CATCH&RELEASE
これまで行ったことのあるキャッチ&リリースの河川のご紹介

 FISHING AREA
これまで行ったことのある管理釣り場のご紹介

 INFOMATION 
ライブカメラや川の水位、放射能や漁協のリアルな活動などの情報を!


栃木県箒川C&R
◇2014/12/11(木) ◇曇り後雨 ◇6℃ 
◇6尾  ◇ニジマス◇45cm

 久しぶりの自然河川釣行。シーズンオフは遠出が億劫になり、結果どうしても近隣の管理釣り場へ向かうことになる。こうして来ればそれなりに管釣りと違って面白いとはわかっていても・・・。
 天候は午後から雨。予報通りに雨は降ってきた。入漁券購入の際BLESSに立ち寄ると、えらい数の乗用車が駐車されているので、店主にお聞きすると「下塩原バイパスの第二トンネルの貫通式とかが行われるようだ」ということだ。これらが全てが完成すると南会津への道がまた短縮されるのかもしれない。

 今回はまさにこの箒川釣行が増える中、箒川専用に選択したのがCND Solstice11’#4/5/6 Switch。初めてその実力を試してみた。ラインは12月7日に川越で実施されたTROUT FESTA 2014で購入した旧型Beulah Elixir 275gr / 25ft for 4/5/6 Switchだ。しかし気持ちよく振ることができて、勝手に上達した気分だ。内緒の話なのだが、このロッドに初めてかかったのが、40cmを超えるニジマスでスレがかりだった。それでも最初「やたら引く魚だな」と思ってリールファイトを楽しんでいたが、これだと70cm程度の引きは十分耐えれる感じだ。

 川面には枯葉が浮かび、溜りではそれが重なり秋の終わりを感じる。もちろん何度か、落ち葉がフックに突き刺さりはするものの、フライは1本にしたためかそれほど苦にならない。30cmクラスのニジマスはリトリーブ時にヒットすることが多かったので、フライを流し、リトリーブタイミングを変えると当りが出た。活性自体が下がっていることもある為、フライサイズやティペットの長さなどを考慮すればもう少し、30cmクラスはヒットに結び付けることができたかもしれない。

 ここも1月12日までとなっているためもう少しで最後の禁漁が訪れる。
 
 

栃木県湯川C&R
◇2014/9/25(木) ◇雨時々曇りたまに晴れ ◇18℃ 
◇6尾  ◇ブルック◇20cm

 そろそろ自然河川も禁漁となりつつあり、さびしい限りではあるが、その訪れを知らすかのように葉っぱが色好き始める。ここ奥日光では草紅葉というのも紅葉の先駆けのように全体が赤らんでくる。天候は台風16号が低気圧に変わり、ちょうど今関東に雨を降らせている。

 こんな天候が不順にもかかわらず、小学生の行進は長い列をなし、木道を歩く。よっぽどのことがない限り行事ごとは中止にはならないのであろう。

 釣りのほうは最後だからと言って、景気付けにライズがあるのでなし、余計に釣れることもない。ちょっと肌寒く 雨が上がっても着たままのレインジャケットが離せない。 7'8"#3/4のグラスロッドに#10のパラシュートフライ、ヒゲナガが目の前でハッチがあれば、エルクヘアカディスに・・・。できればバンクの奥に潜みながら「モぁ」っとライズするブルックにショートリーダーに結んだカディス系のフライを「スパ」っと入れ込んで、「バシ」っとヒットさせたいと思うのだが・・・、そんな状況は全く訪れない。それでもドライフライ1本で通すときは、朝方浅場に移動し、餌を狙っていた居残りのブルックを丹念に探して流すしかない。まあどうせ、フライボックスにニンフやウェットなどは入っていないため、諦めもつくし、それに釣れなくても何とか言い訳にすることもできる。

 橋をくぐって、小滝のほうへ歩きながらフライを流していると、橋の上は黄色い帽子をかぶった小学生が並んでこっちを見ている。湯川では釣り人とハイキングを楽しむ人々との距離が近い。その状況は、川の流れに沿った木道と多くのハイカーにより自然に形成されてしまう。最後まで歩き、小滝の岩盤のヘリにフライを浮かべると、白いあぶくでフライが見えづらい。するとフライが吸い込まれたように感じ、ロッドをあおるとヒット。手前の枝に絡ませないように引き寄せると、なかなかの凛々しい顔のブルック。数枚写真を撮って、いつもより優しくリリースし振り返ったが、橋の上には誰もいなかった。
 
 

栃木県箒C&R川
◇2014/9/4(木) ◇曇り時々雨 ◇20℃ 
◇4尾(40cm以下多数)  ◇ニジマス◇45cm

 
 午前7時高速道路では「雨のため80km規制」と言っていたが、霧雨程度で、路面もあまり濡れていない。週の前半、晴れたこともあり30℃近い気温上昇となった。ただまたすぐ気温は低下し、いつもなら「残暑が厳しい」ということを、9月での定番のあいさつのように使うところだがそれを使う時がない。

 横たわるニジマスの頬は、久しぶりの再会に赤らんでいる。そんな訳ないか・・・。

 漁協の方の話によれば、水温が安定し、釣果も安定しているということなのだが、いつも石の上に定位しているニジマスの数が少ない。もちろん背に入ってくるような活発なニジマスもほとんどいないため、広範囲にフライを流すこともあまり意味がないのかもしれない。

 いつものようにウェットフライを流していたが、見える魚も少ないので、久しぶりにシングル9フィート#4を持ち出して、バッタやらコウロギやらでドライフライを浮かべてみた。石の上から見ると底の石に張り付いている巨大な魚が見えるが、意外にフライに反応、浮上しフライを銜える直前で離れる傾向が・・・。針がかりしてもばらすことになり一向に釣れない。動かすことも時に効果的で、ラバーレッグ付のフライでも巻いていれば、反応がいいのかもしれない。さらに#5の太めのフライラインでのシングルハンドのキャストは非常に疲れるし、手首も痛くなってきた。

 昼食後、ドライで狙っていた場所をさらに上流の巨大石の上から、ウェットフライを流す。ちょうど中央の水中に直立している石の前をスイングすると40cm程度のニジマスが釣れた。巨大石を降りて魚をランディング、さらにもう一度登ってキャスト。すると同じ場所で同じようなサイズの魚がまたヒットした。先ほどはリールでファイトを楽しんだが面倒になり、手で糸を手繰った。さすがランディングは水面まで降りることとはなるが・・・。
 

栃木県湯川C&R
◇2014/8/28(木) ◇曇り時々雨 ◇18℃ 
◇14尾  ◇ブルック、ニジマス、ホンマス◇25cm

 今週より気温が低下気味で、最高気温も30度に満たない日が続いている。ずっと天候は雨交じりの曇りで、「10月中旬の気温」と天気予報番組では言っている。
 湯川も久しぶりだ。途中ルアーの方から「よく来るんですか?」と聞かれたとき、「今シーズン2度目です」と答え、その通りで5月29日以来。ただし湯滝から入るのは初めてなのでこの周辺を釣るのは今シーズン初めてと言えるのかもしれない。
 初めて足を水に入れたのは小滝付近。虫のハッチがある程度あり、魚の活性も高い場合、時折ライズもあり流心を流すフライにも浮上して反応があることも多いが、今日は無理のようだ。そうなると持ち合わせのフライ全てドライフライという今の自分の場合、どこを狙えば飽きることなく歩き続ける苦痛を紛わせることができるかが今日の課題だ。
 釣行は9時から午後5時、湯滝から入るが疲れるので小田代までは行っていない。ロッドは#4 7フィート。リーダー+ティペット(5X)は14フィート前後、えぐれなどピンスポットに魚がいるようなら少し短くしようと思ったがその機会に恵まれなかった。フライは#12パラシュート系の見やすさ重視の設定。ただし半沈みタイプのほうが比較的流れの早い場所では針がかりがいいように思えた。ひげなががハッチすればひげながフライ。フライ交換の際にティペットが通せない事態も考えられるのでなるべく1本で通せる信頼の1本とその前にティペットを4Xに変更。
 元に戻ると今日の課題は、「活性の低い状況でいかにドライフライを食わせるか」ということになり 場所の選定が不可欠となる。かなり浅い背で脇に流れの緩くなった部分で なおかつちょっと水深がある場所が非常に良かった。それこそ20cm程度ではあるが楽しめる。そしてすべての魚がきれいだ。白点に交じる鮮やかな朱点、腹にかけてはオレンジやピンク色に染まり、大きく張り出した胸びれ、腹びれ、尻びれにその色が回り、くっきりと白く縁どられている。
 ここでことさら言うことでもないし一言でも言い表しがたいが、「自然が豊か」。自然を鑑賞するという点で、釣り人は唯一川に立って見ることができるということ。それは木道から見る風景とはまったく異なるということをきっとハイカー達は知らない。それが唯一でもあり、特権であるということを釣り人もあまり理解していない。

 日が陰りだすと、ひげながが水面を泳ぎ、はらはらと空中を飛ぶ。これまでまったく反応がなかった場所で湧いたように魚がヒットする。サイズアップ。
 ここは誰しも足を止め、反転流の泡にライズするブルックを狙ってキャストする場所なのだが、倒木を隔てその下流域が連続ヒットになった。その場所は、水量が多いとき余分な水がその流れを臨時で形成する時があるが、その流れが左岸にあり本流は右岸で ある程度の水深がある。その合流地点がヒットの多い場所。夕方にはチャラ背の臨時の流れにもブルックが何匹かいるようで、ヒットにつながった。夕方はエクステンドさせたボディで見た目#6位のひげながフライを使用していたが、そのボディが水を含んで重くなって使い勝手がよくない。ただし薄暗がりの視認性は抜群で、アピール度もよかった。
 湯滝付近で水面を飛び回る虫に反応しているブルックに手こずっていた時(※最後まで手こずって釣っていない)、目の前の倒木の上を狸がたんたんと歩いて行った。意外と毛並みのいい、茶色のメリハリのついた狸だった。そのすぐ上に番いの鴨。メスは小さなプール状の止水浮かび、そこにちょっとある砂の丘にオスが直立し「世の中の動きに関知せず」というような顔をしてどこかを見ていた。
 
 

茨城県大北川
◇2014/8/7(木) ◇晴れ時々曇り ◇32℃ 
◇6尾  ◇ヤマメ◇23cm

 今週は非常に気温が高くなりつつあり、館林で39度とか例年の最高気温ランクシリーズがTVの一つの枠であるようだ。花園川が禁漁となったため、茨城の渓へ足が遠のいてしまっていたが、久しぶりに大北川を覘いてみることにした。「最上流部まで・・・」と思っていたが、まだ工事が終わっていなく林道を上ることはできなかった。

 水量も多く、濁りも入っているため、これまでのパターンでは非常に釣りづらい状況であるような気がしていた。ポイントも絞り切れず、「ここぞ」という場所では、浮上・反転の様子が見えるため、グリップを握る右手だけに力が入る。さらに移動を試みるが、蜘蛛の糸がかなりの範囲で張り巡らされ、リーダーとティペットの結び目に白い団子ができてしまった。
 崩れた堰堤を乗り越え、こじんまりとした橋の下のフラットで、石の手前に定位していたヤマメが、フライを食った。フライは#10、出来損ないに見えても弁解の余地のないクリップルだ。蜘蛛の団子を取り除いて、新調した4Xティペットが思いのほか長くて、コントロールしにくい状態でのヒットのため、のけぞってラインを手繰り寄せた。以外に引く。そのヤマメはパンパンなテレストリアルっ腹で、ストマックポンプを入れたくない状態だった。

 午後になると、太陽の光が差し込む中でも、フライに出てくるようになった。ただ、ヒットポイントは緩い流れの最終石にぶつかる手前に限られていて、その他の場所ではまったく反応がない。この時期フライの選択にそれほど熱い思いはないが、水量が多いため、深い場所から浮上するような魚に対しては、フッキング率を高めるためクリップル系のような半沈みタイプがよさそうだ。
 

福島県舘岩川
◇2014/7/23(水) ◇曇り時々晴れ ◇30℃ 
◇1尾 ◇イワナ ◇18cm

 
 とうとう念願の釣りの旅。やはり福島南会津が距離も手ごろで、気軽に車中泊で数日は過ごせる予定。もちろん釣る場所も自分にとって無限大といっても過言でもなく、その奥深さや釣果も十分過ぎるくらいだ。またその連なる山並み、その間の鮮烈なる川の流れ、数多くの温泉、そば、信号なき舗装道、すばらしい。ただ車中泊となると厄介なことがいくつか、夕食と食品の調達場所がない。具体的に言うと夕食を食べられる食堂などがなく、コンビニもない。唯一の食堂が休みのため夜帰宅したことがあった。また急にということではないにしろ、ガソリンの調達においては、夜間スタンドが営業しているはずもないので注意をしている。

 初日は舘岩川支流鱒沢、やはり水量が多く反応がまったくない。木々が覆いかぶさるように、あたかも流れに光を差し込ませないようにしている光景と背中の熊鈴の鳴り具合が思わしくない状況下で、何ともいえない不安感が心をよぎる。普通ならその不安感をかき消すかのような魚の存在を示すサインすらない。流れの全体が見える岩の上に立った。すると定位している岩魚が4〜5尾見える。いないわけではないということを分からせられたような気がする。さてどうすれば釣れるのか?次の行動ということになる。いまティペットの先についている#14コガネムシは反応なし。その後いろいろなフライで反応を見たが、#19というサイズダウンに浮上するものの口にすることはなかった。唯一今日の釣果はその後#16スペントカディスのメンディングでフライが動いた瞬間それを銜えた岩魚だけだった。

 その後西根川、舘岩川本流と試してみたがさっぱり。さっぱりといえば木賊温泉に入ろうと思ったが、今年から毎週水曜日は定休だそうだ。

福島県桧枝岐川C&R・舟岐川
◇2014/7/24(木) ◇曇り時々雨 ◇26℃ 
◇18尾 ◇イワナ ◇25cm

 次の日は既に移動を終えて桧枝岐。C&Rならどうにかなるのではという淡い期待と景気づけに朝から釣りを始めた。流れの中からの反応はほとんどなく、堰堤下のゴロゴロ石の間から垂直に浮上してフライを銜えた。それは同じような場所で次々と釣れてはくるのだが、「ここには絶対いる」という場所も不発。
 
 午後からは舟岐川に移動するも、まったく反応がなく先日の駒の湯に引き続き燧の湯に移動。露天風呂ではアブの襲撃を受けている方もいたようなのでここでも注意が必要だ。14:00過ぎ雨が降る中、再度桧枝岐C&Rで釣り開始。流れの両端のゆるくなった部分、特に沈み石のある場所では、小さいながら岩魚が連続で釣れる。堰堤上の主流の脇に幾分流速の遅い流れでなおかつ深みを持つところで、釣れ出した。#16スペントカディスやそれに似たミドリカワゲラのフライに反応がよかった。しかし、こういった状況下、救いの手を差し伸べてくれるのはやっぱりC&Rなのだとつくづく感じた。


栃木県男鹿川C&R三依地区
◇2014/7/25(金) ◇晴れ ◇32℃ 
◇5尾 ◇ニジマス、ヤマメ ◇27cm

 前日の午後、大川のニジマスでも狙おうと、南会津方面に車を走らせ道の駅「きらら289」で夕食(ワラジのようなソーストンカツが目玉のようだ)をとった。温泉などもあるようで小さいながら便利な場所だ。ネットで大川を見てみるとあろう事か台風8号と梅雨による雨でニジマスが流されてしまったようで、「C&R区間以外で釣った方もリリースしてください」とのこと。つまりそこには魚がいないということなのか・・・。そこで急遽 道の駅「田島」に移動し寝た。
 
朝から快晴つまり気温はどんどん上昇しつつあり、日差しは横っ面をチリチリいわせた。背では赤とんぼを喰らおうとジャンプするヤマメを見るも、フライには反応なし。よく「羽を取った赤とんぼを餌にする」などという話も聞くが、それはこういった状況を見て先人はそう思ったに違いない。フライは羽根を付けることが必然で、「羽を取ったらとんがらし」状態で何を模しているか分からなくなるからなのだろう。

 コンクリート護岸に勢いよく流れがぶつかるちょっと手前の還流帯。急流をまたいだ割に上手く流れた。魚が浮上しフライを咥えたかに見えたがヒットにいたらず。それでも何度も何度同じ場所を・・・。「ヒット」グングン引く、急流に流されながら上がってきたのはニジマス「ガクッ」。ここではチビヤマメも2尾ほど釣れた。3日間の釣り疲れとこの夏の日差しにギブアップ。早々に切り上げ久しぶりの我が家に向かった。
 

栃木県箒川C&R
◇2014/6/19(木) ◇曇り時々雨 ◇25℃ 
◇大型5尾小型13尾  ◇虹鱒◇55cm

 宇都宮の集中豪雨などで、床上浸水など数日前報道が有り、地元ではほとんど雨が降っていないので、川の状態が非常に把握しづらい状態であった。ただ高速から見下ろす川の濁りはないように見えた。

 箒川に到着すると、水位は高いものの、非常に澄んでいて大型のニジマスが白い岩盤に定位しているのが手に取るように解る。つまり釣りづらいということだろうと察しはつくものの、新緑に包まれ、透明度の高い河川でロッドを振ることは至極の時間とも言える。

 9時半頃駐車場から降りると既にフライマンがスイッチロッドを振る姿が。多少上流を目指し、大岩の間からキャストをしてみる。1投目から水面に落ちた#6ウェットフライを25cm程のニジマスがひったくっていった。さらに上流へ。20cm〜25cmのニジマスはロッドティップに小さなあたりを残していくが、大型の「ガツン!」としたあたりは全くない。覗き込む川底には明らかに大きなニジマスがへばりついているか、2、3尾で素早く移動している。上流の背でもアタリはなかったが、コンクリートに迫る左岸の流れでは、小さめがヒットし続けた。その流れの最終に近い場所で、やっと40cm程のデカ虹ヒット。
 更に対岸に移り、さっき流した場所をもう一度。すると手前の石に針が引っかかったようで、その場所まで流れを横切り近づいていった。リーダーを左手に針を外そうとすると、その先は鈍い動きを見せた。後退りをする自分とは裏腹に、そのデカ虹は急流を登り始めた。「スレ掛りだ」しかし2Xのティペットは切れることはないが、魚が寄ることもなく、更にネットを持ち合わせていないため、近寄ってきた魚をすくう事もできない。とにかくどうにか近寄ってきたニジマスは頬をオレンジに染めていた。

 午後からは、急に雨が降り始めては、止み、降っては止み、魚の反応も好転はしなかった。開けた場所で、長めのキャスティングから、縦のスレッドの入る白い岩盤の間をフライを流していくと、「ガツン」とアタリはあるものの、バレることも多くスレているような感じもする。
 

栃木県湯川C&R
◇2014/5/29(木) ◇11:00〜13:00雨後曇り時々晴れ ◇23℃
◇8尾 ◇ブルック◇27cm
 やはりこの場所は、天候が下界と異なることは百も承知だが、赤沼茶屋から目の前を歩く幼稚園のいたいけな子供たちには、鳴り続ける雷と雨は非情なものだろう。雨の降る前には、時折ライズもあり自分自身にも非情に映る雨粒だった。
 最近湯川ではグラスロッドを使用していたが、今日は7’00”#4のバンブーロッド。湯川の常識に合わせた感じになった(ここを訪れるほとんどの方はバンブー片手に颯爽と歩いている)。・・・すれ違う小学生には「昔の竿を持っている」と言われたので、おそらく一般的には古臭い竹で作った竿を持った古風な釣り人と思われていることは間違いないだろう。

 20cm弱のブルックはミッジ系の虫に反応してライズを繰り返している。そんなマッチザハッチの概念を覆すように、アイにティペットが入らないことを理由に#14のクリップルを結んでいる。それでもチビは「すう〜」と浮き上がり、「パッシャ」とフライに反応する。それでも楽しかった。久しぶりの湯川ということで・・・。
 倒木が真横に沈んでるその場所は、小さな堰堤を作り出し、その前の流れは肩と呼ばれるような状態にあった。#14のパラシュート系のフライをドラッグのかからないように流しているつもりでいると(実際は普通に流してもドラッグはかからないようで、その自称テクニックと効果に疑問は残る)、中央の流れから、ブルックが飛び出した。出た瞬間にはわからなかったものの、結構な引きの強さと薄暗さで翻弄された。
 雨上がり後もさほど状況は好転せず、岸際でのチビの渋いライズがある程度だ。それでも雷鳴の去った後、カッコウとウグイスの共演など 耳に目に、奥日光の自然が響いてきた。

栃木県小百川
◇2014/5/22(木) ◇曇り時々晴れ ◇21℃
◇8尾 ◇ヤマメ・イワナ◇27cm

 デジカメ変更!! 2010年2月にデビューしたOLYMPUSμTough6020 それからのフライフィッシングシーンに水中画像などいろいろ活躍してくれた。被写体をとらえてからシャッターが押せるまでのスピードがすこぶる遅く、水中撮影は可能だが、カメラを水中に入れると、どこが写っているのか確認できずそれはそれで苦労はあった。今回はその内容をほとんど解消したOLYMPUS Tough TG-850の登場。今度はこれで美しい魚を・・・。

 





 昨日は1日中雨で今日の釣り場の水質が気になるところだが、何故か自分の中で小百川が選択された。それ程遠くない場所なのだが、岩だらけのこの川に魅力を感じる。だが、以前の入渓点が見つからない。太く錆びた針金の残骸が斜面に残っていることから、ここが以前の入渓点だったのかもしれない。決死の覚悟でその何もない斜面を降りた。降りた場所から一投目、流れの肩から1m程上でヤマメがヒット。幸先がいい。
 それから、大岩を上り下り、急斜面を降りたことによる汗がまだ引かない。急に曇って下流から吹き上げる風が、体を冷やし始めた。それでも魚が釣れれば気も紛れるのだが、しばらく魚は顔を出さない。
 これまで落差が大きく、大岩で形成されるポイントは落ち込みからの深い流れの両脇と流れの肩ぐらいしかなかった。すると目の前に小さいながらプール状の非常にゆったりとした流れがあった。ティペットを長めにして、フライは#12パラシュート。手前で川が盛り上がった。しかしヒットには至らず。さらにその幾分先でフライがよれた瞬間出たが乗らず、3度目の正直がヤマメ釣りにあるのだろうかと思いつつも、同じ場所でヒット。ちょっと左側に口切れはあったが、27cmのヤマメ。
 その後、これでもかとフライを浮かべていると「ふう〜」とイワナが浮かんでヒットし始めた。
 

栃木県鬼怒川→荒川C&R
◇2014/5/15(木) ◇曇り時々雨午後から日差し有り ◇23℃
◇7尾 ◇ヤマメ◇31cm

 茨城では午前中雨ということで、家を出る時もワイパーを動かし続けた。県境を超えると(栃木県に入ると)路面は濡れている様子もなく、雨はなかったのか?
最近鬼怒川・荒川などの釣行で気に入っているルートがある。これまでは友部ICから北関東道を進み、上河内スマートインターまで行くと2,670円かかる為、上三川ICまででそこから一般道(高速料金1,240円)ということが多かった。4号バイパスは右車線は80km/hですこぶる快適なのだが、宇都宮市内に入ると渋滞気味でよろしくない。今は真岡ICで降りて、そのまま制限速度80km/hの快適道路で清原工業団地方面に向かい、宇都宮市内を通らず現地に到着できる。
 
 鬼怒川に10時頃到着し川の上下流を見渡すと平日にも関わらず、フライマン、ルアーマン、餌マンが結構 川に立っている。少しの時間をおいて自分も川に立った。もちろん立っただけで釣りはしない。何故ならライズがないから・・・。今日もまたハッチもほとんどない中、当然ライズはないまま時は過ぎ、12時となった。長い休憩の後、遠目から河川を覗いたが、変化はないようで、見切りを付け荒川に向かった。時間は14:30。テンカラの方が1名、フライマンが2名程度。9フィート#4のロッドから8フィート6インチ#3に持ち替えると非常に軽く感じる。

 水面がやたら銀色に輝いてフライが見づらいことはあるが、風が強い事に比べれば非常に快適だ。こちらもやはりライズはない。1段堰堤を越えると前回も反応が良かった場所に差し掛かる。2尾ほどフックアップせずに、取り逃がした直後、フライをCDCダン#13に変え、真横にキャスト1回だけメンディングをして腕が上流に返る前にヒット。「グングン」引く、手前の大石をクリアするためにロッドを上流側に倒しながらラインを手繰る。小さい魚でも立派に見える小ぶりなネットに収まったのは、30cmを超えるヤマメ。「いるんだよね」と一人納得しながら、いろんな角度で画像に収めた。

 その後、再度下流から仕切り直しに釣り上がると、またさっきのセクションになったもう16:00を過ぎている。右岸にブッシュが幾分張り出しているこの場所は、すっと前にライズだらけでいい思いをした場所なのだが、浅くて普通は魚の反応はないことが多い。ブッシュ際を狙っていたのだが、ドラッグがかかりフライが幾分中央によってきたところを「がぶり」とフライが消え落ちた。これまた引きがただものではない。銀色にウロコが輝いている31cmのヤマメが釣れた。今日は尺2つと非常に縁起がいい。その後17:00を過ぎると、俄然20cmヤマメが奮起し始め、浅場でライズを繰り返した。

栃木県荒川C&R
◇2014/5/8(木) ◇曇り時々晴れかなり強い風 ◇23℃
◇3尾 ◇ヤマメ◇22cm

 当初目指していたのは、大谷川だった。流れ脇でヤマメが浮かんだ1回限りの反応であった。ヒゲナガの巣に引っかかったフライを外そうと手を水に入れると、非常に冷たく、数秒で痛みが感じられた。
 
 そのまま荒川に移動。夏日になるとの予報もあったが、この場では、厚い雲から時折、太陽が覗くような天候のため、それ程の気温上昇にはならないようだ。水量は多めだが、周りの田んぼからの排水なのか透明度はあるが泥濁りっぽい。車も4台ほど止まっており、釣りの状況は良くなりつつあるのか?
 ハッチはないので、流速の穏やかな場所でのライズ等はない。そんな場所でのライズのほとんどはウグイで、苦労して釣り上げても報われないことが多い。やはり狙いはちょっと深めの流れの筋で、その流れが強ければその両側となる。下流から上流へ強い風が吹いていたので、釣り上がりで、ティペットは一直線に伸びきってしまう。風が弱まった時やティペットにスラックを作るように幾分工夫が必要だ。ただC&R故なのか、近距離でも魚は出てくれるため、丁寧にキャストをすれば反応は得られる。もちろんフライの選択も「見えやすい」という釣り師サイドの思惑で、十分なのだ(もう少しフライ選択を考えればもっと釣れるのかもしれないが・・・)。

 その流れの左側にフライを乗せようとすると、幾分右よりキャストする。するとまたいだティペットで幾分ドラックがかかり、そのヤマメはフッキングすることができなかった。3度程同じレーンを流してみるも2度と反応はない。次は流れの右側、同じように手首を右にひねって狙う場所にフライを落とした。今度は見事にヒット。20cm程の成魚放流のヤマメだが、今日初めての魚。午後3時半。その後、幾分釣り上がり2尾目を釣り上げた直後のキャストで3尾目をヒット。いる場所にはいるのか、時間帯なのか。


栃木県内川
◇2014/5/1(木) ◇雨後晴れ後雨 ◇23℃  ◇2尾(ミニヤマメ8尾) ◇ヤマメ◇18cm

 前日の大雨でほとんどの河川では濁流と化して、釣りになる場所はないのではないかと思いつつも、天気が回復してくるという予報の期待だけで家を出た。経験上「箒川あたりは大丈夫なのでは?」ということから西那須野インターを降り、峠を登り、結局目に入ってきたのは茶色く爛れた濁り水であった。すぐさま折り返し矢板方面に向かった。道路脇の田んぼでは、代掻きも済んでいよいよ田植えを待つばかり。湧き出したように出てきたカエルが鳴嚢を膨らませている。

 堰堤下はそれなりの川幅があるが、流れは川幅1mにも満たない。それでも濁りがあまり入っておらず、ドライフライでの釣りが可能な感じだ。7フィートのロッドに#14パラシュートフライをつけて、釣り上がりと言いたいがとりあえず護岸の上からフライを投げ入れた。最初から反応があったので、すぐさま川へ降りて丹念にフライを流す。流れの中心部の奥側と石によって遮られた流れが合流する辺りにフライが流れると出た。こんな時、こんな場所でのヤマメとの出会いは、感動すら感じてしまう。

 いいポイントを足早に狙いながら釣り上がることは、ここでは必要がない。何故ならすぐ終が来てしまうから・・・。じっくり同じ場所を何度もフライを流すことが必然となった。短い距離の中で、小さめながらヤマメがフライに出ることで、だんだん嬉しくなってきた。また、同じ場所を10回ほど流すとそれまで反応しなかったヤマメが出ることもあり、いるだろうと確信した場所ではしつこく狙う必要も感じた。2時間ほど釣りをして昼食をとっていると、雲行きが怪しくなり雨が降ってきた。とても強い雨が・・・。昔から思うのだがここらへんはとにかく雷や土砂降りの雨が多い。地域の特徴?それとも偶然?


栃木県大芦川
◇2014/4/17(木) ◇晴れ ◇20℃ 
◇5尾(ミニヤマメ12尾) ◇ヤマメ◇19cm
  北関東道を走ると、山肌が淡い色使いで覆われている。山桜の淡いピンクと既に花を落とした後に赤茶色の新芽。秋に葉を落とした木々には黄緑色の新葉。それらが一面無造作に目に飛び込んでくる。

 久しぶりの大芦川、ちょっと水量が少ない気もするが、白っぽい大岩の間の流れるクリアな水は健在だ。しかし虫が出ない。どこの川でもそうだが今年はまともなハッチに出くわすことがない。

 午前中、チビヤマメがフライをつつき、フックアップすらしない。
フライの選択は最初は一応小さめやCDCの見づらいものを選択していたが、ピンクのインジケータのフライに変更した。特にライズを狙ってプレゼンテーションをしたり、フライの選択に悩むこともなく、ただ、見やすいフライを流れに落として釣り上がった。

 午後からは流れの横や餌釣りで狙わないような小さなポイントにフライを流し、特にロングティペットを使用することでチビヤマメが次々と釣れてきた。
 西大芦漁協によると、4/20、4/27、5/3、5/25に追加放流が小川橋から白井平橋(東沢)、滝が花橋(西沢)にされ、6/22に鮎が解禁するまでいいのかもしれない。

栃木県荒川C&R
◇2014/4/10(木) ◇晴れ ◇18℃ 
◇3尾  ◇ヤマメ◇22cm
 10:00に荒川に着くと既にライズが・・・。
そそくさと支度を整え、川に降りた。風で水面は荒れている。今日は、午後から北風に変わり気温が急激に下がるとの予報だ。

 川に降りてからライズを確認していないが、CDCダンを流れの中央に置いてみた。50cm程流れると出てしまった。「今日は爆釣なのでは?」と勘違いするほど、幸先がいい。しかしそれが偶然であったことは、それから全く釣れない1時間半の後やっと気がついた。ライズはあるもののヒットには至らない。ゆるい流れのライズの主はウグイで、すれていることはないのであろうがウグイですらフッキングしない。

 水生昆虫のハッチはこの時期この気温にしては非常に少なく感じる。2尾のストマックをポンプで抜いたのだが、やり方が悪かったのか両方とも何も出てこなかった。13:00頃からC&R最下流部から釣り上がることとした。流れの筋の脇から反応はあるものの、フッキングには至らない。ライズはないものの多少緩い流れにはヤマメがいるようで、#14〜16程度の見やすいフライで反応はある。まあ風のせいにもしたくないが、正面より吹く強風は、全くキャストを受け付けない。思ったラインにフライを乗せることができないもどかしさと緊張が途切れた頃にフライに出るヤマメに翻弄され続けた気がする。
 
 両側のスライドドアを開けると、車の中の熱い空気が春の空気と入れ替わる。近くに桜の木などないにもかかわらず一枚のピンクの花びらが車内に舞い込んできた。
 

栃木県荒川C&R
◇2014/4/3(木) ◇雨 ◇12℃ 
◇2尾  ◇ヤマメ◇20cm
 サクラも満開の時期を迎えたようで、ニュースではそれらの報道が多いし、自分達も行く気もないくせに花見の話で盛り上がる。しかし何故か木曜日の雨が多く、今日もそのようで朝から雨模様。

 鬼怒川は水位が上がっているようで、ハッチもないのだろうか釣り人は見えない。荒川と鬼怒川を行き来して、とにかく午前中はハッチもなく、ただ雨が水面をしとしとと叩いている。

 荒川に戻り、間が差したのか釣り上がりを決意し、竿をつないだ。叩いてもでないことなど百も承知なのだが、見えづらいフライをティペットに結んだことで多少なりとも期待が持てたような気がした。勝手知ったる我が家の流れとも言うべきか、「ライズがあるならココ」とわかっているだけにキャストがむなしい。
 堰堤に差し掛かると、流れを横切るようにヤマメが2度ジャンプをした。水面を飛んでいた水生昆虫を捉えているかのように・・・。手前に見える石の周りにはガガンボ達がが長い脚を集めて、まとわりついている。すぐさまキャスト。流れに揉まれたフライを見失ったが、フライに食いついた時の「バシャ」という波紋でロッドを立てる。スレ掛りしたようでそのまま真後ろに魚はいた。手にしたのは久しぶりのヤマメだ。
 しばらく釣り上がると、プールでライズ発見。メイフライなどが流れている。12:30。そのでも散発で、2m四方の中で3箇所ライズがあった。#14CDCダンを奥の流れに浮かべ、ライズポイントに差し掛かると、派手な出かたでヤマメはフッキング。ラインスラッグが思ったよりあったようで、のけ反るように合わせた。輝いていることはないがキリっとした金色なヤマメだ。

 その後そのほかのライズをあの手この手で狙うも、一度出たもののフッキングせず、後は何をやってもお気に召さないのか反応なし。その後15:00ぐらいまで水面を見ていたがハッチはなかった。
 

栃木県箒川C&R
◇2014/3/27(木) ◇曇り時々雨 ◇10℃ 
◇大型6尾小型11尾  ◇虹鱒◇60cm

 高速を乗り継いで釣り場に急ぐ自分にとって、無情なお知らせがあった。4/1より平日の通勤時間帯6:00〜9:00、17:00〜20:00の半額がなくなり、1ヶ月5〜9回利用で30%の還元、10回以上で50%の還元となるようだ。土日の半額も6月末までで、それ以降は30%引きとなる。マイレージのポイントに関しては、これまで10万円分使用すると8千円付いたが、今度は10万円使用すると1万円付く(本来は5万円で5千円分)。平日釣行は月に3回以上行かないと30%引きの対象にならないのでちょっと厳しい?

 前日まで20度を超すような気温でやっと春めいてきた感じだったが、一転気温が低下し目まぐるしいかぎりだ。この中でライズ待ちはきびしいと判断。ニジマスの恩恵を受けようと、西那須野まで車を走らせた。宇都宮近隣を9時頃通過すると、非常に激しい雨が降っていて、箒川の期待も薄らぐほどだ。入漁券の購入先であるBLESSについた頃にはほとんど雨は降っていなく、「朝からずっとこんな感じだ」とご主人はいっていた。
 水量は多少多い方か、水質は普通で、到着した10時頃には、ガガンボなんかが幾分ハッチしていて、手前の浅いところで、小さいニジマスがライズをしているようだ。他に釣り人はいないようで、10フィート#4のスイッチロッドを思う存分振り回した。フライは#6パートリッジ各色、始めて20分ほどで、下顎を薄くフッキングした40cm程のニジマスが釣れ上がった。右手に感じる魚の引きは、あまりに久しぶりだ。岩によって起伏のある水中を見てみると、40cm前後のニジマスが逃げることなく、近くに定位している。フライを追うことなく、人に逃げることなく非常に活性が低いようだ。

 午後から急流の深瀬の横に逃げる一筋の流れに、10m程の短いキャスティングでそのままスイングさせると、何と小さなニジマスが2尾釣れていた。そこには魚が溜まっているようで計8尾の小ニジマスと2尾の大ニジマスを釣った。その後もっと活性が上がって行くのかと思われたが、そうでもなく1日を通じてまだドライフライでの釣りは成立しないように思われる。
 それでも魚の状態も非常に良く、でかいのも何尾か釣れ上がり満足のいく釣行となった。
 

栃木県荒川→鬼怒川
◇2014/3/13(木) ◇曇り時々雨 ◇8℃ 
◇0尾  ◇ヤマメ ◇

 3/7(金)に実は田川で数時間釣りをした。やはり風が強くあの閉鎖された幅のない川でさえもキャスティングに苦労をした。釣果は1尾。14:00頃到着すると、ライズ。餌釣りのおっさんの前で盛んにライズしているが、餌にはかからない。あっぱれヤマメにキャスト。ガガンボパターンに見事ヒット。でもライズが止むとやはり全くフライには反応しない。

 3/13 荒川には10:30頃到着。フライマンは1名。やはり川面に立ちライズを確認しているようだ。11:00頃にはユスリカが幾分流れては来たものの、魚の気を引くほどではないようだ。そのまま14:00頃までいたものの、ライズはなく、鬼怒川に移動。川に降り立つと、正面に腰を下ろしてライズを待つフライマン。よくある風景だが何をするでもなく、ただただ水生昆虫と水面の変化のみに集中する。普段なら耐え切れない空虚な時間の流れも、耐え忍ぶ姿がそこにはあった。自分もそれにならうかのように石の上にしゃがみこみ、セキレイの動きに目をやっていた。時折トビが魚を狙い、低空で頭上を飛んでいく。

 鉛色の水面は時折流れるカゲロウの黒いウィングを際立たせる。それの行方を目を凝らして見ているが、どんな変化も見られぬまま流れていった。16:00までやはり何も起こらなかった。もちろん悪あがきはやっては見た。この時期のライズのない時にドライフライを流れに置くことは、完全に無駄な行為であるが、この虚しさを感じるのもこの時期ならではと思うこととした。

栃木県田川
◇2014/3/2(日) ◇曇り時々雨 ◇5℃ 
◇1尾  ◇ヤマメ ◇20cm

 とうとう2014年度の解禁だ!鬼怒川の年券のプラスティックがこれもまたとうとうピンク色になってしまった。まだ川原には枯れ果てた草木の上に残雪、数日前は気温も15度を超え、春の兆しと思いきや1日2日と冬の気温となった。解禁日が土日と絶好の曜日周りであったはずなのだが、水温が低いのか、魚の活性は今一だ。途中 餌釣りの方と話をすると、やはり渋いとのことで昨日は大谷川へ行ったが、周りも1〜3尾程度の釣果のようだと言っていた。

 いつもの場所で11:30から13:30までハッチもなくライズもない。移動して毘沙門橋付近を降りると、周りにはルアーマンやフライマンが・・・。時折コカゲロウかガガンボが流下するも、食べられない。20分に一度ほどのライズではユスリカのような小さなものが捕食されているようにも見える。14:30目の前で、ライズの間隔が短くなった。#20のユスリカアダルトを流すと「ヒョロヒョロ」と銀色が直角に浮上してフライを食った。頼りなさげの9Xのティペットも、成魚放流の20cm程度のヤマメでは安心だ。
 こういう状況ではもっと小さなフライの方が出やすいと判断されるのが普通だ。#24程度のユスリカピューパを左手の親指と人差し指で挟んではいたのだが、右手に挟んだティペットがそのアイを通ることを拒み続けた。いわゆる単に老眼で小さなフライが使えなかっただけの話なのだが・・・。
 護岸を登り車にたどり着くと、両足のズボンの表面にはセンダングサの種子の猛攻を受け、ひどい状態となっていた。去年もそうだったことを今思い出した。


 毎年 あまり進歩のない釣行を続けています。
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