフライにもかかわらずそのライズ目掛けフライを投げつけ。ほんの15分間の短い出来事だったが、フライにはまったく反応はないまま過ぎていった。

 上流にいたフライマンが戻りつつあったので、そのスーパーハッチの流れにフライが送り込める位置まで場所を換えた。すでにハッチは終わりライズもなかったが、ゆっくりとフライを送り込んでいくと「コツコツッ」と当りがあるがのらない。幾分下流に移動し流し終えたとたんに「のった〜」誰もいないと思って声を出してしまったが、後ろに餌釣りの方がいた。しかしリールを5回ほど回した時点で 魚信は大きく肩を落とすに十分足りる「軽さ」になって手に伝わってきた。懐中電灯の光を頼りに岸まで戻り、はかなくも激しかったライズを思い浮かべ車に帰った。

 茨城県花園川
◇2005/5/14(土) ◇曇 ◇15℃ 
◇ヤマメ ◇総数3尾 ◇20cm

 5月なのに非常に気温が低く 寒く感じるが、季節はもう藤の花を従えて移り変わろうとしている。7:00に入渓するとユスリカとコカゲロウなど幾分ハッチがあるようだが、安定しない為ヤマメのライズには至らない。水面を見てみると#18程の羽も体も黒いカゲロウも流れているようだ。そんな観察が意味を成さない#12ソラックスダンで釣り上がりつつも、それなりに釣れるのはどうゆうことなのだろうか。10:00を過ぎると活性が高くなってきたのか、ヒラキにもヤマメの反応がある。12:00を過ぎ、川から上がろうとするのだが、幸運にも目も前のライズを釣り終えると、その先の見えるところでライズがある。またそれをあの手この手でライズへのアプローチをし、5箇所のライズで2尾程度を釣り上げると、またその先にライズが・・・。昼も食べずに午後3:00になってしまった。

 土曜日なのに、自分ひとりしかいないこの川で、午前と同じ流れを、もう一度午後から釣り上がった。エルモンヒラタカゲロウらしきものがハッチを始め、ライズが激しさを増した。一度釣り損ねた魚の居場所ははっきりしているので、効率的に釣る事ができた。ただ、一日中(過去にこんなにやったことはないだろうと思うような7:00〜18:00休憩1時間の釣り時間10時間)歩き続けたため、足の踏ん張りが利かずこけそうになる。フリースの上にジャケットを羽織った寒がりフライマンは、川を上がり、側道を水の足跡をつけながらずっと先に見える車に向かって歩く。

 ※追伸 釣り券を売りにバイクで走り回るおっさんは元気だ!川へ入ったものを見逃すことはない!
 ※さらに追伸  今日ヤマメをスレ掛りでなく尻尾を釣った。・・・どういうことかというと尻尾のくびれにティペットが巻き、フックがかかってそのまま釣れ上がった。スゴイ!!

 栃木県鬼怒川
◇2005/5/11(水) ◇曇 ◇15℃ 
◇ヤマメ・レインボートラウト ◇総数5尾 ◇21cm

  「もうそろそろ釣れてもいいだろう」と幾度となく釣れない時間を費やしてきた3・4月、そう思うしか鬼怒川へ行くきっかけが見つからない。常さんトロについたのが10:00、水量も水質ももっとも平均的に思われる。ただ今日だけ気温が非常に低く 水生昆虫の羽化に幾分影響が出ているのかもしれない。メイフライ、ストーンフライ、カディスともに#18程度の小さいものの散発なハッチがあるようだ。たまに20cm弱のヤマメがライズをしている。#10/11ラインの先につけるフライは水生昆虫に似せることは難しいとは思ったが、邪道とは思いながらも#16白っぽいソフトハックルをつけると、当りがありそのままロッドのしなりもないままヤマメが釣れ上がった。そう言えばこのロッドで魚を釣り上げるのは初めてで20cm程度の魚では、何の面白みもない。特に魚を寄せる時の魚の反発や突っ込みなどがロッドを通じて伝わってこないので、ばれる場合も多そうだ。

 その後 対岸近くで多くのライズを発見。放流虹鱒1尾などを釣り上げたが、全て20cm程度。ただ、ヤマメは小さいながらも体高があり大型化する可能性を秘めているように感じた。もう15:00、昼食も取らず釣り続けていた。川からけだるい足を引きずり出し、小高い土手から鬼怒川を見ると どんよりと曇った灰色の空が写っていた。

 茨城県花園川
◇2005/5/1(日) ◇曇時折強風 ◇25℃ 
◇ヤマメ ◇総数4尾 ◇16cm

 「確実に釣れる川を!」「釣りは釣れて初めて釣りだ!」という自分自身の切なる願いを組み入れた形として「花園川」に行くことに決めた。日曜ということもありある程度の人出を予想はしていたが、この日聞いたのだが放流日だということで、明らかに放流したと思える場所にはエサ師がかたまっていた。だれも入っていない最下流部から上流を目指すと、「ここぞ!」という場所にも魚はいない。久しぶりの茨城の流れを見つめ、流れの音に耳を傾けながらと余裕を持って行きたいものだが、殺気立ってる餌師を前に、釣れる気がしない。それでも彼らの横をかいくぐり、落とした#16のパラシュートフライに放流したてのヤマメがくっ付いて来た。痩せッポッチの尾の丸いヤマメがかわいそうにも見えてきたが、太陽が傾きだすと流れの中にライズが始まった。ただし#32までサイズを下げてもドライにはあまり反応を見せない。偶然グリフトナットが水面下に沈むとそれにかかった。その後ピンクのインジケータの#16パラシュートがよく見えなくなってきたので、流れから足を上げた。川沿いの道から流れを見下ろすと、激しいライズがところどころで起こっている。クライマックスはこれからなのか・・・?

 栃木県鬼怒川
◇2005/4/29(金) ◇晴 時折強風 ◇28℃(4月最高気温) 
◇ヤマメ ◇総数0尾 ◇

 今日は内陸部では真夏日を記録し非常に暑い日となった。仕事上4月前半は釣りに行くこともできなかったため、そろそろ巨大魚が・・・。と感じ、佐貫堰堤より下流部の上平橋付近からの釣行となった。ごろごろ石の川原に8:00位に到着すると、ストーンフライやヒゲナガや小型のメイフライなど飛んできては、気持ちを逸らせる。餌釣りの方が一人橋に向かって釣り下っている。今日のタックルは16’0”#10/11ダブルハンドのスペイ。荒瀬、プールと流しているが反応はない。悠々とハッチと移動を繰り返すヒゲナガは何にも邪魔されずに乱舞する。対象魚のライズなどはまったくない。流れの緩やかな岸辺にはおびただしい数のウグイの群れがライズをしている。そういえば今年になってまだ、ヤマメやイワナのライズに遭遇していない。橋げたのよどみには無数の水生昆虫が流れているがそれにヤマメなどは反応していない。それならばと、無数の見えぬ花粉に自分は極度に反応を繰り返し、くしゃみと目の奥の痛みがその結果繰り返される。

 上野橋まで移動をし付近を攻めるが、状況と結果は同じで、反応はまったくない。鬼怒川での釣れない状況はまだ続く。非常に達成感の薄い釣りに次第にライズの釣りが恋しくなる。他人には自虐的にも見えるこの釣りの行為が報われる時は何時なのか、それが今は知りたいような気がする。

 栃木県箒川・内川
◇2005/3/30(水) ◇晴 時折強風 ◇11℃ 
◇ヤマメ ◇総数2尾 ◇15cm

 久しぶりの箒川、あまり気温の上昇もなく、時折冷たい強風に乗って白い雪が舞い降りてきた。ユスリカは非常に多くハッチしているのだが、ライズはまったくない。ウグイのライズすらない為、岸沿いの道を歩いていると石と土と枯葉の間に周りにまったく同化しない鮮やかな黄緑色のフキノトウが芽を見つけた。魚が釣れた事に匹敵する喜びとは言いがたいが、ひと時の春の安らぎを感じていた。

 春休みということもあって、子供を連れて来たので内川でちょっとキャスティングの練習も兼ねて、親子フライマンの誕生を形で残してみた。風の影響もありキャストはおぼつかないが、水の中を歩くのがとてもうれしそうだった。ダム直下のプールでは岸よりで2尾のヤマメが見えたので、つかさずキャスト。水面までの高さがあり、風の吹き上げもあり、予定の場所にフライが落ちない。やっとその場所に#20ソラックスダンが落ちると垂直に上って来たヤマメが銜えた。晴れているのにまた、空中で融けてしまいそうな細かな雪が舞っている。

 栃木県鬼怒川・田川
◇2005/3/26(土) ◇晴 強風 ◇11℃ 
◇ヤマメ ◇総数1尾 ◇

  やはり自分は11:00鬼怒川にいた。幾度となく、ボウズの洗礼を受けながらも、「今日こそは・・・」というほとんど当てにならない妄想に近い期待の中で釣りの支度をしている。ただ今日は土曜ということもあって、ダブルハンドをもつウエットマンなど姿もあり、遠くからでもその太いスペイラインがよく見える。実を言うと先週もこの場所に立っていた。その時には16’0”#10/11のロッドで、魚が居たなら驚くであろうスペイキャストを披露していた。

 さすが驚愕のスペイキャストは平日に、今日はシングル9’11”#6、ファストシンクのシンクティップで底をとりながら・・・、と思っていたら、かなり水量が増し底はまったく取れていないようだ。時折冷たい強風が後頭部の地肌に染み入り非常に寒い。20分ほどキャストをしたが、重く冷たい流れとその増水、そして最近また雪でお色直しをした山々から吹き降ろす風で退却となった。

 それでも1尾が捨てきれず、田川の川沿いの道を進んでいた。ライズを探しながら移動をしようと思っていたが、強風により水面は水生昆虫のハッチを容易にさせるものではないし、もちろんライズの確認などできそうもない。ただしばらくして、時折風が収まると流れの巻き返しでライズを発見。#18CDCの黄色のダンパターンを流れに漂わせるとヒット、10cmほどのウグイ、気を取り戻して・・・またウグイ、上流側からの強い風に悩まされながらも、少し下流にダウン気味にフライを送るとヒット。銀色に輝きシラメのようなヤマメが釣れた。4度目の釣行にしてはじめてのヤマメ、そして2005年どシーズンではじめて手にするヤマメである。

 栃木県鬼怒川
◇2005/3/11(金) ◇曇後雨 ◇11℃ 
◇ ◇総数0尾 ◇

 16:00に鬼怒川を離れ,あたりが薄暗くなってきた。天気予報通り 本降りとなってきた。普通なら前を走る車のテールランプと後輪からの水しぶきを見ながら、長い帰路、今日の釣果や忘れられないシーンを思い浮かべているところなのだろうが、前回に引き続き釣れた魚の数はゼロ。ライズを取れなかったのであれば、反省材料にもなるが、それすらない。

 釣れなかった鬼怒川の状況はこんな感じだった。鬼怒川では11:00頃から、ユスリカと小さなカディスが流れてはいるが、魚の反応らしきものはない。深場に隣接する大石周りは上流から丹念にウェットを流し込む。反応がないのでシンクティップでより深く流していく。フライを#14程度のものに変えても見たが反応はない。盛期によくライズのあるちょっと浅瀬の大石回りの左側にフライを流すとヒット、即ばれた。サイズはかなり小さいようだった。

 大谷川合流地点では濁りの入った鬼怒川と澄んだ大谷川の流れが交差していた。ただ反応はない。昨日までの気温が続いていたら反応もよかったのかもしれない。

 栃木県鬼怒川・田川
◇2005/3/3(木) ◇)曇時々晴 ◇6℃ 
◇ ◇総数0尾 ◇

 2005年がとうとう始まった。初釣行として向かったのは栃木県鬼怒川。途中山越えの道では3台のトラックが路面凍結の影響か、脱輪から横転まで事故現場を間近に見ながら走り続けた。鬼怒川へは11:00頃到着すると、さすが解禁したばかりなのか、ダブルハンドを手にした方がが2人、ドライでフラットを狙うフライマンも一人いた。ネオプレンのウェーダーと着込みすぎたのか かなり冷たい川の中を進んでいくと汗ばんできた。ただ、時折吹く風が襟元に入り込み その部分だけしびれる様に寒い。水量の多い時期には、水中石と化していた大岩も、ほとんどが水から顔を出している。ポイントらしき場所に小さめのウエットフライを流し込むが、まったく反応はない。12:00近くになると、ユスリカ、コカガロウ、小さなカディス類も湧き上がって来た。しかし、水面への魚の反応はない。

 まあ、久しぶりなので、早めに切り上げ、大谷川も堤防の上から覘いて見る。そのままアスファルトに出てしまったので、宇都宮方面に向かい田川を目指した。この時期小さな河川のため、釣り易さというか、ポイントが見極めやすそうな気がしたのだが、そう考える人たちはかなり多く、餌釣りからフライ・ルアーにいたるまでかなりの人が入っていた。フラットな浅瀬では時折ライズがあるのだが、近づくだけで2度と起こらない。やたら見づらいドライからインジケータ・ミッジピューパに換え、水面直下を狙う。ちょっとした魚道のような場所でフライを落としメンディングを一度行うと、インジケータが濁った水に幾分沈み、赤色がぼやけた。自信無げに合わせると銀色の魚体がよじれるのが見えたが、そのまま消えた。

 2005年初釣行記は終わるのだが、ここで数尾釣れていれば、「心地よい肩の痛みが・・・」などとも言えるのだが、右の腕と肩が痛い。3月は厳しい。

 毎年 あまり進歩のない釣行を続けています。
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