CATCH&RELEASE
これまで行ったことのあるキャッチ&リリースの河川のご紹介

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これまで行ったことのある管理釣り場のご紹介

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ライブカメラや川の水位、放射能や漁協のリアルな活動などの情報を!


栃木県男鹿川C&R
◇2019/10/7(月) ◇曇り時々晴れ ◇21℃
◇10尾  ◇ヤマメ・ニジマス ◇ヤマメ39cm
◇釣行時間 9:59〜14:29

 「9月は荒食いの季節」とか言われているが、里川釣行がメインの自分としてはそんな目にあったことがない。ちびヤマメの猛攻が、「荒食い」というのならその話が全く合わないとは言えないが・・・。
 というわけで、2019年度の9月の不完全燃焼の解消として、菱屋さんの釣行に刺激され、男鹿川C&Rへ・・・。
 ロッドはデカニジマス対応として8ft8in#4、ティペット6X、フライは#14細身のソラックスダン、インジケータは緑色の幾分おとなしめ。一尾目の40cmクラスのニジマスを釣り上げ、15分過ぎたあたりで、「つれたかプロジェクト」の方が見え、調査をしてるという。WEBでも釣果報告ができるので今日の釣果はアップしてみた。
 その後、白泡の経つ落ち込みから流れ出し、その初めからフライを流すと尺を超えるヤマメが婚姻色を身にまといながら釣れ上がった。険しい顔つきとは裏腹に、触れていると崩れそうな魚体の柔らかさと、その派手なパーマークを濁らせた茶褐色の色合いが秋を感じた。
 その後水面直下で反転したり、浮上したりする姿を確認できる真横から、アップにスタンスを変える。これは人の姿を感じると出ないC&Rの多くいる魚たちへの違った形でのアプローチ。結果はすぐに出た。何度も流し倒した流れをアップからフライを流すと40cmクラスのニジマスがヒット。気をよくして最上流部にフライを置こうとキャストするも強風でフライが左岸際の細い筋に落ちた。そこは今真横からキャストしていた目の前の流れだ。すると、でかいニジマスがヒットしたと思いきやヤマメだった。思わず手前の大石の前まですっ飛んで、突っ込みに堪えた。ランディングしようとすると、これまで渓流で一度も感じなかったネットの大きさが気になった。それはデカニジマスであればネットに入れず、そのまま岸際にリードすればどうとでもなったし、外れても諦めもついた。ただ、これはネットインしなければならないと無意識に感じていたのだ。もちろんすくい上げた魚体はUの字となり、平らにしてメジャーを当てると39cm。自然河川にはあまり登場しないサイズもC&Rのアピールには十分な効果がある。実は今度いつ来ようかと秘かに考えている。
 
 


茨城県花園川
◇2019/9/21(土) ◇曇り ◇24℃
◇4尾  ◇ヤマメ ◇22cm
◇釣行時間 8:43〜14:32

 久しぶりの釣行ということではなく、増水の影響で、ほとんど釣りにならない状態が多かったことと、よく言われる「秋の荒食い」などとは里川では程遠く貧果に終わっている。もう既に栃木県のほとんどの河川は禁漁となり、1年楽しんだ鬼怒川水系の釣りも2019年度終焉を迎えた。
 今回訪れた花園川は葦は大水によってなぎ倒され、その名残で川は水量が多いままだ(数回来た中で最も多い)。
最大の22cmは完全肩の部分にいたやつが、肩に直接フライを落とした瞬間、食ってきて為、パニックの中やっとランディングした魚だ。全域的には、なかなか反応が薄く、本当に確信の持てる場所でも、ちびヤマメしか反応がない。漁協の方と話していると、結構川に入って釣りをされている方も多いと聞いていたので、完全に抜かれていて魚がいないのでは・・・。
 ただそんな思いを覆すような光景が、実際目の前で起こったのだ。
結構水深のある流れで、真ん中が幾分緩やかでいかにもヤマメが定位しそうな場所。魚に存在を悟られるのを承知で、真横に立って完全ドラッグフリーの状態でフライを流した。フライは#14ボディが茶色のパラシュート。すると1mほど流れると15cm程のヤマメが浮上しフライを突っついた。そのままの状態で1m程フライが流れると25cm程ヤマメが、婚姻色を確認できるまで上昇しそのまま消えた。つまり、魚はいるのだろう。きっと。ただ水量が多いため、活性が低いため、フライを食らうまでの勢いはないということか?
 


栃木県箒川C&R
◇2019/8/26(月) ◇曇り時々晴れ ◇27℃
◇8尾  ◇ニジマス ◇51cm
◇釣行時間 10:04〜16:18

 既に先行者がいるらしいので最初っから、Switch #4 11f、シンクティップでアプローチ。今回のチャレンジ事項は、3本だけ巻いた「チューブフライを使ってみよう」といったところで、ホームセンターで仕入れた真鍮やアルミの棒をパイプカッターなるもので切って、その中には絡み防止用の硬質のパイプを仕込んで、あとはそれっぽいフライを巻いてみた。針はチヌ針の7号などをゴム管で覆って、ティペットと結合している。針先は上を向いているので、根がかりもなく調子がいい。ただ結構大合わせしたにもかかわらず、途中で外れるといったことも何度かあったので、フックの大きさやバランス、向きなどは考える必要があるのだろう。
 ニジマスは石の形成するスレッドにもあまりいないようだし、水量はかなり多く、状況的には前回の真夏のあの時よりも状況は良くないようだ。そこは左岸に岩によって深みを形成され、右岸側より水の流れが合流している。さらに最終段々に流れは落ちていく手前がポイントだ。つまりドライフライでいう「肩」の部分になる。はじめ広域を探る為、斜め35度程度でスイング、コツンとか当たりがあったら、20度でピンポイントを狙う。ただしこのでかめのフライでは30cm以下はほとんどフッキングしない。
 すると「ガツン」といったあたりと共にかなりの重みがロッドを持つ右手に伝わる。ウェットの醍醐味はあたりの手元への電撃的な伝わり方だと思っている。この時点で、ある程度経験から大きさを判断し、リールでのやり取りを開始した。3Xのティペットでさえ、ひれピンの50〜70cmクラスは慎重になる。強引に引き寄せて、手元に横たえてみると、側線のみならずひれにまで赤みを帯びたその姿は、精悍であり美しい。
 ちょっと、13時過ぎに車の後部座席で昼食をとっていると、おばあちゃんが近づいてきてレジ袋片手に笑顔で何か言っている。窓を開けると、アイスやパンカルピスソーダそれにバナナまで、「これを食べな」と・・・。面識はないが駐車場の道を挟んで向かいの方である。数年前まで車でよく出かける姿を見ていたのだが、最近車がないので、それを聞いてみると、「8〇歳になって車に乗るのをやめた」ということだ。

 



福島県舘岩川C&R→檜枝岐川C&R
◇2019/8/19(月) ◇晴れのち曇りのち雨 ◇28℃
◇5尾  ◇ヤマメ・イワナ ◇24cm
◇釣行時間 10:26〜12:42、15:35〜18:12

 結果的に言うと、この時期開けた場所での釣りを希望するなら、早朝に時間を合わせるしか、方法がないと思われる。真昼間多少残された魚はいることはいるが、ほとんどは障害物に身を隠し、捕食に出てくるやつはいないようだ。まあ炎天下、実際に釣りをしなくても感覚的にわかりそうなものだが・・・。
 この舘岩川はあの衝撃的な出会い(魚が非常に多くいる)から4回目となる。開けた平瀬、障害物は何もない。とにかく、大石による縒れや深みを狙うことしかなく、ここぞという場所では真剣にならざるを得ない。
 釣り上がっていくと、ここだけ堤防の上に木々が立ち並び、水面の半分以上は日陰となっている。魚たちにとってこの日陰が活性を上げる要因となっているのかはわからないが、少なくとも自分にとっては「日差の遮断」という恩恵を受けている。左岸側奥の大石の脇の深みが大本命と思えたが、手前の全体的な深瀬を流してみる。すると流れの中央で#11テレストリアルパラシュートにヒット。意外と手前でヒットしたため、のけ反りフッキングでかかり具合が心配だ。それでもネットインしたヤマメを被写体として炎天下に置くと、やわなつるりとした魚体が悲鳴を上げているような気がした。その後本命の大石脇は何度も繰り返しフライを流すも反応なし。
 暑さ対策として、ウェストハイウェーダーに変更し、ベストをやめ既に廃版となっているFoxfireヒルトップ180にゴーロウェストというものを装着したタックルバックを採用してみた。本来ウェット用と考えていたバックだが、胸の前にあると非常に使いがってが悪いのでこのような仕様となった。


茨城県花園川
◇2019/8/17(土) ◇晴れ ◇35℃
◇7尾  ◇ヤマメ・イワナ ◇27cm
◇釣行時間 7:32〜12:30

 昨日台風10号が広島県に上陸後日本海側に進み、大雨と風をもたらした。実は大谷川の様子見に行ってきたのだが、茶色の濁流が堰堤を乗り越えながら激流と化していた。颯爽とルアーロッド片手の中学生が流れを見て愕然としていた。
 1日経って、各漁協のFaceBookなどを見ると、箒川などは大丈夫のようだが、男鹿川などはダメと書いてあった。茨城の渓は大丈夫だろうと行ってみると水こそ多いが、濁ってはいない。前週と同じ程度。
 口惜しいのは25cmクラスを3尾ばらしていることで、2尾はフッキング後、針がかりが浅くばれたが、1尾はリーダーとティペットの結合部分のカットで裸眼で対応したため、その部分が切れた。実に情けない・・・。
 8:17。1時間ほど釣り上がり、流れ出る汗とたまに差し込む太陽の光で体力が限界になりつつある。流れは幾分絞られ、隆起した底石とそこに点在する石とで段差となり、落ちる水は白泡、その後扇状に流れは拡散している。右岸側は直立せず川に斜めに立つ木々と幾分日が差している右岸は葦が生えている。その流れの真ん中に、さらにその流れの始まる場所にフライを投げ入れた。ここまで釣り上がってヤマメの好きそうな緩い流れにはいないことを確信した今だからこそ・・・。
 意外とゆっくり押さえ込むようにフライを食った。距離は近かったためすぐさまネットイン。それでも浅い掛りからか、フックは外れていた。側線を包み込むようにオレンジが広がり、楕円のパーマークがうっすらそれに沿って走る。たらふく食ったのか腹が出ていて、メジャー計測よりもでかく見える。茨城の渓でこれほどまで美しく育ったヤマメに敬意を表したい気分だ。
 その後、珍しくイワナを釣った。それは2011年にも同じ場所で釣った記憶も同時に呼び起された。


茨城県花園川
◇2019/8/10(土) ◇晴れ ◇32℃
◇3尾  ◇ヤマメ ◇24cm
◇釣行時間 9:30〜12:34

 茨城の渓「花園川」今年初めての釣行となる。夏場ここはクモの巣がそこら中に張り巡らされ、しばしばその戦いに負けること(苛立ちを抑えられない)から、なかなか足が向かなかった。8月の炎天下、釣りのできる場所、そこそこ涼しい場所、結果こうなった。久しぶりに来てみると、これまで鬱蒼としていた杉の木が切られ、地面に日の光が届き、草が生え、花(画像はクレオメというそうだ)が咲いていた。

 しばらく、川沿いに下ると、田んぼが見えてきた。その獣除けの電線沿いに歩幅を狭め、道がなくなり川に降りた。水量はかなり多いようで、幾分濁ってもいた。6ft6in#3グラスロッドのガイドに初めてラインを通し、前回使ったままの5Xのティペットに#10のテレストリアルパラシュートを結んだ。
 「いい流れだなあ~」と思った場所にフライが流れると、いきなり出たがフッキングならず、その上の流れでも出たがフッキングせず。フライがでかすぎるのか、ドラッグがかかっているのか、フライ自体にクモの巣を身にまといすぎたのか?
 中央には一抱えからそれ以下の黒、茶色、グレー、焦げ茶色のとりどりの石が、砂底から生え、鮮烈な流れがそれらを覆い隠そうとしてはいるが、透明なので手に取るようにわかる。その上流部には一段高い石があるため、白泡がの帯が横一列に並んでいる。白泡の切れた直後にフライを落とした。これまで流れの筋には魚が出ていないためだ。一瞬フライが縒れて、水面1cm程沈んだかに見えた瞬間、ヤマメはゆっくりフライを頬張った。
 その後あまり好まないと思われる炎天下の流れの穏やかな背で、やたらひれの先端の赤らんだヤマメも釣れた。ここは毎月放流を行っているので、放流したやつかもしれない。
 しかし暑い。あまりに暑いのでウェーダーをウエストハイにしてみた。


栃木県箒川C&R
◇2019/8/5(月) ◇晴れ時々曇り ◇32℃
◇10尾  ◇ニジマス ◇63cm
◇釣行時間 10:14〜15:24

 会津へ行く際に幾度ととなくこの前を通過はしていたが、フライマン、ルアーマンはほとんどいないようなので、暑い最中この場所の選択となった。誰もいない釣り場は私の望むべきシチュエーションなので・・・いや誰しもそうか・・・。予想通り、誰もいない。
 こうなると午前中は8ft8in#4ロッドでビックフライでのドライフライを試し、午後からウェットフライで水面直下を狙おうといった算段だ。梅雨明けが遅れたせいか連日猛暑となっていて、熱中症患者の全国的カウントが恒例となっている。それでもここは山の中、風が谷を吹き抜けていたので、意外に過ごしやすかった。
 まずはドライフライ。深場からフライめがけて急浮上なんて言う魚はいないのだが、結構浅場の沈み石の前には、大型ニジマスが定位して、一発目でドラッグがかからなければ、何とか出てくれるといった感じだ。朝一であれば、大型魚釣り放題で笑いが止まらない状況であることは容易に予想がつく。日陰の大石前、#10カディス系のフライを浮かべると、レーンのニジマスがヒット。60cmは超えている。5Xのティペットに不安が残るものの、一進一退のやり取りでトップガイドにナイロンリーダーが入り込んだ時に上流側に猛ダッシュ。フライが切れた。でもなかなか面白かった。
 午後からは、ロッドはSwitch #4 11f、シンクティップはタイプY1.5m。はじめは0.6gのジグヘッドにマラブーをドレッシングしたイントゥルーダーまがい(もともとバスのラバージグ派生フライであろうから・・・)をキャストしていたが、ウェットっぽくないので止めた。上流のキャンプ場の橋の下あたりに来ると、子供連れのキャンパーがルアーを投げ入れている。リードフライを黒いウェットに変えてゆっくり目に流れ、スイングしかけでヒット。ここぞと思った場所ではなかった。それでもかなり大物で、箒川の醍醐味とも思えるこの状況に、ネットインした瞬間対岸のギャラリーの拍手が聞こえた。その後もここの水深30~50cm程の背を広範囲に尚且つ30cm刻みに下り、流し続けた。
 左岸側のかなり深い主流の右からフライを流し込むと、同じ場所から何匹ものニジマスがフライに食いついた。どれもひれピンで、50cmから40cm台、30cm台と釣れるサイズが下がっていくのは興味深い。


栃木県湯川C&R
◇2019/7/29(月) ◇曇り時々雨 ◇23℃
◇14尾  ◇ブルック・ホンマス ◇26cm
◇釣行時間 10:56〜15:53

 今年初めての湯川釣行。湯川釣行でなるべく避けたいのは土日で、あの管理釣り場のような混雑、どの倒木で区切られたどの区画にも人がいて、避けがたい状況。平日には本来「湯川」でのあるべき楽しみを開花できる。つまり他の山々・渓流にはない情景の中で、ここにしかいないブルックとのやり取り・・・。 
 天気はあまり安定せず、雨が降ったり、止んだり、雷を伴って大粒の雨が覆われた葉っぱでの遮りを無視して落ちてきたり。
 13:00までは小滝の先のほうを、7ft8in#3〜4のグラスロッド(GlassFeel)で多少大きめのフライで狙ってみたが、あまり反応は良くないようだ。特に流れの筋に出ている魚はいない。#14のテレストリアルパラシュートに変え、倒木ギリギリへダウンアプローチ、これで結構25cm前後のブルックに出会えた。実はデジカメを忘れたので戻る機会をうかがっていると、対岸の倒木にフライが引っ掛かり、ロッドを直線に引っ張るとフライラインとリーダーの結合部分から引きちぎれた。
 6ft6in#3グラスロッド(BushMaster)で湯川上流部なら、こちらのほうが釣りやすいので午後からの選択となった。フライは#18ピーコックハールを巻き付け、黒いハックルのパラシュート。
 メインの流れはかなり早く、右岸側に大きくワンドのように張り出している。巻き返しは大きく、流れはゆっくりメインに引き込まれていく。手前の巻き返しではすでに20cmほどのブルックが釣れているが、本命はここだと確信している。「ビシッ」っと、すぐ下流で沸き立つ小さなカディスの乱舞に気を取られているとフライをひったくった。もちろん合わせはその音とともに反射的にやり遂げられ、フックにブルックはついていて、水没したブッシュに潜り込もうとしている。以前ここでバカでかいニジマスがヒットしそのまま木の根っこに潜り込まれあえなくラインブレイクした思い出もあり、そこから引き戻した。ネットに収まった魚は、口切れの傷が痛々しい26cmのブルックトラウト。その後進行方向にフライマンを見つけたので、夕まづめを前に釣りをやめた。 
 


福島県檜枝岐川
C&R→その他檜枝岐川

◇2019/7/23(火) ◇晴れ ◇25℃
◇16尾  ◇イワナ・ヤマメ ◇25cm
◇釣行時間 7:17〜10:15

 前日17時から1・2時間結構な雨が降り続いた。道の駅(尾瀬・檜枝岐観光案内所)で車中泊ではあったが、夜には10数台の車があったはずなのだが、朝方には1台もなくなっていた。尾瀬などに行く方々は早起きなのだ。それに快晴となった。
 まず気にはなっていたC&Rを最下流部から釣り上がった。土日にはあれほどいたフライマンも今日は一人位だ。ロッドは7ft6in#3グラファイト。フライは#14ピーコックをまいたテレストリアルパターンで、ロングティペットを知らない国のロッドであるため、すこぶるロングティペットと相性が悪い。とにかく#3ダブルテーパーラインで合っているのかと疑うぐらいスムーズに振れない。
 C&Rではちびイワナは「ビシッ」と出て、25cm前後は「フワリ」とゆっくり出る傾向があり、こんなに違うものかとC&Rの魚への影響は大きいのだと再確認させられた。5〜6時頃であれば朝マヅメ的にもう少し反応が大らかであったはずだ。特に2尾ほど釣れたのだが、ヤマメがいるのにはびっくりした。さらにフォルムがどうしてもヤマメじゃないところが・・・。よく見るとひれが大きくハゼやコイのようで・・・。しかし釣れた魚の腹はみんなパンパンで昨日の夜から朝にかけてヒゲナガなどのハッチがあったのかもしれない。


 その後上流を目指し、6日湧き出すようにイワナがフライを食ってきた場所にいくと、さすが湧き出てはこないが、同じ流れで何尾かの反応もあった。さらに驚いたことにはあれだけ舘岩川が増水していた2週間前、この檜枝岐川も増水した状態であっただろうと思いきや、今日の檜枝岐川は数センチ減衰している状態であった。。また同じ檜枝岐川なのにC&Rのようなひねくれた場所にいるのではなく、イワナらしい場所で出てくれるのでそれを楽しんだ。
 そこは大岩の巻き返し、よく言われるイワナの超一級付き場。比較的遠目から投げ入れ、ティペットはロングではないため「まずい」とは思ったのだが、深緑に白い斑点の背中がフライを追っている。フライが20cm程移動した後を追ってフッキング。
 歩いていると25cm前後のイワナが逃げ惑ううことが3度ほどあった。かなり浅い部分に出張ったイワナであるが、本来気を付けなければならないのであろう。
 



福島県舘岩川C&R
◇2019/7/22(月) ◇曇り時々晴れ ◇27℃
◇12尾  ◇ヤマメ ◇25cm
◇釣行時間 11:24〜16:28
 
 今シーズンは一向に梅雨明けの気配がないのだが、気温だけは上昇傾向にある。ここ舘岩川のこの場所までは意外と近く170km程だ。ただいつもの箒川C&Rを横目に45q、50分程さらに走るのかと思うと気が滅入ることもある。
 しかしここは近年になく思うような釣りができる場所ですごく気に入っていて、3度目の釣行となる。前回は水かさが増しポイントは水没していたが、今日は平水状態で、一度目と同じ状況である。ただ3度目ともなると同じ場所・・・だけではと考え、これまで橋から橋の中央部のみであった場所の上下水域の調査。結果的には、水域どこにでも魚はいて、どこでもそうだが、その魚影の濃淡はポイントによる。
 ロッドは8ft1in#3グラファイト(前回までの課題として、フニャフニャ8ft6inのロングティペットでの瞬間的合わせに問題ありと感じ、多少パリッとしたロッドを試す)。フライはメインには#16アント、#14毛虫パターンなど定番テレストリアル。
 1っ発目、一流し目は昼前後で、非常に反応が悪く、ここぞと思う場所でも魚の反応が得られなかった。水面に誘ううような昆虫類が流れてくることもないのだろう。それでも12時までに7尾ほどのヤマメに会うことができた。の後間をおいて、15時ごろから再度釣り上がった。午後からは活性が上がり(活性とはやはりベースには水生昆虫のハッチに影響はしているのだろうが・・・)、成魚が釣れる間に10cm前後のちびヤマメがやたら釣れる(普段の里川の鮠と同じ程度に・・・)。そ
 まあ栃木や茨城の里川と比較すると何十倍も釣れている感覚はあるのだが、面白い発見があった。ここらには段差を均すような堰堤はなく、あまり魚のいない平瀬とその落ち込みで流れを形成している。その小さな落ち込みで2・3投すれば、流すポイントもないような場所だが、その上流は特に鳥から身を隠すことのできない長い平瀬。そこは堰堤下のような役割で、その落ち込み・流れには魚が非常に多かった。これまで多少弱い流れを形成しても、落ち込み直後の流れからは反応は得られなかったが、ここでは同じ流れに3尾の反応があった。
 ここから檜枝岐への移動。釣りの疲労から帰ろうとも考えたが、帰るのも疲れるので疲労回復を信じ温泉を目指した。



栃木県荒川C&R
◇2019/7/13(土) ◇曇り ◇23℃
◇1尾  ◇ヤマメ ◇25cm
◇釣行時間 10:08〜11:54
 
 ずっとここ一週間は最高気温20度に満たない日が続き、やっと蒸し暑い梅雨の兆しだ。鬼怒川にはほとんどいない鮎師がここ荒川にはごまんといる。どうゆうことなのか。水量は今シーズンで最も多いと思われ、ドライフライではほとんど歯が立たないのではないかと感じてはいたもののドライフライを結んだ。下流域に鮎師3人、上流域に3人とその間でフライマン。いつもの堰堤上のポジションから釣り上がると、2尾ほど20cmほどのヤマメが針がかりはしたものの外れてしまった。その後、緩い流れではウグイの猛攻に会い、フライサイズを#16に変えたとたんフッキングしはじめどうしようもないので、車に帰り、ウェットに変更した。

 段差の大きな堰堤を降り、ずっと下って行った鮎師の後を追うように行動したはずなのに、間に鮎師が3人入り込んだ。この鮎師の行動パターンであれば、足を踏み入れられなかった流れなどなくなっているはずで、レーンに定位して虫など待つヤマメを釣り上げるには無理ではないかと思い始めた。
 そんな中、右岸側に立ち、堰堤上の流れの幅が半分以下になっている急流にフライを流し込んだ。ちょうど中央が流れの筋で、そこから右にフライがそれると、下には大石が点在している。そこの最後の大石の前で当たりが来た。 9' #5 にシンキングリーダーをつけ、リードフライはいつもの#8ウィットグリーン 。目の前で川面を見ていた鮎師が寄ってきて「フライ?」「結構でかいヤマメいるんだよ」と言っていた。インスタネットをレザーケース からグリンとむしり取って、魚をネットに収め、全面水が入り込んでしまった浅場を探した。
 それから上へも下へもいけない状況なので、川から上がった。



福島県檜枝岐川
◇2019/7/6(土) ◇曇り ◇19℃
◇12尾  ◇イワナ ◇25cm
◇釣行時間 7:03〜9:01
 
 7/5夕食にありつける場所がないと諦めかけて、檜枝岐から移動している途中、まさに「窓明の湯」を過ぎスノージェットに入ると、ひときわ目立つ立て看板が立ち並び、「〜夜9時まで営業」に砂漠にオアシスを見つけたようにそのお店の敷地に入り込んだ。そこはそばをはじめラーメンや軽食も提供し、一般的な家を改造しているため、玄関からダイニングキッチンへと・・・。そこが食堂の本体となっている。印象的なのは巨大なヤマメの写真。店主に釣りに来たことを伝えると親切にフライに適した場所を教えてくれた。さらにそばの大盛りもサービスしていただいた。「ヤマメだったら40cmはわからないが30cmは大丈夫だろう」と確信めいた言葉に疑いを感じることもなく、ミニ尾瀬の駐車場にま引き返すこととなった。
 朝4時を過ぎると、C&R目的の車も多くなり、6時に本流沿いに車を走らせても結構な釣り人だ。特にびっくりするほどフライマンが多い。自分はこれまで9時前に釣り場についたことがないのでショッキングだ。あの店主に聞いた場所がよくわからなくて、適当な場所に車を止めた。踏みしろのないクマザサの中を過ぎて本流に降りた。本流が陸地に分断され2分した流れの一つ、何の変哲もないフラットな流れ込みがあった。キャストの際、その陸地に生えた木が邪魔でフライが引っ掛かり難儀した。しかしその流れ込みフライを投げ入れれば、どこからともなくイワナが湧き出し、釣っても釣っても釣れるのだ。「雨の増水の収まりかけ」にマッチした状況であることは確かなのだが・・・。特に大岩で流れが分断され、大岩を巻き込むようにゆっくりとフライが流れるとイワナが浮上してフッキング。
 いったん釣り上がり、背で2尾ほどイワナを釣り上げ、もう一度この場所に戻ってきた。大岩の奥の流れが直下の石にぶつかる場所がうまく流せないため、ティペットを長くしてみた。すると魚は出たもののばれた。ロングティペットの弊害が、このいたいけなイワナたちの釣果にも影響を及ぼすことになるのだ。まあそれでも満足な釣果に帰路についた。まだ9時だ。


福島県舘岩川C&R
◇2019/7/5(金) ◇曇り時々晴れ ◇21℃
◇9尾  ◇ヤマメ ◇28cm
◇釣行時間 10:48〜15:06
 
 前日の午前中まで降っていた雨の影響で、かなり水かさが増し、6/21の同じ場所とは思えないほどの水量だ。水量に呼応するように、魚の付き場も大きく変化し、あの日に釣れた場所からの反応はほとんどなかった。その周辺の浅い場所に代わっていたのだ。これまたC&Rの宿命か!反応は良くてもフッキングしないというジレンマに悩まされながら、一流し目3尾(フライに出た数は数えきれない程だ)、もちろんフライは変え続けどんなフライでも結果は同じだ。
 何度も失敗を繰り返して、唯一解決策というべきものは、ティペットを短くして瞬間に合わせることだ。どうしてもドラッグがかかるとフライに出てくれないため、できるだけリーダー+ティペットを長くしがちだ。すると今流した反応がなかった場所で魚が出るため、これがいいんだと思いがちだが、本当に釣れたのかということも考えなくてはいけない。ポジションは横にとり、ドラッグ回避のアプローチはしつつ、魚が出たら思いっきりフッキング(このためティペットは5Xに変更した)。もちろんこの場所でこの時期この状態の際に当てはまることなのかもしれない。
 釣れない場所であれやこれや試すより、魚が多くいる場所で試すほうが得られる答えは多いし、経験となる。
 また新たなアプローチを試す機会となった。ここら辺は2面護岸のため、流れはストレートな場所が多いので、この水量の中ウェットフライが効果的とも思えた。#5ロッドにフローティング(ティペットもだ)リードフライに#6ウィットグリーン。左岸側からフライを流れに乗せ、強い流れに流し込んでい切った時、ウェットフライ独特の強烈な当たりと共に、ドライフライでは釣れなかった28cmがフッキング。 
 明日の釣り場を求めて桧枝岐方面に車を走らせた。まずは温泉で英気を・・・・以前はスノージェットに出入り口のあった「小豆温泉 窓明の湯」が移転していたのでそこへ行った。その後18:00を過ぎていたが夕食にありつける場所を探してはみたものの、とにかく食事ができる場所も、コンビニもないため諦め会津大川でも行こうかなと引き返した。



栃木県荒川C&R
◇2019/6/29(土) ◇曇り時々雨 ◇24℃(蒸し暑い)
◇4尾  ◇ニジマス、ヤマメ ◇29cm
◇釣行時間 9:32〜14:26
 
 昨日は「令和初の台風」関東上陸か?(実際は南部を通過した)ということで、朝方雨は降っていたが、全体的にはそれほどでもなかったと感じ、釣りができるのではないかと車を走らせた。本来「箒川」に向かってはいたのだが、途中「荒川」の様子見(今の時期C&R区間が何故か鮎の区間となっているため、釣りにならないことが多い)に、刈られた草の上に車を止めた。見渡す中では、アユ釣り3名、フライフィッシャー1名(いつも荒川で出会う彼だ)。
 さすが水量は多いが、透明度はある程度確保され、ドライフライフィッシングに支障をきたすことはないと感じられた。C&R最下流部から、平石のぬめりに足を取られないように慎重に釣り上がる。1個目の堰堤まで全く反応はない。さほど降ってはいない中、レインギアーを羽織った内側は、外気の湿気と相まって蒸し風呂状態だ。堰堤からの流れ出しに、陸生昆虫寄りのクリップルを浮かべるとヒット。その瞬間かなりの大物と感じたが、寄せているときの鼻っ面でニジマスと判明、一気にテンションが下がった。
 その後ヤマメが2尾釣れることとなったが、この時期の荒川サイズではなかった。午後からウェットフライでの再挑戦となる。
 #5ロッドにシンキングリーダーをつけ、よくわからない黒めの#8ウェットをリードフライとして流し込んだ。それほど反応までは時間がかからなかったが、最初の一尾目は暴れて針は外れた。同じ位置で再度フライを送り込み、右岸側に沈む大石の前をスイングした瞬間、「ガツン」と当たりが来た。取り込むためには急流の流心の上をさながらアユの友釣り様に、魚を浮かせるしかなかった。それでも強引に引き寄せた25cmは期待のヤマメであった。

栃木県大谷川馬返し
◇2019/6/25(火) ◇曇り時々晴れ ◇23℃
◇3尾  ◇ブラウン、イワナ ◇20cm
◇釣行時間 10:18〜14:02
 
 昨日まで結構な雨で、中流域の河川は大増水となっている。せっかく平日なので「湯川」(土日の混みようはどうも自分には合わないのだが・・・)と思っていたが、いろは坂を上る前で川に降り立った。
 既にフライマンがいるようで、その後を追うように堰堤名で区切られた岩の中に足を踏み入れた。水は濁ってはいないのだが、岩に石に底に緑の藻が繁殖し、とにかくフライに絡みつくのだ。馬返しのトイレより下流ではその緑が、枯れたように黄土色に変色し汚物まみれのようにも見える。
 プレシャーのせいか、水生昆虫はモンカゲロウをはじめ大型もちらほらハッチしているにもかかわらず、イワナは成りを潜め全く浮いてくることはなく、背や流れでは反応はない。それでも一尾目は流れ出しがぶつかり弧を描くようにゆっくり石沿いを流れる最終部にいた。フライはプレッシャを予期して#16とか使っていたが、どうもしっくりこないので#12のパラシュートに戻した。
 次は右岸側にでんと居座る大石の下の影が本命ではあるが、ここでは何の反応もない。流れ出しの右側の小ぶりな石沿いに反転流が生まれ、置いたフライは奥にゆっくりと引き込まれていく。その時だ、「すう」とフライが消えた。「こんな場所に?」と思える場所からのヒット。小さくはあるが日陰にずっといたのだろうか、魚体は黒ずみ、腹がやたらオレンジ色に染まっていた。
 川伝いに下っていくと、テンカラマンが二人釣り上がっていた。一人の若者テンカラマンが4〜5日前にも訪れブラウンがやたら反応したと言っていた。


福島県鱒沢川→舘岩川C&R
◇2019/6/21(金) ◇曇り時々晴れ ◇19℃
◇16尾  ◇イワナ(鱒沢川で1尾)、ヤマメ ◇25cm
◇釣行時間 12:12〜14:10 14:46〜19:12
 
 私の遠征(寝袋、着替えをバックに詰めていると・・・)を告げると、「今日の何時頃帰ってくるの?」 とかなり私の遠征企画の信頼性を疑るような質問が返ってくる。ただ今日もそれが事実となり、那須塩原では目の前が見えないくらいの土砂降りの雨の中、22時を過ぎ日帰りで戻ることとなった。

 趣旨は「南会津の渓をじっくり3日間かけて巡り、東北のイワナに出会うため・・・」ではあったが、舘岩川も河川工事(きこりの店付近)が実施されていて、試案の挙句「鱒沢川」となった。ただ数台の車があり舘岩川の出合まで戻り、入渓となった。でもあのジンクリアの鮮烈な透明度の流れは素晴らしく、釣れる気がしない。何度か釣りはしていて、背に出ている状態であれば釣りになるのだが・・・。巻き返しにもいないし、プールに浮いている個体もない。それでも何とか流れの肩でイワナの姿を見ることができた。歩いていく先でも流れの肩で待っているイワナを確認はできたが、釣り上げるところまでは至らなかった。
 「さてどこに行こうか」どうしても鱒沢川のあの薄ら暗いイメージを払拭させたいがため、開けた河川敷を見て回った。あの護岸された川幅だけが広く、薄く流れていくこの流れにも、おそらくC&Rと名の付く限り魚がストックされている場所があるのだろう と考えてはいた。右岸側から見て、なんとなく水深があるように見えた場所の左岸側に回ってみた。単純な理由で右岸側からはアプローチできそうもなかったからだ。車を降り立ち、タイヤの半分ほどが泥だらけになったさまを横目で見ていると、雲間から夏のような日差しが時折差し込み、手の甲が日焼けしていくのがわかる。ただもう既に15時を回ろうとしているので最後のアプローチになるかもしれない。
 浅く透明で障害物のほとんどないこの流れでは、距離を取ったキャストが必要とされているように感じたため、ドラッグを気に留め流し始めた。まさに今キャストを繰り返している流れの護岸の上に車が駐車されている。そんな身近な場所ではある。するとライズ発見。それでも釣れそうな流れが限定されているため、手前を丁寧に流していた。すると「バシャ」といった激しいフライへの出方でフックアップ。どうしても表層が波立っているため、多少ドラッグがかかっている状態だと掛りが浅い。それでもその後同じ場所でヒットは続いた。おそらく今キャストをしている場所から1時間ほど全く移動していないかもしれない。同じような20cmから25cmのヤマメは釣れるのだが、頭の中では夕まづめ 最深部に陣取った尺ヤマメが捕食行動に移るのではないかと考えるようになった。
 一度川から上がり、アクエリアスを一気に飲んでみた。自分自身夏場であってもあまりのどの渇きを感じないため、腰やベストに飲料などを携帯したことがない。
 15時半、再び川に降り立ち同じ流れに同じフライを置いた。そこかしこでライズはあるもののフライに反応はない。黒い帆を立てて流れるメイフライは確認できたもののそれがメインでもなさそうだ。とにかくサイズダウン#16アントパラシュート系をとっかえひっかえ試していると幾分反応に変化はあった。護岸際の大石で流れが寸断され、直進する流れと重なって盛り上がっている。その1m先ぐらいから流れてきた#16の黒いパラシュートフライに、これまでと異なるサイズの黒い魚体がフッキング。掛りが浅かったのか外れた。夕まづめ比較的反応が良かったのは#16ピーコックボディに黄色のフロスで縞模様にしたフライだ。


栃木県大谷川馬返し→C&R
◇2019/6/11(火) ◇雨時々曇り ◇12℃
◇3尾  ◇ブラウン、イワナ、ヤマメ ◇24cm
◇釣行時間 9:41〜11:29 11:42〜12:44
 
 ここ数日は梅雨らしく連日のように雨の日が続き、川の増水と濁りが把握できず、釣り場の選定を難しいものとしている。本来アユ解禁(6/15)前に荒川釣行と行きたかったのだが、この状況では増水により釣りにならないと判断し(見てはいないが)、大谷川の最上流部へとハンドルを切った。
 馬返しは前年も行ってはいるが、河川工事か何かで上流部へのアプローチができなく、久しぶりの上流部への釣行となる。茨城も日光市内も曇りなのにもかかわらず、ここは雨だ。それも結構な降りだ。いろは坂の橋前もやってみたが全く反応がないため、河川脇の道に上がり川を見ながら歩いた。すると眼下のプールの底に魚がいるように見えるのではないか、すぐさま引き返し、石と土砂に足を取られながらズルズル下へ降りた。
 両脇が石で流れが狭められ、真ん中に石が見える。そこを流すとヒット。ちっと小さめだがいつものと色合いが異なる。20c程のブラウンだった。フライは#12パラシュート茶色のボディ。
 その上流域には大きなプールで右から左への数本の流れ出しが、右岸側の石にぶつかり、流れが緩くなる。自分にとっては、気の遠くなるほど動かない流れにフライを浮かべていると、イワナがフライを吸い込んだ。気絶する直前の間合い。手前の石の中に潜り込むが、少しずつテンションをかけていると、フライとイワナの口元に馬返し名物「藻」がこびり付いて上がってきた。いろは坂を降りてきた数台のバスが通り過ぎていく。
 次の堰堤を上がり、夢と希望が見えてきて、次なる場所への歩みを進めていたら、いきなり枯れ葉と濁流が瞬く間に広がった。あのきれいだった流れに戻ることはないと確信し駐車場に戻ると、待ち受けていたように時間や釣った場所などアンケートのようなものを受けた。何に使うのかは不明だが・・・。
 まあちょっと時間も早いので、ほど近いC&Rに向かった。日光駅周辺を走ると、町の歩道には外人だらけでほんと国際的観光地だ。
 C&R到着。白濁した流れは初めて見るほど増水し、か弱そうな川沿いに育った草はなぎ倒されている。水深と流れの速さからして最適な場所と思えるところにはやはりいた。#10テレストリアルフライをがっぷり銜えて、ヤマメがネットに収まった。
 

山形県広河原川・置賜白川
◇2019/6/7(金) ◇雨時々曇り ◇24℃
◇3尾  ◇イワナ ◇27cm
◇釣行時間 13:39〜16:25

 もちろんこれは日帰りの旅ではなく、4日間の計画された山形南部・新潟の旅になるはずであったが、降り続く雨のためほとんどの川は濁流と化し、あえなく8日帰路に就いた。車中泊の用意も万全で、久しぶりの遠征を楽しみにしていた。
  
  広河原川に入り込むと一台の車、そして途中川から上がったとみられる二人のフライマン。先ほどから山形南部でもポツポツ雨が降り始め、カッパを羽織りながら橋沿いの坂を恐る恐る下った。平水がよくわからないが、おそらくかなり水量は多い気がする。左岸側の後ろが木々で、バックはラインを跳ね上げて対岸の緩い流れにフライを落とした。フライは#12のパラシュート、テールがジーロンで沈むのかと思いきやせり上がってメイフライのテールにも見える。直後、いきなり釣行最初のイワナをネットに収めた。いい感じだ。その上の段の緩い流れでも幾分小さめのイワナがヒット。こちらの腹は黄色く色づいている。
その後行けども行けども(それ程入ってはいないが、同じところを戻ると考えると・・・)何の反応もない。

  次の予定でもある置賜白川に向かう。向かう途中でニホンザルの母親がチビザルを背中に数匹こちらを見ながら走っていた。ダム上はセンターラインのある舗装道路で川沿いに道は走る。どこから降りても同じようにも見えるので、適当に車を止めた。やたら小さい虫が車を取り囲むので急いでハッチバックからロッドを引き抜いて川に降りた。直ぐ上のプールを見ると、背から流れ落ちる流れは斜めから徐々に流れ込んでいる。流れ出しからロングドリフトを志し、プールに同化しようとしたところで、イワナはフライを飲み込んだ。ネットに収めると27pの立派な魚だ。車を止めたすぐその先で結構なイワナがヒットする。これだから東北は止められない。

  8日は玉川に向かう。まだまだ切り立った谷には雪が残り、本来であれば雪代の影響のあるこの川で釣りができたのかもしれないが、すべては濁流に飲み込まれていた。



20190525arakawa01 栃木県荒川C&R20190525arakawa04
◇2019/5/25(土) ◇晴れ(濁り) ◇31℃
◇4尾  ◇ヤマメ ◇23cm
◇釣行時間 9:05〜11:32
 
 やはり21日の大雨の影響でやっと濁りがひいてきたな感じで、背の底石は見えるものの水量がかなり多い。23日頃から各地で真夏日を観測していて、今日はここも30度越えだ。釣り人はC&R最下流部にルアーマンが一人。さっき鬼怒川の上平橋を超えてきたが、鬼怒川では火曜日までやっていた特設漁場のおこぼれ頂戴組が、数多く川の両岸に陣取っていた。

  こう晴天・高気温ともなると朝一のほうが分がいいとは思うが、自分には精いっぱいの9時釣り開始だ。そよ風の中8ft6inグラファイトのチョイス。フライはいつもの#12パラシュート色にこだわりはない。ポストが長いせいか真っすぐ浮かないので、短く切った。いつものポイントは流れが強く、いるのではあろうがドライに反応はない。そうなるとどこにいるのかよくわからないので、よさそうな流れに片っ端からフライを浮かべてみた。前週まで流れに突き出ていた石の上を濁り水が追い越していく。その石の手前までフライが流れ、ゆっくり左に縒れると待ち構えていた若いヤマメにフライを食われた。その後あまり反応が良くないので、最下流部まで土手を歩いた。水量が多くなれば浅い部分にも魚は散っているのかと思いきやお気に入りの場所はいつもと同じだ。
  中央部の石の上はやたら滑るので、右岸側を釣り上がりながらサイドでフライを投げ入れる。3尾ほどフックアップはしたものの外れてしまった。この釣り方としては真横で魚が出た場合、ロッドは上流側を向き、ティペットも上流側にあり、さらに魚が出た瞬間よく確認できるため、上流側への早合わせが問題であるのかもしれない。
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20190520arakawa01 栃木県荒川C&R20190520arakawa04
◇2019/5/20(月) ◇曇り時々晴れ(強風) ◇24℃
◇3尾  ◇ヤマメ ◇28cm
◇釣行時間 8:51〜12:49(11:00から12:00休憩) 
 
 毎年恒例ではあるが、日数短縮の鬼怒川本流上平橋上流での特設漁場が設定された。
5月19日(日)〜5月21日(火)の期間<19日(日)ルアー・フライのみ 持ち帰り尾数制限なし 20日(月)、21日(火) ルアー・フライ・エサ釣り 持ち帰り尾数制限なし>だそうだ。また田川でも同様に、5月18日(土)〜5月20日(月) の期間、大網大橋から大網下橋まで約700m を特設漁場にしたようだ。特筆すべき点はどちらも「ルアー・フライの日や場所がある」ということだが、放流しただけ釣り尽す点は変わりがないようだ。またそれらに今年は参加をしていない。そんな上平橋の上から多くの餌釣り師を眺めながら、荒川に向かった。
  平日ということなのか、鬼怒川のイベントが2か所で実施されているのか、荒川には人はだれもいない。毎年のことだが6月頃になると、ここではヤマメは30cm前後のものが結構釣れるため楽しみにしている。
  まずは目の前の堰堤上をじっくりと攻めるとする。活性が高ければ堰堤肩にもヤマメは付くこととなり、歩きやすいと堰堤の上を歩くことは禁物だ。水生昆虫のハッチなどがないのだろう活性は高くない。それでも石に挟まれた複雑な流れに耐えて流れたフライは吸い込まれた。8ft6inの#3は今日初めての乗客を乗せてネットまで送り込んだ。それほどの出来栄えでもない#12のパラシュートは申し訳ないほどうまく口に刺さっている。まずまずの28cm。その後石の前でロケットの打ち上げがごとく飛び出したヤマメはフッキングせず、その後尺はあろうヤマメは、あろうことかネットイン前に勝手にリリースされた。
  一つ下の堰堤まで土手を下り、再度釣りを始めた。強烈な流れを凌いで流れるかように、そこはヤマメ好みの流れを形成している。あっさりと20cm程のヤマメが釣れた後、次のヤマメがフッキングしリーダー・ティペテットの結合部が切れた。
  あまりの強風でフライの落とし場所は、全く予想がつかない。ティペットが少しでも短いときなどは、ロッドをちょっと持ち上げた瞬間フライも宙に浮かんだ。しょうがないのでウェットでも流そうとバラバラな4本の#5ロッドを継いだ。スイングしているかもわからない中、落ち込み手前の石の前でヒット。27cmのヤマメは美しい。
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20190518daiyagawa01 栃木県大谷川20190518daiyagawa04
◇2019/5/18(土) ◇晴れ時々曇り ◇24℃
◇5尾(ニジマス4尾)  ◇ヤマメ・ニジマス ◇20cm(ニジマス32cm)
◇釣行時間 9:28〜11:56 
 
 霧降大橋より上流に入る。C&Rと異なり人が結構いるのだが、堰堤下での餌釣りなので背には人はいない。ただ川を歩いていると、柳の綿毛の舞に、国鳥雉の声。
 この風の中、スローな3番ロッドではとにかくフライが思った場所に落ちない。しからば初めから CND GT 8’8” #4 Single
 T.Loopで強風対策。しかし下流から吹き上げる風によってしばしばフライがロッドに絡みつき、情けなくなる。
  素晴らしい流れに魚は居らず、幾度流すとも反応は得られず。川沿いの大きくとられた広場にはゲートボールに興じる年配の方々が、スティックとボールが勢いよくぶつかる「カチン」という音と歓声が広がった。そんな中、ちょっと背中を丸めた自分はすごすごと川を這い上ることとなった。
  でも下のほうには何故かC&Rのフィールドが見え、「こっちのほうが釣れるよ」と言っているようでもあった。そんなお誘いに従うかのように移動した。

  すでに一人のフライマンが2つ目の堰堤の上を釣り上がっている。フライはカーブフックに巻いた#12パラシュート。近づいたセキレイが、束になった水生昆虫をくちばしの先に銜えている。
  いつもの背に到達。すべての魚はこの場所一か所で釣れていて、もちろん未フックアップは数知れず、ほとんど1時間ほど移動はなし。おそらく朝一であればヤマメが流れの主役で、昼近くになると何故かニジマスが幅を利かせているような感じがする。それでもフライがちょっと緩いところを流れると元気よくニジマスが押さえ込む。サイズはいいので引きはいい。「これでこれがヤマメだったら・・・」とニジマスが釣れる度に考える。 
  
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20190511daiyagawa01 栃木県大谷川C&R20190511daiyagawa04
◇2019/5/11(土) ◇晴れ時々曇り ◇23℃
◇10尾(ニジマス2尾)  ◇ヤマメ・ニジマス ◇24cm(ニジマス30cm)
◇釣行時間 9:52〜11:56 
 
 今日は鹿沼方面から大谷川に向かっている。日光街道と同じように杉並木の巨木が道沿いにそびえ、枝葉の隙間から、夏日にさせようと暑い日差しが差し込んでいる。

 まあ結果2時間で10尾という好釣果なので、すべからく活性が高いことは想像でき、その背景には水生昆虫のハッチもありそうだ。釣れそうな場所からは反応があり、#12のパラシュート(色はグレーとイエローのみ)で何の問題なく食いついてきた。釣り上がって1時間が経過した時、「まだこんな場所か」と振り返ると入渓点がすぐそこだった。もちろん放流から月日が流れ彼女たちも豊富な餌を食らって、25cm前後まで成長しているものもいる。
 なので、釣り上げたことより、途中で針が外れて惜しいことを書き記しておきたい。
 まず1尾目 大岩で流れは二分されているが、手前の中央の流れが主流で白泡付きの段々の流れ。奥の左岸際はその下流にある大岩に流れを遮られ、中央に合流している。水が少ない場合は緩い部分が結構あるのだが、今日は短い。緩い流れから主流への合流地点でピンクのインジケータが流れにもまれた瞬間、ヒット。どちらかというとウェットのように手元への当たりで合わせた形で、針がかりが浅かったのか途中で外れた。ただフライが水面に浮いている間は一度も顔を出さなかった。
 2尾目 最初の堰堤下、複雑に流れが入り混じり、大きな巻きも入り予想もつかないようなフライの軌道を作ることもある。一番左岸側の流れが直角に流れ込み、ぶつかると流れは何もなかったように元通りにも見える。その脇の緩い流れ、水深は結構ありそうだ。あまり移動もせずにフワフワ浮いてるかのように思えた瞬間、垂直に浮上しフライを食った。びっくり合わせで、フライが切れた。11:30を過ぎると下流からの風が強くなり、思うようにフライが落とせない。特に段々の堰堤一つ一つの流れには結構な魚がいるため、丁寧に流したいのだが流せない。そんなある種の絶望から渓を離れることとした。
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20190506arakawa01 栃木県荒川C&R
◇2019/5/6(月) ◇曇り ◇23℃
◇5尾  ◇ヤマメ ◇21cm
◇釣行時間 9:49〜11:55 
 
 気圧の状態が悪いらしく、「山は危険だ」としきりに天気予報で言っていたので、土曜日に引き続き、荒川に来た。平地の林にも藤の花が満開を迎えているようで、緑に淡い紫が遠くからでもよく目立つ。
 今日はC&R最下流部に車がないので、ここから入渓・・・、目の前にルアーマンがいる。上流から釣り下ってきたのか・・・話を聞くと思ったほど釣れてはいないが3〜4匹程度と言っていた。土曜日も気になってはいたのだが、カワウ対策なのかネットが横に張り巡らされて、非常に釣りずらい。・・・というとネットが張っていないのは放流されていないということとも考えられる。それを裏付けるかのように、ネットの下をフライをくぐらせて流れに落とすとフライに出る。ただし低い体制のサイド投法で、ドラッグがかかり万事休す。
 
 比較的落差のある堰堤の下、ちょうど10時ごろか。時折水生昆虫も流れては来るが、それほどの量ではない。それでも魚の活性が高まっている。20cm程度のヤマメが#12のパラシュートを丸のみのみならず、5cm程度のウグイまで必ずフッキングしてしまう。20190506arakawa04
 堰堤から落ちる大量の水で白泡が沸き立つ直下の右岸側、強い流れが左に寄れていくのでヤマメ好みのゆっくりとした流れが形成されている。ここもまたネットが張られているので早いキャストでネットの下側にフライを通す。ここで3尾のヤマメが顔を出し、2尾をランディング。
 
 雑な攻め方をしたせいか、フッキングミスや合わせ切れを多発させた。どうしてもロッドの長さ硬さによってキャスティングや合わせのタイミングなども微妙に合わせるしかないのだが今日はどうも土曜日の名残があったらしい。
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20190504arakawa10  栃木県荒川C&R20190504arakawa12
◇2019/5/4(土) ◇晴れのち曇り ◇25℃
◇5尾  ◇ヤマメ ◇22cm20190504arakawa13
◇釣行時間 9:09〜12:52 
 
 放流後2週間、GWも後半差し掛かり、荒川はどのようになっているのか?はたまたHP作成には今回よりMicrosoftExpressionWeb4をビルダーから変更し、どのように出きるか心配だ。
 それにここら辺では、TV報道にもあるような、巷のやれ海外だの、高速道路の渋滞などは全く感じられず、家族総出の田植えがそこらかしこで行われている。

 川の人気状態といえば、数台の車がC&Rにあり、数人のテンカラ兄弟やルアーマン、フライマンがいるようだ。また雨が降ったことと田植えへの水の供給のためか、水量は多く釣りには非常にいい感じとなっている。ロッドにラインを通し、水面を眺めながら、川へ降りて数投目に既に結果は出てしまった。大石の間を抜けるように流れ、周辺より何故か盛り上がっているようにも見え、その区間が比較的長い部分にフライを乗せると#12の濃茶色のパラシュートに食いついた。ネットに収めたまま画像に残したいがそんな適当な場所がないためウロウロした。
 写真を撮り終え、元の場所に戻り、今釣り上げた場所で数投前に中央部の流れですでにライズを発見していたので、そこにフライを流した。自分から流れへはアップサイド、1回の適当なメンディングをしただけで最後まで流れそうなそんな場所でヤマメはイルカのように水面に姿を現し、フライを水中に押し込んだ。「いい引きだ」このスローアクションの#3はこのサイズでも魚をまともに制御できない。

 その後も本来いそうな場所でヤマメに出会え、緩い流れでは鮠、堰堤下では稚鮎の反応がすこぶるいい。11:00から休憩1時間、その後同じ流れを釣り上がったが釣れた流れからは別の魚が入っていることはなく、1尾を追加して釣りを終えた。
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栃木県大谷川
◇2019/4/27(土) ◇曇り時々雨 ◇11℃
◇3尾  ◇ヤマメ ◇19cm
◇釣行時間 10:39〜15:44 
 
 寒さが戻ってきた。数日間雨が降り、数日前までは夏日となっていたが一転10℃前半の寒い1日となった。大谷川の正面の山々の裾野には、雪のスプレーを吹き付けたかのように白くなっている。

 大谷川にひと気はない。C&Rにも1台の車もなく、新たな来訪者もない。さらに水生昆虫も訪れることなく、急激に冷え込み、数日間に降った雨のため水量も増え、時折吹く強風に嫌気がさしたのか、ハッチも起こらない。GWの始まりだというのに・・・。
 久しぶりにThomas & ThomasパラダイムPA863にラインを通した。このモデルは繊細とか、バンブーの香りを残してとか言っているが、今使うとやたら重く、それ程やわらかいわけでもない。それでも開けた川で時折風が強く吹く場合重宝している。フライは#14パラシュート。#16を付けたがよく見えないので止めた。風に負けまいと振りぬいていたら、ティペットがくしゃくしゃになって団子になった。3度も。
 じっくり、丁寧にフライを流した。
あまり歩くと疲れるのが本音なのだけれども・・・。。肩に2尾とも珍しく陣取っていたため、釣れてくれた。1尾は鳥に突かれたのか、体に大きな傷を負っていた。そこは堰堤下の敷き詰められているブロックの最後の部分で、直線に伸びたブロックの肩でもある。時折雲間から覗く太陽の光が差し込むとき鮮烈な流れは非常に美しい。実務的には、コケに覆われた石の上を歩かなくてはならない前週の荒川と比較すると 水量はあるが非常に歩きやすい
 午後にも同じ流れを釣り上がるも、ハッチがあって活性が高くなっている状態でないので、途中で引き返し下流域に移動した。移動した場所も同じようで全く反応がない。ただ一度だけ、堰堤上の大石の下側の緩く流れる場所で、もんどりうってフライに出た。しかしフッキングには至らず、再度同じ流れを流すとさらにでたが乗らなかった。その後はフライを替えるも反応はなくなった。

 

栃木県荒川C&R
◇2019/4/20(土) ◇晴れ ◇19℃
◇6尾  ◇ヤマメ ◇21cm
◇釣行時間 10:20〜14:54 
 
 10:30頃にC&Rの成魚放流が始まった。それ以前には餌釣りコーナーの釣人の目の前にバケツで放流している。その放流の団体(魚を入れたトラックと各自4・5台の車を引き連れて・・・・)が移動してくるのが見える。餌釣りの川沿いには止める場所もない位にびっしりと車が並ぶ。反面C&Rコーナーでは当日ドライでは釣れないと感じているのか、人はまばら。ルアーマンが3〜4人、フライマンが2人程度か。釣り上げて分かったが、あまりに魚体がひどい状態で高画質の写真でお見せできない程だ。ただ車を止めた場所から釣りが出来るこんな場所は、限定された体力しか持ち合わせていない自分にとっては非常にありがたい存在だ。今職場では、食事の後、6基も並ぶエレベータの奥の階段をひたすら登ることが流行っているが、一度も参加したことがない。

 もちろん#3ロッドでドライフライを流してみるも、流れに浮かんで流れるだけで何の変化もない。 ・・・今バケツから送り込まれた傷ついたヤマメたちにそんなライズをするほどの体力も気力も残っていない・・・ 田んぼに水を引き入れているのか、泥系の濁りが多少入る。7Xのティペットを切り、リーダーに直接ビーズヘッドのマラブーを装着。 ・・・そこまでして釣りたいか?・・・ 水たまりの様な場所に投げ入れリトリーブするとヒット。このままある程度やっては見たが、見た目が悪いので、昼食後、CND GT 9' #5 Single Accuracy SP.に変更。多少大げさ感はあるが、シンキングリーダーがラインについていたので、こちらを選択。ドロッパーに#14パートリッジ、リードフライに#14シルバーマーチブラウン(久しぶりに使った)。とにかく当たった。15匹程度は「ガン」っとフックに食いつき、シルバーの魚体がうねった後にはずれた。何せ、流れにナチュラルに乗せてスイングというわけではなく、投げてフライがまっすぐになったら、ひたすらチョンチョンリトリーブなのでフッキングはしづらい。 ・・・禁じ手に近いが、放流後のいたいけなヤマメには効果的?・・・
 みんな自分の目の前の放流場所で粘っていたようだが、今ではほとんど上流部に人が見えなくなったので、一気に土手を進んで、そこから釣り下った。14時を回ると魚も安定してきたのか、間違ってライズなどを見せるのでを丹念に流しては、リトリーブ。結構な割合であたりがある。面白いようで悲しき釣りでもある。
 トンビも放流を待っていたかのように低空飛行で水中の魚を探している。

 

栃木県箒川・鬼怒川
◇2019/4/13(土) 4/19(金)
 
 4/13 この日は北関東道をひた走り、県境を超えると目の前に頂と山裾沿いにくっきりと白い雪が見える。山と空の境目は同じ淡い水色ではっきりとしない。
 釣れない釣りシリーズとして、気になる箒川(ダム下)向かった。おそらく「魚を放棄?」とでもいうべき存在でもある。この時期水生昆虫のハッチでもあれば、結構いい魚に出会えるのではという期待もあったが、ライズは一度もなかった。餌釣りの方も多く、場荒れは仕方がないがもう少し上流にいければと思う。
 
 4/19 今日の課題は「ウェットフライで流せばライズをしないヤマメは釣れるのか」という点で、鬼怒川に向かった。結果「釣れない」ということになるがこれもあまりたいしたデータになりそうもない。
 多少移動し、以前コカゲロウのスーパーハッチでライズだらけだった場所に。公園の前では見えるハッチもないのに散発なライズがある。これにはまると・・・と思いつつ、最適と思える場所からキャスト、フライが流れただけで全くライズがなくなる。しばらくするとライズが始まり、またもや消え失せる。
 プールに移動。こちらも今日はハッチがなく、ライズも確認できず。マムシの子供がいたのでちょっかい出していたら下流から一人のフライマンが・・・。「ライズありましたか?」「ありません」と答えると自分が今までいた場所に向かっていった。
 その後2時間ほど車で寝ていると、すごい雨が降り始め、目が覚めた。遠くを見るとまだあのフライマンは川に立ち続けているようだ。
 
 

栃木県粕尾川
◇2019/4/8(月) ◇曇り ◇9℃
◇5尾  ◇ヤマメ ◇18cm
◇釣行時間 11:05〜14:33 
 
 平日でもあり、どこか最近行っていないところということで「粕尾川」ということにした。たいした理由もないが、自宅から110km、友部インターから北関東道、東北自動車道栃木インター下車。現地へは1時間45分程度で着くため手頃である。粕尾川の今日は、まあサクラなどは咲いてはいるが、ずっと曇っていたせいか寒々しく春はまだ遠いという感じはある。渓相は大石ごろごろで、水流が乏しいのか、コケが生え非常に歩きずらい。フライマンのみならず釣り人は一人もいない。釣り場の貸切状態は「釣れない」とイコールでもあるので心配が募る。川べりに立つ看板には「釣り券2,000円で現場は4,000円」とか書いてある。おそらく無許可の釣り人が絶えないことと同時にそれを取り締まることも難しいことからこんなことになったのだと感じられる。

 ポイントは非常にわかりやすいのだが、全く反応はない。ガガンボやストーンフライがちらほら見えるのだが、プールなどでのライズはない。小さなヤマメが背でスプラッシュなライズがたまにあるのだが、フライを流しても反応はない。その上すぐさまライズは消えてしまう。午前中は魚の反応する付き場を探す為、手当たり次第いろんな場所にフライを投げ入れ、ドラッグを解消することを最大限行った。その導き出した結果は「よく分らない・・・」

 午後になるとコカゲロウなどもハッチしはじめ、「これは!」と思ったが、まともなライズには出会えなかった。とにかく魚が小さいのでフッキングが難しい。まともなサイズは「パシャ」と出るもののおそらくほとんどフライを銜えていないようだ。
フッキングをよくするためフライを#18クリップルに替え
、7Xで何度か切れてしまったティペットを6Xにして長くした。一段上から左岸側を流れ、遮るように正面の石がある為流れは直角に曲がって落ちる。その流れが曲がったあたりにプカプカ漂わせるとヒット。

 

栃木県大谷川C&R
◇2019/4/6(土) ◇晴れ 強風 ◇19℃
◇8尾  ◇ヤマメ ◇22cm
◇釣行時間 11:28〜14:03 
 
 今週は木曜日あたりから気温上昇があり、このまま気温は高いままだそうだ。4/1よりここ日光地区の大谷川が解禁となり、そのエリアに含まれるC&Rも解禁となった。自分がいる間、数台入れ代わり立ち代わりいたようだ。全てがルアーマンのようで、時折吹く強風の影響もあるのか、フライを投げ入れる人はいない。終わってみると合計何尾釣ったのか、定かではなく、幾度となくフライに出てはフッキングに至らないものや釣り上げては写真に残したり、非常に充実した日となった。

 ここはC&Rの下のよく、「おこぼれ頂戴」の餌師のいる場所で、これぞフライフィッシングという感じで釣り上げた。8ft1in#3、フライは午前中までつけていた#16ガガパラからオオクマを意識した#14パラシュート。強風の収まったその瞬間、手前の2m程の流れをまたいで、その奥にフライを落とし、一度メンディングを行うとゆっくりフライは流れだした。50cm程流れると浮上したヤマメがフライを銜えた。直後にある石の後ろに魚は落ちていったが、魚の大きさと後ろへ回り込むのが難しい為、無理やり手元に引き寄せた。
 この時期一応放流魚を意識して釣り上がる。それは放流できる岸側の浅い流れがそうだ。通常は「こんな場所に?」と思うような流れに何匹もライズするといったことも度々起こる。本流から別れ何の変哲もない細い流れで、そこもおそらく通常だと本流を意識して釣り上がると、足元の流れといった位置関係だ。流れの最後にある石によって流れが幾分深くなっている感じの場所でヒット。

 ここは見るからに大本命。長いランではあるが上流部の石の位置関係で周りよりはるかにヤマメ好きの流れになっている。午前中の一流しでは、全く反応がなかったが、午後一2尾を釣り上げ、フライに浮上した魚は数尾、時間をおけばヒットする可能性もある。
さらに上流、毎年堰堤の段々で必ずどんな状況下でもフライに反する場所がある。やはりそこにはいいサイズの魚が3度浮上したがフッキングには至らなかった。するとその上では1尾をヒット。さらにその上でも・・・。今年は注目すべき場所かも・・・。
 このC&Rの釣りを終え、まあ放流魚という感じはぬぐえないが、車を止めてすぐ前の川に降り立ち、1分もしないうちに魚を出会えるなんて、そうあるもんじゃないと深く感動した。誰か持ち帰られて仕舞うのか、流れてしまうのかわからないが、秋頃に尺を超える魚に出会えないことが悲しい実情ではある。

栃木県鬼怒川
◇2019/3/30(土) ◇曇り時々雨 ◇11℃
◇0尾  ◇ヤマメ ◇cm
◇釣行時間 鬼怒川9:27〜13:59 
 
 何故か荒川へ行く途中、鬼怒川で釣れる確信が沸々とわき、今年初めての場所の鬼怒川に向かった。よく「最後の一投」にあるように、釣れて初めて「釣れる確信があってハンドルを急遽鬼怒川に向けた・・・」などと記する傾向があるが、実際今日は釣果ゼロである。さらに一度も足を浸したことのない場所でライズを待つことになる。
 すると到着後しばらくするとライズがあるではないか。あまりに散発で、ライズポイントを確信できない。そもそも初めてなので、この流れのこの石の上とか、木の張り出している前とか位置関係がはっきりしていないのである。
 そんな車のリアゲートを開けたまま、ベストも着ずに川面を見ていると、ひとりの方が話しかけてきた。まあ話好きの釣り好きの方で、あまり変化のない川面をずっと見続ける自分にとっては継続の力とはなった。しばらくして一つのライズを発見したことと、ウェーダーに突っ込んだ両手の暖だけでは、寒さに耐え切れなくなったことから、後頭部に話し続ける彼の話を遮って川に降り立った。
 
 そこは取水場の下で、流れも鬼怒川といっても小規模なもので、両岸は枯れ草、枯れ枝が邪魔に生えているものの、水深はある程度あり、ライズは中心から左岸側であるようだ。後ろが高い土手と枯草なので、腰ぐらいまで川に立ちこみ、それでもアップクロスでキャストするのが精いっぱいという感じ。水面に流下する水生昆虫は確認できないことから、かなり小さめのフライを選択したつもりではあるが、一向に魚からの反応はない。しばらく試してはいるものの、厭きれて昼食。
 その後対岸、左岸側に渡り、アップでチャレンジしようとしたが、ライズがない。すごい大量のコカゲロウ#22〜18のようなメイフライが大量に流下している。それでもライズがない。しょうがないので取水場の上のプールに移動すると、一面に先ほどの帆を立て流れる小サイズの水生昆虫が流れているではないか。ライズも頻繁に。しかし、ライズに流し込むと、フライに反応してライズがなくなり、さらに先のライズにフライが届かない#3ロッド。四苦八苦の末、惨敗退路を余儀なくされた。

栃木県鬼怒川→荒川→大谷川
◇2019/3/23(土) ◇曇り ◇8℃
◇2尾  ◇ヤマメ ◇20cm
◇釣行時間 鬼怒川9:25〜10:26 荒川12:06〜12:52 大谷川13:25〜14;48
 
 昨日までは20℃の最高気温とか言っていたものが今日は、チラチラ雪が舞う状況で、ひどく寒く今シーズン釣行で最も厚着となった。そしてネックウォーマー、手袋とフル防寒スタイルだ。
 鬼怒川は上平地区、先週あれだけいた釣り師が3名ほど、ライズを探すも全くなくハッチもほとんどないようだ。荒川に移動。これまた釣り人ゼロ。虫の気配すらない。
 こうなると、どうしても魚の姿を見たいという欲望に駆られ、もう移動慣れした大谷川へ。
 こちらも釣り人はいない。鬼怒川からセットし、使ってきた8ft8in#4ロッドのまま、#14パラシュートフライで釣り上がる。このポイントは3度目となるものの、どの場所で出るのか予想がつかないので、とにかく数多く流してみる。川の中央に立ち、アップから次第に真横になるまで、下流側からの風を考慮しフライを流し続ける。1歩進んでは同じことの繰り返しだ。意外と早めに結果は出た。ほぼ真横に流していたフライにヒット。
 その後、同じような付近をダウンでフライを流していると、ライズ発見。キャスト、メンディングで一発でライズ地点に流すことができ、ヒット。右岸上流に移動し、手頃な浅瀬でヤマメは被写体となる。すると機関車の汽笛が聞こえ、振り返ると二人のルアーマンが堰堤下を流していた。さらに下流域のなんでもない平瀬で「バシャ」というライズを発見し、これまでのパターンであれば「いただき!」という感じではあったのだが、フライの姿勢が悪く修正をしていたら全く反応がなくなった。これまた『2尾のジンクス』を破ることはできなかった。
 厳しい寒さの中、キャストを繰り返していると、フライラインがキャップの先についていたクリップ式の拡大鏡(パッケージにはClip on Magnifireと書いてある)を引き落とした。大事な大事なフィッシングツールであり、完全必需品ともいえるその拡大鏡が、水中に・・・。しかし比較的浅く、クリップの部分が黒い為、在処の判別は容易で、すぐさま水に手を入れた。拡大鏡を水中でつかむことができ引き上げた。難破船から黄金の宝物を手にしたように喜びが湧いてきた。その手元に戻った安堵感と袖や手袋から滴り落ちる水の冷たさで今日の釣りは終わりとする。
 

栃木県荒川→大谷川◇2019/3/16(土) ◇曇り ◇10℃
◇2尾  ◇ヤマメ ◇22cm
◇釣行時間 荒川9:36〜11:52 大谷川13:09〜14;16
 
 解禁後釣行第3弾!気温低下、雨の予報。荒川リベンジに向けて、上河内スーマートインターを降り、県道63号線を走り鬼怒川にかかる上平橋を渡ると、すごい数の餌釣り師。今日は鬼怒川放流日、流れの左右におびただしい数(それ程でもないか?流れが広大なので・・・)釣人が立っている。この影響で荒川の河川際の道路には一台の車もない。その後の移動先の大谷川にも一人もいない。魚釣りなぞ、基本こんなもんなのかもしれない。渓流解禁、成魚放流場所に集まり、魚を捕って、自慢して、食べて、また次の成魚放流場所に集結する。ん〜。
 荒川C&Rには2名のフライマン。最近にはめずらしく気温が低い。一応釣り上がり、「ライズなどは・・・」と探してみるも、水面は何の変化もない。ユスリカ、メイフライなど幾分ハッチしているようだが、魚の捕食体制へのスイッチを入れるほどではないようだ。
 「このままいても水生昆虫のハッチ=ライズとなるのだろうか?いや1日このままなのでは?・・・」移動決断の時、北上して小河川か、前週釣果のあった「大谷川」か。今持っているロッドが8ft6inの為、替えるのが面倒なので大谷川にした。ここから20数キロ、40分程度の移動時間か・・・。

 大谷川に着きしばらくするとまだら模様の羽をもつメイフライが水面に浮かんでは、羽ばたきヤマメを誘っているようにも見えたが、全く反応がない。いや自分にはライズが見えていないのかもしれない。
 やはり前回と同様の場所で、何の変哲もない浅い背なのだが、大石で流れが二分されている。鮮烈とした流れは、軟なつま先をジリジリと染み込むような冷たさで痛めつけている。流れは速く、幾分流した挙句ピックアップすると、すぐさまフライが動く。つまりドラッグがかかった状態なのかもしれない。ティペットを長くする。向かい風なので、投げづらくはなるが仕方がない。
 そしてティペット調整後、試しに流したフライに出た。一瞬竿を立てるのが遅れて、手元に重みは乗ったがすぐさまはずれた。その1m程下流に同じフライを流すとヒット。小ぶりなヤマメだが、ボウズを免れた一尾は貴重だ。ストマックを見るとやはり#12もあろうメイフライの尾っぽがちぎれて出てきた。ここで疑問が残る。何故ここにヤマメがいて、今週もここにいるのか。流れが急で、餌も豊富でなさそうでその上餌釣り師に釣られることもなく・・・。私感的には、放流場所が近く、水が冷たくまだ深場に移動するほど体力がない。堰堤下に陣取る餌師にはここがポイントとして映らない。つまりライズがあり釣れるのだ。
 上流下流とうろうろしていると14時が過ぎた。1時間前釣り上がった時、ライズがあったと思い、核心なきままにフライを流し続けたが、何の変化も起こらなかった場所にダウンでフライを流し込むとヒット。今年最大の22cm。「最高!!」とでも言いたい気分だ。ほんとは言ってしまったのだが・・・。
 

栃木県大谷川◇2019/3/9(土) ◇晴れ ◇14℃
◇2尾  ◇ヤマメ ◇21cm
◇釣行時間 10:30〜14:00
 
 解禁後釣行第2弾!大谷川。風で寒いのはどうにでもなるが、「世界一長い並木道」としてギネスブックに認定された杉の木々によって、日光・今市界隈に花粉をまき散らしているように感じているのは自分だけなのか。とにかくつらい。
 枯れ葦の間を流れる鮮烈な水に、偶然にも魚が釣れることがあれば、手を浸すこととなる。その冷たさは、ウェーダー越しにかすかにうかがい知れたことではあるが「切れるような」という表現が一番合っている。でもふと目の前の堰堤を見上げるとその奥に連なる高い山々は白い雪、美しい情景にロッド振ることを止めることもあった。

 さて、大谷川は下流部が3/1に解禁となり、C&Rのある上流部は4/1の解禁となっている。特に3/3には東武鬼怒川線鉄橋から並木橋まで放流が行われたようで、釣り人も多い。はじめに鉄橋より随分下流域から入るも、ライズなし、反応なし。その後、場所を替え釣り上がるも反応はなかった。
 11:00頃より大谷橋上流の駐車場から川に降り、目の前の堰堤のコンクリートを横に歩き、2分された流れの太いほうから釣り上がる。
釣り人は堰堤下に餌釣り師が2〜3名、ルアーマンは2〜3人釣り上がったり下ったり。餌釣り師の一人に釣果を聞くと、ネックウォーマーから漏れるように「1匹だけ」と言った。SLの汽笛が聞こえるので振り返ると、大谷橋の下の方に見える鉄橋をゆっくり目にSLが走る。
 このくそ寒い3月上旬に、浅い背にその反応があるとも思えないが、一応流していく。大谷川は意外と解禁当初でも背にいることが多い。すると浅い背に水面が変化した様に感じた。ライズとは言い切れないがとりあえず、#18尾なしカワゲラスタイルパラシュートを流す。即「出た」あっけなく今シーズン1尾目の登場となった。小さいがヤマメだ。「いい。」ネットは魚が小さくても大きく見えるように小さ目だ。「せこい。」
 よく見ると、黒っぽい虫が浮いているようにも見える。すると立っている場所の左でもライズ。この流れは5m程先の大石が流れを2分しているようで、自分はその真ん中に立っていたようだ。結構激しいライズ。下流からの強風もあり、ティペットが伸びきらないように頭越しにキャスト。水面をフライがしばらく流れるとまたまたヒット。1尾目の必死さは抜けてはいるが、今堰堤を歩くルアーマンが見ているかもしれないので余裕のランディングを心掛けた。
 午後からも同じ場所でライズが起こるのを楽しみに釣り上がるも全く反応はない。やはりライズがなければ釣れない。するとマダラっぽいのが浮かんでいる。何尾がずっと目で追ってみたが食われることはなかった。するとさらに浅い岸際でライズ発見。そのまま上流から流し込むとフックアップはしたもののはずれてしまった。
 
 

栃木県荒川C&R
◇2019/3/2(土) ◇晴れ ◇14℃
◇0尾  ◇ヤマメの予定 ◇0cm
◇釣行時間 11:40〜15:10
 
 今年も解禁しました。ただ不幸なことに去年に引き続き、またもや初日「ぼうず」ということで1日を終えてしまった。天気も晴れで気持ちよく、風はまあひどく強いのだが、いつものことだ。釣場の環境というと、枯れ葦は切られ、野焼きをしたようで、歩くのは非常に楽ではあるのだが、新調した白めのウェーダーに黒い焦げ跡がつくのがたまにきず・・・。
 
 ユスリカのハッチは14:00頃多少起こったが、ヤマメを揺り起こすほどではなかったようだ。一応釣り上がり、川歩きシーズン幕開けの限界点では各所を見て回ったつもりだが、ライズはない。もちろん魚の影も見えなかったが、どこかにいるのだろうか。
 上流部から車で降りてきた方に話を聞くと2尾ほど、ミッジピューパで釣れたという。これもまた現実で、釣れる人には釣れるのである。ライズはなかったがしつこくフライを流しての結果であるそうで、いつもの場所でいつもの釣りをしている者には、その幸運は巡ってこないのかもしれない。

 C&Rの釣り場全体を見渡すと、車は5〜6台程度か、餌釣りのエリアもあまり車はいないようで、その魚の釣れない程度が見て取れる。

 タックルに関しては今年新調したものはなく、
8フィート1インチ#3グラファイト、7Xティペット、フライは#18のストーンフライやミッジを意識したもの基本に流しては見た。
 ただ、今年もまた、渓流の流れを歩き、ロッドを、ティペットを、フライを、流し方を・・・「あーでもないこーでもない」言いながら始まった。年は1つ取ったものの、健康であり、普通の生活ができていることの証で、これもまた「解禁」とともに祝うことの一つと考える。


 
 


 
 毎年 あまり進歩のない釣行を続けています。
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